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やつらの声を遮断して

タレントや俳優が不祥事を起こして、作品や番組がお蔵入りになるのがよく分からない。「時の人」が出ているそれは注目度が増し、むしろ視聴率や興行収入が上がるのではないかと思うのだが、現場で繰り広げられるのはそんな簡単な話ではないのだろう。

「SUSURU tv」というラーメン屋を紹介しているYouTubeチャンネルがある。そのチャンネルで過去に取材したことのあるラーメン店がこの度文春砲を食らい、ネット民の攻撃は当該動画にまで飛び火した。

こういう暇人たちが日本には多いから、作り手は慎重にならざるを得ないのかな。

その点、Netflixはすごいぞ。一切の忖度がない。良いものを作って見せるという姿勢がファーストなのだ。ピエール瀧さんが「時の人」となっていた渦中も当然のように「全裸監督」は予定通り配信された。

最近配信が開始された「チアの女王2」も冒頭からぶん回しであった。
チアの女王はアメリカ・ナバロ大学のチアリーディング部に密着したドキュメンタリーで、シーズン1が好評だったこともあり続編が公開された。

部員で一際元気があったのはジェリーハリスという青年だった。シーズン1でもそのキャラは部内のみならず視聴者からも愛されるようになり、配信後はメディアにも引っ張りだこになった。

なんと!シーズン2はそのハリスが「児童わいせつ罪」で捕まったというショッキングな情報から始まる。監督も部員の逮捕に嘆いている。「とんでもないことをしでかしてくれたわ」という風に。
その冒頭がシーズン2のイントロダクションとして使われ、本編に入っていくのだが、捕まる前のハリスが普通に出てくる。むっちゃ密着されてる。惜しげもなく使われているのだ。

まさにドキュメントだ。一躍人気者となったナバロ大学のチア部。練習時間がまともに取れず、挙句の果てに部員の逮捕。そんな中でも彼女たちは王者の座を守り抜かねばならない。「捕まったハリスの将来も考えろよ」といった外野の声を一切遮断したその姿勢、Netflixも時代の長者へとなりつつある。

【1月22日の日記】

Today’s worksite was very tough. Moving many furniture without elevator by using just staircases… Please don’t live like there. The limit of my charge went beyond about 2 times today. I don’t remember exactly. Big stomatitis happened in my mouth. But I think you can grow up if only you go beyond. I grew up today. I have to do writing sternly like that.

今日の現場はとんでもなかった。エレベーターなしで階段での引越し。頼むからそんなところに住まないでくれ。力の限界を二度ほど超えた気がする。記憶があまりない。大きな口内炎ができた。しかし限界を超えてこそ成長があると思う。俺は今日成長した。執筆もこれくらい追い込んでやらないとね。

サポートしていただいたお金を使って何かしら体験し、ここに書きたいと思います。