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強みの探し方。

「強み」というのは自分で気付かない。
演奏が珍しい、声が特殊、ルックスがいい…etc

もう書ききれないほどにあるわけだが、本当にこれは難しい。

僕自身も果たして自分の強みがなんなのかよく分からない。

バンドマンでも社会人でも同じだと思うのだけど、「強み」というやつは圧倒的に主観よりも客観から探したほうが見つけやすい。なぜひとは自分だと自分のことが分からないのだろうと悩ましくもなる。

探しにくいものを探す一つのコツとしてアプローチを変えるというものがある。「どれが俺の長所なんだ!?」と索敵しても見つからないならば、難易度の受け止め方から探すのが良い。

つまり「他のひとからしたら大変なカロリーを使うだろうけれど、自分にとっては簡単なこと」を探すのだ。

じつは就活生の相談が来たときなんかはこれを伝えることが多い。
「長所を聞かれたらなんて答えればいいんすか!」というマジで何も考えていない大学生から聞いてもらえることが多いのだ。

申し訳ないが社会人の連中からすると「学生の長所」に換金できるようなものはない。残念だが仕方ない。なんなら「学生」というぐらいしか長所はない。
「じゃあなんで面接で聞くんだよ!」と思うだろう。
面接官もごく普通のサラリーマンなのでそんなことは分からない。ただ会社から聞けと言われているから聞いているだけという茶番なのだ。

そういった状況から長所を聞かれたら「苦痛への耐性力」をアピールするぐらいが温度感がちょうどいい。
「君の強みは?」「ずっとこれをやっていても苦じゃありません。続けてきました」という回答はわりと盛り上がる。面接官の仕事というのは「こいつはすぐに音をあげるやつなのか」というメンヘラチェックが9割だからだ。

それぐらい「耐久できること」は強みになりうる可能性が高い。

そもそも簡単だと思っていることなので、量を仕掛けることができる。時間も継続できる。そのため、総合的に試行回数を増やせるのだ。頻度を増やすだけで確率が常時発生していることになる。

難しいのは、「たぶんこれが俺の強み」ぐらいの検討がついたときだ。

それを活用して、運用していくというフェーズはまた別の難易度がある。この強みを誰に受け取らせるのか、そしてその果てに何を享受することができるのか。

ここが完成するとビジネスとして成立したり、しなかったとしても何かしら他者に影響を与えることができる。そうすればキャッシュポイント遠かったとしても強みの発信者に何かは巡り巡ってくる。

僕自身、「たくさん文章が書けるよ」という他のひとからしたら面倒そうなことが特別苦しくもないので強みにしてきた。こういったテキストをつらつらとWEB上に書き続けてもう7,8年になるだろうか。かなりの試行回数を重ねてきた。

小説になったり、映画になったり知らないひとから連絡があったりと良い面も多かったが、これが果たして正しい運用の仕方なのかよく分からない。もっと賢いひとならばこの強みをいいかんじに活かせたんじゃないだろうかとも思う。

「あ、これやり続けてもしんどくないわ!」というものがあなたにもあると思う。そこから人生をこじあけていくと音楽生活も普段の生活も明るくなったりするのかもしれない。


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