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ホルモンの働きで思考が決まり、行動が決まり、成果が決まり、人生が変わる

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬を飲んでいる。
脳の過剰すぎる働きに制限をかける薬だ。不安が暴発しそうなときに軽減する効果があり、ベトナム戦争でもアメリカ兵が射撃の命中率を上げるために使われた。

こいつの効きが芳しくない。ずっと飲みすぎて慣れてきたのだろうか。

そこでブプロンSRという薬を買ってみた。
アメリカではなかなか流行っているのだが、日本国内では許認可が下りていないので、個人輸入しないと手に入らない。

効果としては、血中に入れるとドーパミンを再取り込みをしなくなる作用がある。つまり興奮物質の濃度がupするのでヤル気が出て、気力が湧いてくるしくみだ。

人間はホルモンの奴隷だ。
ホルモンの働きで思考が決まり、行動が決まり、成果が決まり、人生が変わる。

「三大神経伝達物質のセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンのバランスで人生の質は決まる」というのが僕の持論だ。

だけどホルモン受容体の資質は脳のつくりによるものなので、遺伝要素が50%を占める。ホルモンは才能なのだ。神から与えられた資質だ。

筋トレ、姿勢、食事、睡眠といった生活習慣の見直しでも高められるが、外的要因で働きかけるならば、やはり投薬という手段を選ぶカタチにいたる。

ちなみに医学的には飲酒も投薬にあたる。
もっと言えば飲み会は集団投薬パーティーだ。僕もいろんな向精神薬を飲んできたが、アルコールほど「効く」薬には出会ったことがない。

当たり前だが、アルコールを摂取して、思考や体調に変化の起きない人間はいない。一定量飲めば、絶対に「誰しも」変化が起きる。脳に働きかけ、思考感覚を変化させる超即効性のある向精神薬だ。
二日酔い、悪酔いはバッドトリップにあたり、「飲みすぎ」ではなく薬のやりすぎと同じことなのだ。

おかしな表現になるが、僕は薬というものが大好きだ。神経に働きかけ、考え方や感じ方が変わると物事の見え方も変わる。

「クスリ好き」などと言うとデンジャラスに感じるかもしれないが、それは印象でしかない。最も危ないとされている覚せい剤も薬理作用はそこまで強くない。

事実として「人間やめますか?」なんて凶悪なものが数十年前までは薬局で売られ、多くの国民が元気薬として使用していたのだ。実際に服用した消費者全員が人間をやめていたら大変な騒ぎになっている。

むしろ危険なのは身体への副作用ではなく、違法かどうかだろう。捕まっちゃうことのほうがよっぽど危ない。

違法薬物を安易にやってしまうひとがいるが、なんでそんな愚行をするのか不思議で仕方ない。先日も知り合いが大麻で逮捕された。
禁止されていることを侵す快感は分からなくもないが、リスクがデカすぎるしリターンが弱すぎる。法治国家において、犯罪にあたるならば『危険』だ。

精神を変えたいなら合法のものがたくさんあるし、海外で流行っているものをディグってもいい。レコードショップでマニアックな音楽を探すのにも似た好奇心で、薬や精神と関わるのはそんなに貧しいことでもない。

もちろん先天的に安定した資質を持っているに越したことはない。「生まれつき美男美女だったらいいよね」というのと同じだ。だけど持って生まれたものだけで通用するほど人生は甘くない。ただ生きていくことは簡単なようで、とても難しい。

9月はライブが二本。興奮物質の再取り込みしないように気をつけて演る。きてね。

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