24.親は死ぬ
Q.駆け込みに来ました!
親が重い病気にかかりました。親との別れも脳裏によぎる中、私は何をしてあげるのが良いのでしょうか?
2020.7.9 takuさん(27歳・男性)
A.ご両親の回復をお祈りいたします。治るといいですね。
病気の相談になると「病は気から!」などと「性欲はスポーツで発散しましょう」ぐらいのしょうもないことを言ってしまいそうです。言わないように気をつけますね。
別れというのは人間の大きなテーマです。
そして親は「自分より最初に死ぬ存在」として大きなシンボルです。
書いているうちに僕も自分の親のことを考えました。
「あのひとたちも時期に死ぬのだな」と考えるほどに自分自身の幼少の記憶が呼び覚まされます。
ちなみに「何をしてあげられるか?」という問いの正解はありません。というより正解の数が多すぎるのです。
盲目になると見落としてしまいがちですが「正解なんて幾つもある」というファクトです。
親御さんのケースも同様です。喜ばせるには「正解なんて幾つもあるのです」という考えはやんわりと自分を救います。「何をしてあげられるか」なんていたわっているのですから充分です。ミスなんて無いはずです。
自分の子どもがヘラヘラ笑いながら生きているだけで、親はいいんじゃないでしょうか。自分の子どもが毎日泣いているのは苦しいと思いますよ。
ヘラヘラ笑ってあげるのはどうでしょう。
「病は気から」ではなくとも気休めになりませんでしょうか。気から休めしょう。その気はきっとご両親に伝わります。
自分が生きているだけで、誰かを満たしていることもあるのはいろんなひとに当てはまりそうですね。
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