啓発の果てに

身体に良いこと、脳と心に良いこと、パフォーマンス最大化、効率最適化。

これらが大好きだ。

趣味と言ってもいい。

「意識高い系ですか？」と言われることもあるが、顔面を殴るようにしているのであまり問題はない。

自分を強くするのが楽しいし、なんだか「人生変わるかも！」とワクワクしてしまう。

「試してたが続かず」というものや「あんまり実感ない」というものもあるが、まぁボチボチ習慣化されているものもある。

有酸素、無酸素運動、瞑想、文章執筆、読書、入浴、アファメーションコーチの導入。

ここらへんはそれなりに続いている。

「収入が上がるよ！」「人生が激変するよ！」などという煽り文句と共に、書店の自己啓発コーナーに並べられているようなアクションだ。

しかし冷静になると意外でも何でもない。

実際、自己啓発していれば収入は上がるに決まっている。やっていれば、それなりの戦闘力になるのだから稼ぎは良くなる。良くならないほうが不自然だ。

では僕は健全なのだろうか。分からない。

うつ病の薬とアルコール依存の薬を5種類飲んでいる。標準よりも不健全な気もする。

「キチガイですか？」と言われることもあるが、これまた顔面を殴るようにしているので、あまり問題ではない。

主観的には健康か不健康かはどうでもいいのだ。

「健康になりたい」とか「良くなりたい」という心の状態が気持ちいいのだ。安心するところもある。

そのためにサプリメントは15種類近く摂取している。

サプリ好きなので、外国から謎の製品を取り寄せたりしている。この前取り寄せたものは、一錠で動悸が止まらなくなったので捨てた。

これらを繰り返し生きている。一刻も早く死にたいと思うときもある。

健康の頂を目指しながら、道半ばで敗れたいものだ。倒れたままでいたい日が多かった。