ビーチクリーンとものづくりで海洋ゴミを楽しくアップサイクル。「SMILE RING PROJECT in湘南」
こんにちは!茅ヶ崎在住のイシヅカ カズトです。このnoteでは初投稿です。
ふだんは都内と地元の茅ヶ崎を行ったり来たりしながら、オンラインイベントやライティングを仕事にしてます。
僕もコロナ禍以降、地元茅ヶ崎にいる時間が増えました。
そのせいか、自分が住んでいる地域=ローカルで新しいチャレンジをする人によく出会うようになった気がします。
今回はそんな中のひとり、茅ヶ崎在住のちかさんによるプロジェクト「Smile Ring Project in 湘南」を推したいと思います。
この内容を一言でいうと「アップサイクル作品で環境問題を身近にし、ビーチクリーンやワークショップでみんなが楽しくつながるプロジェクト」です。
きっかけは小さな行動から
PJリーダーのちかさんによると、始まりはビーチでの小さな行動がきっかけ。
ちかさんのお仕事は医療関係ですが、ものづくりと海が大好き。そんな彼女は昨年3月にコロナ禍と共に茅ヶ崎に引っ越してきたばかりだったとか。
そんなタイミングのせいで、引っ越したばかりなのに外出ができず、ひたすら好きな海に行く毎日。
そのうちにビーチクリーンをしている人を見かけ、ふと真似してゴミを拾ってみたそうです。
ちかさん「都内にいる時もプラスチック問題については知っていたのに、身近な感覚がなかったんです。それが茅ヶ崎の海で何気なくプラスチックごみを拾ってみたら、思ったより集まってびっくり。
不思議なことに、次に海に行った日からはプラスチックごみがよく目に付くように。これまで何度も海に行っていたのに、全然ごみが見えてなかったんです」
チャレンジを地域の人たちが応援してくれるイベント「TAKURAMI(たくらみ)フェス」
そんなきっかけで「自分にも何かできることはないか?」と、SNSを見ていたちかさん。そこにはプラスチックごみでアップサイクルをしている方々がいて「アクセサリーなら私にもできる!」と思ったそうです。
そんなタイミングで、地域の情報を知るために出入りしていた茅ヶ崎のコワーキングスペース「チガラボ」オーナーの謙さんに「地域のチャレンジを応援するイベント『チガラボチャレンジ TAKURAMI』の枠が空いているから出てみない?」と声をかけられたのが、昨年夏の出来事。
コロナ禍で自宅にいる時間が多かったこともあり、すぐにアクセサリーをつくってイベントに参加。
するとイベントで繋がった参加者達から、地元サーフショップオーナーを含めて、地域の協力者を次々と紹介してもらったとか。
その後も昨年秋には同じくチガラボの「TAKURAMIフェス湘南」に参加したり、初めてのワークショップを開催。今年3月には茅ヶ崎のカフェで商品の販売とワークショップの同時開催と、プロジェクトは湘南地域全体へと広がり始めます。
「SMILE RING PROJECT in 湘南」の今後
そんなちかさんの今後の展開は?
ちかさん「もともと販売して利益を得ることが最終目標ではありません。この活動は私のライフワークです。継続、循環、つながりをテーマに今後はものづくりワークショップとビーチクリーンを同時開催して、プラス湘南の美味しい飲食店も紹介させていただきながら、ワクワク楽しいビーチクリーンができたらいいですね」
印象深いのは「問題を意識したとたんに、プラスチックゴミが目に入り始めた」というちかさんの体験。そんな体験を他の皆にもシェアしたい、というのがプロジェクトの目的だとか。
ちなみに「SMILE RING」という言葉には、「人々の笑顔をつなげる」という意味や、アクセサリーの「Ring」だったり、そんな意味も込められています。
ビーチクリーンからスタートした小さなアクションが、地域の協力を通して、楽しみながら社会課題を解決するプロジェクトに発展したという「Smile RingProject in湘南」。
海があり、人のつながりが温かい、茅ヶ崎らしいエピソードが詰まったこのプロジェクトを、皆さんにもぜひ「ひと推し」お願いしたいと思っています。
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