シゲさん

現在の探究テーマは「問いで耕す企業風土」。 ㈱たくらみ屋 代表取締役 1966年大阪市…

シゲさん

現在の探究テーマは「問いで耕す企業風土」。 ㈱たくらみ屋 代表取締役 1966年大阪市生まれ 滋賀県在住 6seconds認定 CEQF(上級)ファシリテーター TOC‐ICO国際認定 思考プロセス ジョナ登録 ソフトパワー研究所認定TOC最上級インストラクター

マガジン

  • 問い

    「問い」には固まった思考を砕き、流れを創る力があります。

  • 縁側力(メルマガ)

    不定期に発信するメルマガ記事を集めています。

  • TOC

    制約条件の理論について書いています

最近の記事

問い7 : ここに来た7つの理由は?

定番も、たまには問い直す 「どこの誰? なぜ来たか?」 先日、滋賀県の研修に来ていただいた皆さんには共通言語がありました。この言葉を使って皆さんに自己紹介をするのです。 「どこの誰? なぜ来たか?」はとても秀逸なお題で、職業を言う人もいれば所属部署を言う人もいるし、出身県を言う人もいるし、住んでいる街をピンポイントで言う人もいる。 なぜ?も上司の命令や友人の誘いは禁止なので、自分自身の理由、目的を考える。 「この学びは何のためにやっている」と言語化されてくると、より

    • 問い6 : 暗黙知の引き出し・手順を詳細化して「これでいいですか?」

      今回は、問いの言葉というより、問いを立てる筋力をつける方法の一つのお話です。 こんなこともできないの?!と思った時は、問いの活用を考える 「こんなこともできないなんて!」ってガッカリした経験はありませんか? 私は自分のスキルの無さにびっくり仰天したことがあります。 以前、イベントか何かで風船をたくさん結ぶ必要がありました。 私もその作業を手伝おうとしましたが、ここで衝撃の事実が発覚しました。 。。。なんと、私は風船を結ぶことができなかったのです。 何度結ぼうとして

      • 問い5 : TOCと言わずにTOCをやることはできますか?

        ここに来てなぜ「問い」を心血注いで探求しているのか。その理由を書いてみました。 TOCはなぜ広まらないのか? もう10年以上前になるでしょうか。私が経営理論や価値観のベースとしているTOC(制約条件の理論)のシンポジウムで、面白いディスカッションがありました。 「TOCはリスクが少なく実践した人のほとんどが成果が出るのに、なぜ広まらないのか?」 TOCの考える道具(クリティカルシンキング)を用いて皆さんで出した結論は、驚くべきものでした。 「TOCが広まらないのは、T

        • 問い4 : 育てたい人は誰ですか?

          「そういえば」はプロセスから根本問題をたぐり寄せる言葉 TOC講師のメンタリングを希望する方との事前相談。クライアント企業さんへの研修や実践指導の様子をお伺いしました。 学びも熱心、行動も活発な方ですが「力不足を感じる」ということ。 「どんなところに力不足を感じますか?」 「TOCで改善する可能性はたくさん見えるんですが、『やれる気がしない...』という社員さんの声になるんです。」 「やれる気がしないっていうのはとても気になる言葉ですね。その言葉が出るのはなぜだ

        問い7 : ここに来た7つの理由は?

        マガジン

        • 問い
          8本
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          2本
        • TOC
          2本

        記事

          問い3 : 質問と問いの違いって何ですか?

          質問の悪循環で人が辞めていく 「社長が答えをガッチリ背後に持って、どうすればいい? どうしたい?って聞いてくるんですよ。もう辞めようと思いました!」 あるマネージャーさんが言っていた言葉、忘れられません。 あるある!よくある! 「どうしたい?」は、一見相手を尊重しているように見えますが、問う方が完全に揺るぎない答えを持っているとわかってしまっている場合はどうでしょうか。 特にそれが上司部下の関係だったらどうなるでしょうか? 問われた方はその答えを「当てに行く」よう

          問い3 : 質問と問いの違いって何ですか?

          問い2 : これまで市場を決めてきたのは誰ですか?

          根本問題かどうかを確認する問い 根本問題を特定するワーク。ツリー状に並べた付箋の根っこに、2つの言葉がありました。 「目標が明確でない」 「顧客が決まっていない」 これまで売れていた事業が減速、今後の展開について考えている企業さんでした。 まずはこれが本当に根っこの問題か? を確認する質問。 「目標がバッチリ明確になれば、他の困り事も全部良くなりますか?」 「顧客がはっきりと決まれば、どんどん進み出しますか?」 本当に根本問題ならば、ひっくり返れば好循環が起

          問い2 : これまで市場を決めてきたのは誰ですか?

          問い1 : リーダーって何でいるんですか?

          6/1は、私の1999年から続く会社・株式会社こきょうの第26期のスタート。今日から毎日「問い」についてnoteに書くことにしました。 今日の問いは、「リーダーって何でいるんですか?」 問うべき問題の定義問いを立てるには、そもそもの問題をしっかり定義していく必要があります。 「間違った問いに対する正しい答え」は本当に厄介だって、ドラッカーさんも言ってます。 問う方法が間違っているって場合もありますが、多くは問うべき根本の問題から外れてしまっているという意味での間違った

          問い1 : リーダーって何でいるんですか?

          比較してはいけないという思い込み 〜 問いから暗黙知を引き出す

          技術が継承されない理由 その1 仕事がなくなると怖い 小島仁さんとのコラボTOCで「ベテランから技術が継承されない」という話題でディスカッションがありました。 「肝心なことは隠すんですよね〜。」 「それは朝も話題に出た、自分の仕事がなくなると怖いにつながってるんじゃないですか?」 「そうかも知れないね〜。」 「もし仕事が引き継がれても、自分の仕事がなくならないなら大丈夫ですか?」 「それは大丈夫だと思う!」 なるほど、これはよくありますね。自分が必要とされて

          比較してはいけないという思い込み 〜 問いから暗黙知を引き出す

          [縁側力] Vol.2 縁側の原風景

          → メルマガの登録・解除はこちらのページから いつも、あるいはたまに 森本繁生とお付き合いいただいている寄特で親愛なる皆様 さて、そろそろタイトルの「縁側力」について話してみましょうか。 そもそも私の縁側の原風景は、子どもの頃の夏祭りの季節。 踊るのが苦手な私は、広場の端っこの土手に座って、 みんながワイワイしているをぼ〜っと見ているのが好きでした。 わたしにとって、そこが縁側のイメージ。 縁側って、ウチでもソトでもない端っこを言ってるわけです。 みんなが笑って

          [縁側力] Vol.2 縁側の原風景

          [縁側力] Vol.1 メルマガ復活

          → メルマガの登録・解除はこちらのページから いつも、あるいはたまに 森本繁生とお付き合いいただいている寄特で親愛なる皆様 こんにちは。突然ですがメルマガを書いてお届けしてみました。 2024年4月1日。 何かメルマガを復活させたくなったんですよね。 エイプリルフールに復活って何かおもしろそうで(^-^) 第1号は、送りたい人に送っちゃいました。 ご迷惑だったらごめんなさいね。 メルマガって、ラジオみたいなもんでね。 Video Killed the radio

          [縁側力] Vol.1 メルマガ復活

          根本問題に立ち向かう TOC × EQオンライン相談

          どんな人に効く? 既存の事業に陰りが見られる? 迷いがある? 改善点がわからない? 新しい市場を開拓したいが、どこに集中していいかわからない? 集中しどころ(制約)はわかっているが、どうしても実践に踏み出せない? そんな事業者のために、集中しどころを論理的に特定し(TOC)、 対策を実行した場合に起こる感情エネルギーを活用して(EQ)、 実践力をアップする具体的方策を 1 on 1 で探求するオンライン相談です。 ・1人ではなかなか整理できない事業の根本問題に近づくこと

          根本問題に立ち向かう TOC × EQオンライン相談

          後悔なく生きる

          3.11。人生をよりよく生きるために、自分が大切にしていたことを1つ発見した。 それは「明日死んでも後悔はない」ということ。 3.11はいつも、自分の事業のきっかけが震災だったことを再び思い出す。 ネットで起業したのは阪神大震災、TOCを最初に活用したのは東日本大震災。 EQを始めたのもコロナ禍という、ある意味の災害というか非常時だった。 大きな災害が起こる時に、自分の役割が発動するようだ。 震災では、今まで当たり前にあったものがなくなってしまう。 その時できる

          後悔なく生きる

          和の発見

          2023年は大きな収穫が2つありました。 1つは、自分の人生の目標を「和の発見」と定められたこと。 どんなに人と人との間に調和を保とうと思っても、錯覚や思い込み、生物学的な認知の違いなどが邪魔をして叶わない時がある。 しかし人間は、完全に調和している自然の一部。 それならどんな人間の関係にも、何かしらの調和が存在するはず。 どんなに関係が悪く見えようとも。 相手と何かを創造したいと願うならば、分からない・見えない・聞こえないからと言って、それを諦めたくない。 調

          ゆずのご挨拶 2024年1月1日

          今年はご主人が「もちゅう」とかで、ゆずが代わりにごあいさつすることになったんやわ。よろしくね。 あいさつっちゅうても、わたしは大したことしゃべれんから、ご主人と奥さんが最近しょっちゅう言うてることばを紹介しとこ。 「いろいろある」「いろいろある」「いろいろある」 コロナ明けてご主人も外に出ることが増えたけど、どこに行っても会う人会う人が「いろいろある」って言うんやって。 コロナの4年間で静かにしていたことが、一気におもてに出てきてるみたいな感じって言うてたわ。 ほん

          ゆずのご挨拶 2024年1月1日

          食べられるようにして渡す。食べたい時に渡す。

          とっても美味しい魚が手に入ったよ!と、マグロを丸ごと渡されたら嬉しいだろうか? マグロを初めて見た人で、相手が本当に美味しそう食べているのを見たら、何とかそれを解体して食べてみるかもしれない。 でもマグロを当たり前に知っている人や、他にいろんな美味しい魚を知っている人は、まず手を出さない。 頭と骨は外してあげるとか。 皮は取ってあげるとか。 柵にしてあげるとか。 刺し身にしてあげるとか。 盛り付けて醤油もつけてあげるとか。 美味しいご飯と一緒に出してあげるとか。 食べ

          食べられるようにして渡す。食べたい時に渡す。

          ある工場にお邪魔したら

          「ボトルネックの助け合いが凄いですね。。。普段皆さんやっているんですか? 誰が困っているか見えているんですか?」 「昼休みに雑談して、誰かが大変だったらその工程に助けに行くんです。」 出た、雑談だ。雑談文化がある会社は強い。 月曜日一日を雑談の日にしている会社は、情報伝達力と対話力が半端なかった。それをまた思い出した。 定時は17時30分だが、17時に仕事終わってたら帰っていいよってことにしてるので、みんなどんどん仕事を前倒しもして、明日の仕事の準備をして、助け合って

          ある工場にお邪魔したら