育たない若手

仕事の話、ないし人付き合いに関わる話。

仕事で何をやらせてもクレームになる。
いつも何かしらのトラブルに見舞われてる。
そんな後輩A君(今年で新卒5年目)が居る。
2年前に筆者が所属しているチームに配属され、配属当初からそんな状況に頻繁に陥るA君を見て引きが強いな〜とか、彼に降り注ぐ不運に同情すら覚えていた。
ただ、その状況が丸2年経っても何も変化がないのだ。
相変わらずクレーム対応の自転車操業みたいな働き方をしている。
同僚、先輩も半ば呆れているような状況で、彼はどのように成長していこうとしているのだろう。
※ちなみにA君含め筆者達の仕事は建築業界の接客業

筆者が思うA君の問題点

・謝るスピードが異常
指摘されると光の速度で謝る為、本当に申し訳なく思っているのか疑わしいように見える

・敬語が不自然
顧客、職場の先輩、関係他社などへの口調が異常なまでに謙譲語(自分を果てしなく下に突き落としたような口ぶりが逆に馬鹿にしてるのかなと筆者の神経を逆撫でする)
筆者に対する会話の入り口が"お忙しいところ大変申し訳ありません、今少しだけお時間よろしいでしょうか"って、何に怯えてるのか。

・出来ない事を出来ないと言えない
顧客からの要望に対して、無理な要望もその場で断れず少し暖めてしまう。その間に顧客はもうやってくれるものと思い込んでしまい、やはり無理ですと回答するも聞き入れてもらえずクレームに発展。

・顧客の要望を汲み取れない
接客業でこれは致命的だと思うが、これまでの対応案件の内容を確認すればするほど客の要望に対して的外れな回答ばかりしている。
そりゃ怒るよ。

そんなA君は彼自身で普通の問題をより難解な問題にし、普通に対応すれば何ら問題のない顧客をクレーマーにしてしまっているのではないかなと思っている。
筆者も社会人になって今年で15年目になるが、ここまでクレームを拾ってくる社員には出会った事が無い。
でも思い返せば自分も新卒2〜3年目くらいの頃の客対応なんて、それは酷いものだったと自覚はしていて、そんな状況を見た上司が何かしらの対応はしてくれた。
※筆者の場合は接客禁止令が出た

そんなクレーム発生機、客前に出すなと筆者が社長だったらそう思う。
これは組織の問題でもあるがそんなA君でも現場に出さないと業務が回らない台所事情があるのだ。
直近の転職活動の際にも感じたが、建築業界の人手不足は深刻なのだなと、と。
※転職活動についての記事もそのうちまとめたいなと思ってます

転職活動も終わり、近いうちにこの組織を去る身なので、あんまり強くA君を指導するのもどうなのかなと思っていてモヤモヤしているのもまた事実。

今日も今日とて、A君の尻拭いで一日中現場回りをして夕方事務所に戻ると筆者が呼ばれていない(事前に参加を断った)飲み会の会費徴収一斉メールの宛先に筆者を入れて送ってくる等をしたA君には来週以降冷めた態度で接しようと思う。
※そもそもそういう対応を社員に対してもしてしまう人間と酒を飲んでも楽しい気がしないので断った

反面教師だけど、A君のようにはなるまいと筆者は思うのであった。ならないと思うけど。

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