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完璧な自分を諦めたら案外楽になった話。

誰しもなりたい自分像みたいなものがあると思う。
私にも理想の自分みたいなものがあって、
noteにもよく「〜でいたい」みたいに
自分が頑張っていきたい決意表明みたいなものを言葉で残している。

・ポジティブな自分でいたい
・人を大切にできる自分でいたい
・仕事は完璧にできる営業になりたい

などなど。
理想の自分を挙げ出すとキリがない。

この中でも、昔から仕事に対してだけは、必要以上にプライドが高かったなぁと思う。

今の会社に入社した当初、
自分に任された仕事は自分だけでやらないといけないし、
人に頼る前に自分で解決しないと、と思っていた。

1つの商談資料を作るために2時間かけたり、
膨大な量のデータを見ながら分析したり。
自分1人で考えることが正義みたいに思っていた。
先輩たちの時間を奪ってはいけない、
自分で答えを出せないなんて私は無能だ!とさえ思っていたかもしれない。

そうやって新人1年目を過ごして、
1年が終わったときにどんな結果が待っていたかというと、

・目標未達
・チームにも迷惑をかけるくらいの見通しの甘さ

…え、どこが完璧な自分なんだろう?と思った。

1年目が終わったときに上司から言われた言葉。

「1年間本当によく頑張ったね。クライアントから信頼されているところを見たときは嬉しかった。これからもっと周囲に助けを求められるようになったらもっと提案の幅が広がると思う。先輩たちは相談されることは嬉しいからね。一人で悩みすぎないことだよ。」

私が勝手に迷惑がかかると思っていたことを嬉しいことだと言ってくれた。
本当になんて良い組織なんだろうと心の底から思う。

なんでも完璧にこなす自分でいたいと思っていたけど、
自分1人で悩んでいた時間はすごく無駄だったし、
自分の頭の中だけで出せる答えなんてものすごく狭いんだな、と感じた。
まぁ、1人で悩む時間が無駄だとわかったことも学びだから
私のあの1年間も全くの無駄ではなかったのかな。

たぶん、客観的に見たら2年目になってからの私は
人が変わったみたいに周りの人との会話量が増えていたと思う。
15分悩んだら聞いてみる、という癖をつけていくと
「この分野はこの人、こっちはあの人」みたいに
それぞれに頼れるブレインができた。ありがたい。

自分1人で悩んでいたときと比べると100倍仕事が楽しくなったし、目標に対してもしっかりと実績を出せるようになった。

なりたい自分の理想像を持つことは大切だと思うけど、
そこに頑固なプライドは必要ないのかな、と仕事を通して学んだ。

過去の私みたいに1人で悩んでいる人がいるなら、
手を差し伸べられるように私も引き続き成長していこう。

明日からも頑張っていきましょう。



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