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星をダイナミックに切り取れる! | LAOWA 15mm f2 Zero-D レビュー その2

全国の星空ファンの方々こんにちは
今回は天の川をババンと切り抜くために購入したレンズ、LAOWA 15mm f2 Zero-Dを星景で使ってみたレビューになります。
ツイッターでは、このレンズを使った写真が良くバズります。笑


星景以外も含めたレビューは下の記事をご覧ください。


星景撮影に向いているレンズなのか

このレンズの特徴は何と言っても
・軽い
・明るい
・円形フィルターが使える

の三点に尽きると思っています。
私は沖縄で、かなり足場の悪いところで撮影することも多く、このレンズには助けられている点が多いと感じています。重いレンズだと持って行くだけで怪我をしそうになるので、軽いは正義だと痛感させられますね。
例えばこの写真

尖った岩礁で撮影しています。こういう場所に行くと、一番気になることがレンズに傷がつかないかです。笑
広角レンズはレンズが飛び出た、いわゆる出目金レンズが多く、傷が付きやすいということをよく聞きます。こういったレンズは保護フィルターが使えず、ぶつければ一発KOなんですね。丁寧に扱えば問題ないと思うのですが、岩場などではレンズを気にかける余裕がない…なんてことも良くあるのです。
しかし、LAOWA 15mm f2は保護フィルターをつけることができるので、少し安心して持って行くことができます。実は、実際に保護フィルターに救われた経験もあります。笑

この写真も足場が悪い中で撮っています。
星を撮る際に、必須と言っても過言ではない三脚。こういう足場が悪い場所だと、大型の三脚が持っていけない、使えないということがあります。しかし、軽い三脚で使える機材の重量には限度があります。大きく重いレンズだと安定しないわけですね。
そういう意味でもLAOWA 15mm f2は使いやすいです。軽い三脚でもしっかり固定できる重量なので安心して使えます。撮影ポイントまでの移動も楽です。

この星景のためにレンズを探している方は、星空をより広く写したい!と考えている方が多いのではないでしょうか?その期待に応えることができる画角だと思います。あぁ、宇宙って広いなぁとなりたい方にはオススメです。

あまりに広い画角なため、天の川が小さく見えることもあります。地上景と天の川を写すには良い画角ですが、少し天の川の迫力が物足りない…と感じることもあります。撮影方法を工夫することでなんとかしましょう。笑

これらの写真を撮影した年は火星が大接近した年でした。
中央付近の明るい星が火星です。写真を拡大してもらうとわかると思いますが、火星から光芒が出ています。全ての写真を一段絞ったf2.8で撮影しています。それで光芒が出てくるって衝撃でしたね。笑

f2のレンズなのでシャッタースピードをあげられないときは便利です。
こんな風に、風力発電機をできるだけ止めて写すためには、そこそこのシャッタースピードが必要です。f2.8のレンズでは難しい場面でも、f2ならそれが可能になると言った場面は多いと思います。

まとめ

このレンズが星景撮影に向いているのは分かっていただけたと思います。
しかし、ただの星景撮影であれば競合は多いでしょう。
最も真価を発揮できるのは、山や海など、足場が悪い中での星景撮影です。そんな撮影をする人は多くはないと思いますが、需要はあるのではないでしょうか?
防塵防滴ではないのが痛いところですが、MF専用なので致命的にはなりにくいかと思います。
明るい!軽い!安心!そんなレンズを求める方は使ってみてください。

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