チェックのプロの私が土地探しをするなら~宅地はとにかく初めから「硬い」所を探すべし!
こんにちは!
建築コンサルタントのtakumiです。
土地探しの「マインドセット的な」記事をなにかしら書こうと思ったのですが、色んな考えがあって、好みも様々なので、まとめるのも大変なので、やめました!
(笑)
私のブログ記事で、教科書的なことは色々書いてあります。この記事の最後にURLをおいてありますのでまたのぞいてください(^ ^)
今回は、私が土地を探して家を建てるなら、という、私の思う「良い土地」の探し方をご紹介したいと思います。
少々マニアックな所もあるかもしれませんが、お付き合いくださいませm(_ _)m
◆雰囲気と利便性
まずは雰囲気は大切です。
「閑静な住宅地」というのも良いとは思いますが、あまりに住宅ONLYとなると、コンビニにコーヒーを買い物に行くだけで車で行くのもめんどくさいので、
駅に近い住宅地
という感じでしょうか。駅に近いというのも、近すぎると人通りも多くなり、地価も高くなりがちですので、徒歩20分程度なら全然OKですね。
歩かないとお腹も出ますし。
程よく駅からも離れていて、徒歩圏内に駅もコンビニなどの店もある、というのが良いですね。
私は車に乗るのが好きなので、しっかりとした買い物に行くのは車で行きます。なので、スーパーとかモールとか、大型店舗は少し遠くてもOKです。
逆に、こういう大きな店舗は、近くにあると主要道路がめちゃ混むので、程よい遠さが好ましいです!
地方のイオン渋滞とか、酷いですから。。。
◆地盤はとにかく「硬い」こと!
土地は、必ず「硬い地盤」を探します。
まず、元々田んぼなどの農地であったところはNGですね。
間違っても大きく埋めた土地は買いません!
埋め立てると盛土のところはユルユルですし、地盤改良をしても、元々農地の場所はかなり深くまで土が悪いことが多いためです。
まず、改良も含めて乱された土地は気持ちが悪いので敬遠します。
地盤の硬い土地は、ある程度は地形を見れば分かりますし、付近に最近建った建物があれば、その情報を調べることで「杭や地盤改良が必要かどうか」くらいは分かります。
平地が広がっているところより、少し丘陵地になっているほうが硬いことが多いですね。(場所にもよりますが)
昔に造成されたりして、土地の形が変わっていることもありますから、「昔の地図」などと見比べると、ざっくりですが土地の経歴もわかってきます。
ネットを検索すれば、無料でも昔の地図や航空写真がありますし、さらに詳しく調べる場合は国土地理院に直接確認(購入)することもできます。
その他に、近隣周囲の建物の「基礎付近」や「ブロック塀」などといったものが変形していないか、少しでも沈んでいないか(クラック含む)、といったこともその土地の周囲に軟弱地盤がないかのひとつの目安になります。
他にも、公共的なボーリング調査の資料も公的な機関にあるかもしれませんので、最近の公的施設、公的事業がないかも調べます。
既にある近隣の地質調査で付近の地盤を調べるということです。
◆ハザードマップの確認
自然災害の可能性の調査ですね。
まず、「海に近い」ところは塩害を避けるため買いませんが、津波の可能性と津波の際の津波高さや想定浸水区域は要注意です。
河が近くにあると大雨の際の河川の氾濫や浸水予想の資料です。最近は「100年に一度」の大雨は有り得る目安になってきてしまったので、浸水予想が数十センチでもあればやめておきます。
これも、地形図を見ればある程度は周囲の高さ関係が分かりますし、加えて標高の確認で、その土地の水没のしやすさをハザードマップと照らし合わせてチェックできます。
地震もこわいですよね。地震といえば、「活断層」の位置です。活断層も、結構な数がありますので、岩盤が強そうな場所では近くに全く無い場所を探すのは不可能に近いです。
そのため、活断層にドンピシャでなければ、アリかな、という感じですね。
元々の地盤が緩い平地よりも、活断層が少し近いところにあっても、岩盤の可能性がある丘陵地を選びます。
これらの情報は、多くはハザードマップとして役所が作っていてネット公開していたり、無料で配布しています。
地域の災害の情報は、まずは役所で聞き込みですね。
◆できれば買う前に地盤調査
これだけ調べて、最後に購入前に地盤調査をかけたいです。
地盤調査は5~10万円くらいでできますので、安いスウェーデン式サウンディングでも良いですし、もし安く表面波探査ができればそれでも良いです。
買う前に、直接基礎は当然として、「ガンガンの硬さ」があるかを確認します。
仮に調査して、以外と地盤が悪かった、という場合には当然買いませんし、調査費用は少しもったいないものですが、それよりも
買う前にわかって「良かった~!」
ですよね。
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