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【詩】母なる静謐

おもてはきりりと張り詰めた
触れたら微睡まどろむ羊水の中
投じた石は産声をあげて
いだかれるまま眠りにつく

耳鳴りに混ざり物と知る
漸近ぜんきんする純水に息を呑む



何事をも受容する精神が極みなのかなと思っています。いつかそこに至りたい。


詩集『追憶』を公開しました。大切な時間を失って、向き合って、前に進む物語です。よかったら見ていただけると嬉しいです。

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