【詩】わがまま
膝を抱える少女の隣で座って泣いた
流れる涙は暖炉のように
独りが二つなら寂しくない
優しいあなたを知っている
迫り来る不安も不運も引き受けて笑った
震える足は騙し騙し
握ってくれた掌を忘れない
勇敢なあなたを知っている
傷ついて 立ち上がって
進み続けるあなたを引き留めたくない
だけど今少しだけわがままを許して
ささやかな願いは一杯のスープの中
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寒いのはよくないです。心も体も暖かい方がいい。
詩集『追憶』を公開しました。大切な時間を失って、向き合って、前に進む物語です。よかったら見ていただけると嬉しいです。
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