見出し画像

『星野リゾートの教科書』 | 正攻法は本から学ぶ星野社長の話

こんにちは!

本日は読み終わったばかりの本を紹介しようと思います!
今回の本は『星野リゾートの教科書  サービスと利益の両立』です!

私自身は星野リゾートのファンでもあり、これまでに宿泊したこともありますし、今年オープンした新今宮のOMO7のカフェはよく利用しています。

今回は星野リゾートが楽しいとか凄いとか、そういう話ではなく、
星野社長が経営課題に直面したときに  解決策を“本”から見つけている!」という内容にになっています。

したがって星野リゾートの紹介ではなくて、
ビジネス本の紹介になるので、旅行に興味ない方であっても、仕事人であれば誰でも参考にできるような内容になっています。
ぜひとも最後までお付き合いください。

Ⅰ 星野社長の経営判断の基準

まず世間一般的には星野リゾートは型破りの経営というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
例を挙げると、SNSで目立つところでは 北海道トマムの雲海テラスであったり、最近でいうと20年間誰も手をつけなかった新今宮駅付近の土地を利用し、大阪に「OMO7」を立ち上げたり、普通はしない方向をいくようなイメージが先行していると思います。

世間的には大胆な決断をするカリスマ経営者のようなイメージですが、これは全く違うみたいです。

星野社長自身は、著書の中でも“一流の経営学者が緻密な研究によって導き出した理論に基づいて考え抜き、確信を持ってビジネスを実践する”と書かれています。
また "教科書に書かれていることは正しい" ということも断言されており、もし教科書通りでうまくいかない場合は、理解が不十分か取り組みの徹底がされていないからだとおっしゃっています。

すなわち 経済学者であったり、研究者というのは長い年月をかけて緻密な研究を重ねて、結論を出している。これの通りにやれば、成功するのが一般的ということです。もし成功しないのであれば、その内容を間違って理解して違うことをやってしまっているか。もしくは教科書通りに取り組まないといけないのにそれが徹底されていないからうまくいかない、とのことです。

また世間的には大胆に見える星野社長の経営判断も 本人からすると教科書の理論に基づいて行なっているので、失敗リスクは最小限に抑えれているたとのことです。

Ⅱ 参考にする本の選び方

この本で興味深かったのが、星野社長の本の選び方ですね。
前項の "本から正攻法を学ぶ"みたいなところは、私自身も考え方としては完全同意で何も違和感がなかったのですが、本の選び方については、良い気づきを与えてもらいました。

結論から言うと、歴史に残るような本を選ぶというところです。
例えば、有名な本で例を挙げると、マイケルポーターの『競争の戦略』やヤンカールソンの『真実の瞬間』のような幅広い人たちから長年認められているような書籍がおすすめとのことです。

なぜなら本から学ぶことは、あくまで理論というところなので、
世の中の理論的なことがそんなすぐに変わることはまずない。
本からしっかり理論を学んで、その理論を自社の運営に落とし込んでいくというのが星野社長の本選びとのことです。

Ⅲ 本の読み方

次に本の読み方について。
これはよく言われることかもしれませんが、たくさんインプットするために何百冊を追い込んで読むのではなく、自分が決めた本をしっかり理解するように読んでいく。内容理解とそれをどう実践していくかを合わせて読み込むため、読書自体には時間はかかるが、それでいいとのこと。

しっかり内容を理解しないと、実践しても意味がないので、
まずは1冊をしっかり理解する。これが一番大事だということです。

私も次の本読みたかったら、急いで読みがちなので、ここはしっかり意識しようと思いました!

書籍紹介は以上になります!気になったらぜひ読んでみてください!


番外編 スマレジの書籍購入制度

話はずれますが・・・
私も最近知った制度なのですが、スマレジには書籍購入制度たるものがあるらしく、業務に必要な技術を習得するための参考書や技術書籍等の購入を補助してくれるとのこと。今後、仕事に活かせそうな書籍の購入に関しては、この制度を利用してこうと思います!

本日は以上です!!

ちなみに私が過去に宿泊した星のや京都はめちゃくちゃ良かったので機会があれば行ってみてください!

この記事が参加している募集

ビジネス書が好き

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?