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【87】プラカード

ジムオープン後、思うように伸び悩んでいた会員数…

当時色々なことを試してみましたが、結局問い合わせは増えず…

そんな時にふと浮かんだのが駅でのプラカード持ちでした。


僕がジムを開いた駅は1日の乗車数もかなり多く、しかも改札は1ヶ所!出口も東口と西口の2つだけたった為か多くの方がプラカードを見てくれました。

そしてこのプラカードの良いとこは、見た方で興味がある方は自分から声を掛けてきてくれるということでした。

チラシ配りやポスティングみたく、誰でもどこでも構わず配るわけではなく、向こうから声を掛けてくれるのです。

なのでその時にジムの説明をし、一緒にチラシを渡せるとても効率の良い宣伝方法でした。


こうして起死回生のプラカードのお陰で体験や見学の問い合わせが一気に増え、年を越した1月には沢山の入会が来てくれたのです。

そんな効果絶大なプラカードでしたが、始めるにあたって1つ大きな問題がありました。

それは…

正直僕はやりたくない…というか、恥ずかしい…というか…沢山の人が通る場所で大きなプラカードを持って立っている自分…

変なプライドが邪魔したのか、想像しただけで躊躇してしまう自分がいたのです。

情けない話ですが、自分のジムのことなのにやりたくないと思ってしまう自分がいたのです。


しかし、そんな時に助けてくれたのがA子さんでした。

A子さんは来る日も来る日も何時間もプラカードを持ってくれました。

何て言うか…僕がやりたくないことをやってくれて、しかも無給…正直何てお礼したらいいか分からないくらい感謝でいっぱいでした(T^T)


結局のとこ、このA子さんが持ってくれたプラカードのお陰でジムは3月末の閉店を回避することができたのです。

今思えば、あの時の僕からしたら本当に神的存在だったと思います!

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