有意義な一日のスパイスは苦労
今日は限りなく有意義に過ごすことができた。
そんな僕の1日を紹介したい。
朝、枕に後ろ髪を引かれながらも7時に起床。
2日前に摂取したコロナワクチンの副反応で腫れたリンパが痛むが、それでも美容院の予約をしていたので起きなくてはいけなかった。
私という人間は無理やりにでも起きてしまえば朝を気持ちよく感じることができる都合の良い生き物なのだ。
昨夜、副反応の苦しさを堪えて作っておいた水出しコーヒーが頭をスッキリとさせてくれる。ありがとう。昨日のおれ。
シャワーを浴びてお気に入りの服着替える。
そうこうしているうちに繁華街行きバスの時刻が迫っていたので家を飛び出した。
早々に洗いたての体に汗がつたう。
最悪だ。
5分ほど待つとバスは来た。
バスは図書館さながらに冷えており、さっきまで汗をかいていた事が嘘であるように忘れさせてくれた。(なんか過ちを繰り返す人間の感覚)
目的の駅についた僕はそこから歩いて美容室へ向かった。
照りつける太陽は僕に向けられる美女の視線さながらに熱く、さっきまで余裕な表情を浮かべていた自分を憎らしく感じた。
美容室につくなり、すぐにカットしてくれた。
汗まみれの僕を嫌な顔ひとつせずカットしてくれる美容師さんはすごい。
彼は今日積んだ徳だけで来世を安心して迎えられると思う。
夏仕様になった僕は美容室を後にした。
さっぱりと気持ちのいい僕の目に飛び込んできたのはオシャレなタルト専門店。
先日オープンしたところだそうだ。
迷うことなく飛び込む。
人が少なく、落ち着いた雰囲気。僕好み。
ピスタチオのタルトとレモンのタルトにアイスコーヒーを注文。
小さいタルトではあるが贅沢しすぎだ。(昼食代わりということで。。。)
とても美味しかった。
まったりとしたピスタチオクリームをアイスコーヒーで流す。
最高。
さっぱりとしたレモン風味を味わいながら本を取り出す。
せっかくなので、途中で読むのが止まっていた星野源さんの「よみがえる変態」のページを進めた。
最高。
いいお店だったので確実にリピートする。
しかし、昼過ぎになり、人が増えてきたので1時間ほどで店を後にした。
ところで、今日はなぜお気に入りの服を選んだのか。
それは、終わらせておきたい仕事があったため、なんとか自分の気持ちを上げようとしていたからである。
家では集中できないので情報漏洩に細心の注意を払うことを条件として作業のできる喫茶店に入った。
集中すること5時間。
仕事が終わり、開放感に包まれた。(記憶があまりなくて一瞬で終わったみたいになってしまっているが、かなりの疲労感。。。)
さぁ、何しよう。
一人カラオケに行こうか、どうしようか。
考えてみたものの然程したいことがなかったため、素直に家路についた。
オードリーのオールナイトニッポンを聴きながら、行きよりも心なしか寒いバスに揺られる。
家について明日のご飯を作り、掃除をした。
もう何もすることはない。
ミッションコンプリートである。
やり切った。我輩はもう何もしなくてもよいのであります。
(風呂に入れ。歯を磨け。)
書いていて改めて思ったが、全然遊んではない。
それでも今日の1日に文句一つ出てこない。
素晴らしい1日だった。
そう思わせてくれるのは仕事や家事といった面倒事を片したことが大きく作用していると思う。
一日中YouTubeを見て夜を迎える。
これも楽しいことをしているはずだが、自己嫌悪のような焦りの気持ちが芽生えてくる。(僕だけでしょうか。)
休日に仕事をしましょう。
そういう話ではない。むしろ、絶対したくない。
だが、休日に自分のスキルを伸ばしたりする努力をおこなうことでもこの幸せは得られる。
有意義な1日にするには多少の苦労をするのが良い。
それが、自分を好きになることができる秘訣でもある。
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