下ネタとエロのトラウマ
僕は高校に入学して騒がしい仲間に出会うまで下ネタやエロ系が苦手だった。
異性が気にならないわけではなく、当時彼女もいたのだがどうも苦手だったのだ。
それは小学生の時に植え付けられたトラウマが影響している。
僕は4年生から隣町の少年野球団に所属していた。
チームメイトの小学校は僕の小学校よりも性知識が豊富で入団当時から過激な下ネタを言い合っていた。
僕はなぜか恥ずかしいし聞いているだけで悪いことをしているような気持ちで頭が回るような感覚だった。(チームメイトには悪意はない)
それに加えて後ろにお母さん方がいるため、本当に耐えきれなかった。
当時の僕は両親が仕事で夜の8時までは帰ってこなくて姉も塾に行っているためずっと1人の夜を過ごしていた。
その孤独を拭うためにパソコンでお笑い芸人を検索したり、アニメのホームページを見たりしていた。
僕はなぜかあたしンちについて検索した。(昨日今日であたしンちでてきてるけど特別好きなわけではない。)
あたしンちのブログ。
この検索結果が出てきて、
(ブログってなんだろ??日記かな??)
と思ったことを覚えています。
当時さくらももこのエッセイを読んでいた私はその類のものだと思い、クリックしました。
すると目の前に裸の女性が現れました。
私はパニック。
少なからず興味はあったはずなのに興奮などは一切なく、
「やってしまった。。。怖い。。。」
誰にも見られていないはずなのに罪悪感でいっぱい。
何を思ってか僕は母親に謝罪しなくては!!と職場に電話をかけた。
受話器越しの声は優しく、心の奥底で安心した。
電話の後はハンバーグを食べて落ち着いた。(鮮明に覚えている。笑)
帰ってきた母親は僕にハグをした。
しかし、この出来事は心に苦い思い出としてしっかり刻まれた。
はずだったのだが、高校に入学して地元から離れ、新たな友人と過ごすうちに克服し、イヤらしくない言い方を身につけることができた。
心の中ではこれをワクチンと呼んでいる。
ただ、長らく下ネタを毛嫌いしていたため、地元ではいまだに下品が嫌いな清純派として低調に扱われる。
心の成長が遅かったのか、それとも今でも実は苦手なのか。。。
わからないが僕みたいな思いをして密かに悩んでいる人がいるんじゃないのかと思う。
僕は中途半端に教えられた性教育もとても苦痛だった。
下ネタやエロを手の届かないところに置く大人だけではなく、悪いことじゃないと気づかせてあげられる大人がいてもいいように感じる。
と偉そうにこんな話をしてしまったが、僕自身もオープンな方ではないし今後オープンにする予定もない。
サポートしていただくと僕の鼻が1㎝伸びます。 サポートしていただかなくても縮みませんのでご安心ください。