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子どもに投資を教える

お金に対する考え方(マネースクリプト)

わたしの子どもはまだ4歳なので、あまりお金についてはしっかり教えていませんが、将来的にはちゃんとお金については教えたい、と思っています。

日本では「お金は汚い」とか、「子どもにお金の話はしない」というスタンスがみられますが、これって実は子どもにとっては悪影響のようです。

専門的なワードを使うと、こういった「お金は汚いもの」とか「お金を稼ぐことは悪いこと」のような考え方を、金銭忌避といいます。

金融心理学者のブラッド・クロンツ博士が出した論文では、アメリカで収入上位2.5%のお金持ち351人(平均年収約25億円!)を調べた結果、「お金があれば自由になれる」というようにお金を自由や幸せと結びつける金銭崇拝という考え方が多かった、とのこと。

当然、お金=幸せではありません。

でも、お金があれば不自由さや不便さが減るのは事実。

お金持ちはお金を、自由になるための手段ととらえているということですね。

選択肢を持っているかが最初の運命の分かれ道

お金の話を遠ざけていれば、子どもが大人になって突然社会に放り出されたとき、彼らがとる選択肢はおそらく一般的なサラリーマン(労働)だけになってしまうでしょう。

もし、ブラック企業に入ってしまったら?

もし、病気になって身体的に一般的なサラリーマンのように働けなくなってしまったら?

そんなときに、労働以外の選択肢も持っているかどうか?がひとつの運命の分かれ道です。

極端な話、自動的に毎月生活に必要なお金が入ってくるなら、仕事を辞めたって、仕事をしなくたって、生きていけます。

何が起きても生きていけるし、なにより(一般的な)仕事をしなくても生きていけるなら、彼らが本当にやりたいことをやる時間だって生まれます。

だから、わたしは子どもには必ず投資を教えようと思っています。

彼らには好きなことを謳歌してほしいから。

投資は圧倒的に時間的コスパがいい

「投資」というとこわいイメ-ジがある人もいるかもしれませんが、博打的なやり方をせずマジメにやれば、損する確率って結構低いものです。

わたしは5年以上前から株式投資を行っていますが、年間でみれば損した年は一度もありません。もちろん、買った株式の値段が下がって損をすることは何度もありましたが。

わたしはいろいろやっていくなかで、最終的に、ローリスクローリターン、あるいはローリスクミドルリターンのやり方を学び、それを実践しています。

が、言ってみればただそれだけです。

とくに長い時間を投資とにらめっこしているわけでもなく、ほとんどほったらかし。月に数回見る程度でしょうか。

それでも、はじめはバラバラだった収支も最近は安定してきています。

自分の時間を使わず、お金が増える。ウソのようにも詐欺のようにも聞こえるかもしれませんが、これが事実です。

別に悪いことをしているわけでもなく、ちょっと頭を使っているだけです。

自分のお金を人に預ける→人がそのお金を使って働いて稼ぐ→稼いだお金をちょっとだけもらう。

これが、投資の仕組みです。だから、圧倒的に時間的なコスパがいいんです。自分の時間はほとんど使わなくていいんですから。

わたしが寝ているときも、本業の仕事をしているときも、日本・海外を含め他人が働いて稼いでくれている・・・それが投資です。

投資は自分で覚えるもの

で、よく「どうやってるの?」と聞かれますが、めちゃくちゃフツーです。

そのまま友人に教えたこともありましたが、なぜだか友人の収益が安定しませんでした。

友人に聞いてみると、わたしと同じことはしていてそこはプラスになっているものの、結局友人自身が感覚的に信じた株式を買って総合的にはマイナスに。

投資の世界では、「人に勧められたままに買う」ことは危険ですが、「根拠なく自分の思ったままに買ってしまう」もNG

(当然、わたし自身は自ら「これ買うと上がるよ」なんて教えたわけではなく、友人から「教えて!」とせがまれ「こういう銘柄をこうやって買うパターンをよくやってるよ。ただし、当然リスクはあるし、やるなら自己責任でね」と伝えての話ですが…)

投資だけの話ではありませんが、結局、自分で学び、実践しながら経験を積んでいかないと身にならないということです。

早いうちに投資を学ばせる

だから、子どもには早いうちから投資をさせて、自分の時間を切り売りする労働以外の選択肢を与えてあげたい、と思っています。

今の社会の教養=社会を生きていく基礎として、身に着けておいてほしい。

実際には、「子どもに10万円を渡し、毎月残高の1%をお小遣いとして渡す」とか「10万円を実際に投資で運用させて、増えた分はお小遣いとして自由に使っていい」などなど・・・

自分の子どもが大きくなったときの投資の教え方について検討中です。

と言っても、まだまだ小さい私の子どもには、まずは本当に初歩の使い方から。

そろそろ実際のお金を使って、ゲームをしながら楽しくお金を勉強してもらおうと思っています。

コイン(お金)の種類を覚えるゲーム

【コイン見分けゲーム】というものがあります。

これは、コイン(硬貨)の大きさ、名前、額面金額を覚えるためのゲームです。

<いるもの>
紙、鉛筆、各種コイン(1円、5円、10円、50円、100円、500円)×数個ずつ
紙にそれぞれのコインを写しとり、その丸の下にコインの名前を書く(1円玉、5円玉…)

<ルール>
「5円玉!」「100円玉!」と呼んで、子どもがコインの山から正しいコインを選び出して紙の上の正しい丸印のところにおけるようにしていくゲーム。

このゲームを知って、「自分は金銭忌避のつもりはなかったけど、実際のお金を触って覚えさせるってアイデアはなかったから、こういうところも実は金銭忌避の考え方だったのかもしれないな」と反省しました。

何事も、ニセモノで学ぶことよりホンモノで学ぶことの方が、学ぶスピードが圧倒的に早いですからね。

下からの有料記事では、コイン見分けゲームより踏み込んだゲームを二つ載せています。

子どもに早いうちから楽しくお金を学ばせたい、という方は参考にしてもらえると思います。

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