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【物語る映画ポスター20】スタンド・バイ・ミー
![](https://assets.st-note.com/img/1678961482404-UoAIojA14G.jpg)
オレゴン州の田舎町キャッスルロックに住む
4人の12歳の男の子。
町から30キロも離れた山奥に
あるものが隠されていると兄から盗み聞きをした
肥満児のバーン。
親には黙って、
そのあるものを見にいくため、
4人は旅に出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678961702356-nicVzLq1XJ.jpg)
最初の橋を渡る。
30キロと言われた距離が、
もしかしたら50キロもありうる。
30キロ〜50キロがどれくらいか
調べてみると、
![](https://assets.st-note.com/img/1678962267086-MX5Iovy9bn.png?width=800)
梅田駅から見ると
30キロ先に神戸駅、
50キロ先に明石駅くらい。
![](https://assets.st-note.com/img/1678962256270-8VDCC6vyXP.png?width=800)
新宿駅からだと、
30キロ先に日野駅、横浜
50キロ先に江ノ島くらいです。
これほどの距離を、
土曜日の朝から
次の日の夕飯までに、
一泊二日で往復することになります。
鉄道の線路をつたって。
![](https://assets.st-note.com/img/1678962828949-yppgofF6Ep.jpg)
4人がそこまでして見にいくものは
一体なんなのか?
![](https://assets.st-note.com/img/1678962850796-ZiosAhwKQM.jpg)
・・・「死体」なんですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1678962918874-Xn4HyUwgs1.jpg)
じっくり見れば、
ところどころに、
この旅が
「死」の方向へ向かっていっていることを
示されていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1678963006390-oiOMXMW6VT.jpg)
月は「死」の暗示です。
2日目の朝、
「死」とは真逆の
生命力溢れる
野生の鹿と出会います。
![](https://assets.st-note.com/img/1678963276004-bzkl1QUgW4.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1678963243035-2HfQoi2Lqr.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1678963039891-clYNsm0Faq.jpg)
谷にかかる橋。
逃げ場のないレールの上。
機関車が猛進してくる。
スレスレのところで、
レールから「逸れる」ことで
命が助かった。
彼らの人生そのものにも思えてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1678963647894-1VXBuueunp.jpg)
4人のうち、メガネをかけているのは、
命知らずのお調子者、テディ。
彼が一番、直接的に「死」に向かいたがっている。
列車の前に立ちはだかるし、
幽霊に会いたがるし、
「あの世」側の価値観が強い気がします。
![](https://assets.st-note.com/img/1678963901821-Q5LwBzIZ9M.jpg)
右から左に歩いているので、
帰り道でしょう。
行きはおおむね、画面の中では
左から右に進んでいました。
死体を見た彼らは、
暗く、あまりしゃべらず、
もくもくと帰っていった。
この旅は、
彼らに何をもたらしたのか?
何を成長させたのか?
掘り下げ甲斐のあるテーマですね。
お読み頂きありがとうございました。
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。