間違え方に「クセ」があること知ってますか?
本の要約サービスflierのコンテンツプロデューサーよしみです。
flierはテキストコンテンツを提供してきましたが、実は動画コンテンツも配信しているのをご存知ですか?
すべて本に関する動画コンテンツでして、知らなかった本に出会えるコンテンツにしたいな〜と日々制作に励んでおります。
今週から、その週に配信された動画コンテンツの見どころを紹介する記事を"ほぼ毎週"更新していこうと思います。
動画を見ても見なくても、何かしら学びを持ち帰っていただける記事を書いていきますね。
DigTalkとは?
「本」と「私」をDigるコンテンツ
flierの動画コンテンツシリーズのひとつ「DigTalk」を今回ご紹介します。
「DIg」というワードはもともとDJがレコードショップでレコードを探す際に使用していた言葉で「Dig=掘る」から「音楽を掘り起こす」という意味合いで使われていたスラングです。最近だと、もっと一般化した使われ方がされていて、TBSテレビさんは「TBS NEWS DIG」というサービスを提供してますね。
本というのは不思議なメディアで、同じ内容でも、人生の折々に読んで、感じ方が違ったりしますよね。何回も読むことで思考の一部や人生の血肉になっている本とかもあるんじゃないかなと思います。
ちなみに、わたしは『峠』(司馬遼太郎)ですね。
幕末混乱期の越後長岡藩。主人公河井継之助は、その聡明さ故に、時代が藩を潰すことも分かっている、武士が求められない時代が近づいているのも分かっている。それでも、どう自分の責務を全うするのか。
社会人も9年目になり、組織や社会の一端が見えてきたからこそ、沁みる読書が何度もできる良本です。
そんな私の話はおいといて。
DigTalkは多彩なゲストを招いて「本を紹介してもらうコンテンツ」である一方で、その本を通して、ゲストの思考や人生もDigっていくことを目的としたコンテンツです。
ちなみにこれまでは元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さんや『五体不満足』の著者としても著名な乙武洋匡さんをDIgってきました。
大先生でも間違えるので、気を楽に持ちましょう。
『最高の体調』『科学的な適職』著者と考える「科学的な人間の可能性」
今週6/16配信のDigTalkのゲストはサイエンスライターの鈴木祐さん。
計10万冊以上&16歳の時から年間5000本ものを科学論文を読み続けている「日本一の文献オタク」だそうです。
そんな鈴木さんが、人生に影響を与えた1冊として紹介したのが『ファスト&スロー』(ダニエル・カーネマン)です。
「この本はどんな本か?」と問われた時の鈴木さんの回答が痛快ですね。
著者のダニエル・カーネマン氏はノーベル賞も受賞するほどの大先生ですが、この本が出版されて以降は、一部内容が検証され、誤りの説が含まれていることも指摘されているんだとか。
何が言えるっていうと、大先生も間違える。
もはや人間に間違えないのは不可能ではないか?ということです。
それでも人類が進歩しているのは「間違え方」を少しずつ学んだから?
世界は良くなっていますか?
しんどいニュースが多い昨今ですが、犯罪件数の減少など、世界は良くなっているであろうと言えるエビデンスはたくさんあるそうです。
必ず間違える人類が、なぜ進歩しているのか?というと、やはり失敗を科学し、乗り越える力が人類にはあるからでしょうか。
まさに「人間は考える葦」ですね。
Googleの人材採用に学ぶ「知的謙遜」という能力
そこに集まる社員の能力もさることながら、人材マネジメントでも注目されるGoogleでは、かつて個人でめちゃ能力の高い人を採用していたそうですが、今では「知的謙遜」の能力が高い人に注目していると言います。
さて「知的謙遜」とは何でしょうか?
そして、鈴木さんが見出した人間は必ず間違える生き物であることを前提とした生き方とは?
下記の画像をクリックするとflierのサイトから動画をご覧になれます!
人間は必ずエラーをおこす、その理由をきちんと知る/鈴木祐さん
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