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経済をわかりやすく【#池上彰のやさしい経済学読書感想文前半】(毎日更新101日目)

こんばんは。

この前橘玲さんの著書を読んでさっぱりわからなかったので、経済のことを学びたいなと思って、小学生でもわかるくらいに噛み砕いて教えてくれるのは誰だろう?ということで
池上彰さんの本をとりあえず選んでみました。

ということで、今日は
「池上彰のやさしい経済学①」
を読んでみましたので、その書評のような感想文を書いていきます。

著者の池上彰さんについて

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「画像引用:Wikipedia」

ジャーナリストで現在70歳。
慶應義塾大学経済学部を卒業してNHKに入社し、社会部の記者やニュースキャスターをやっていた。
2005年に退職してフリーランスに。
父親は銀行員。
NHKで1989年にニュースキャスターを務めたときにニュース原稿のわかりにくさ、つまらなさに衝撃を受けてそこからわかりやすく伝えたいという今のスタイルに至ったようです。
週刊こどもニュースというのを10年近くやったのも大きかったでしょうね。
フリーランス転身後は日テレの世界一受けたい授業で民法初出演。
その後の活躍はみなさんもご存知のとおり。

座右の銘はドイツの女性革命家ローザ・ルクセンブルクの言葉
「両側から燃え尽きるロウソクでありたい」。

「池上彰のやさしい経済学」前半概要

経済とはなにか、お金とはなにか、経済学とはなにを学ぶ学問なのか
など根本的なところから教えてくれます。

たとえば経済という言葉は明治時代にエコノミーという言葉が海外から入ってきたことで、それに対する日本語を充てなければいけないということで中国の「経世済民」というものを使ったという話。

お金はもとは古代には稲でお金の変わりをしていたからイネのネが値段の値になったといった話など。

ほかには需要と供給の話もわかりやすい例を上げながら丁寧に解説している。

さらに他にはGDPや景気の話、銀行の成り立ち、

経済学の基礎を作った近代経済学の父アダムスミスやカール・マルクスの資本論にまで話は及びます。

感想

経済についてなんにも知らないぼくでも楽しんで読むことができました。

かなりやさしく書いてあると思うので、わりとスムーズに読めるのではないかと思います。

貨幣ができた経緯とか銀行が生まれた歴史とか知ることができておもしろいです。

需要と供給の話とかはいまいち腑に落ちないところもあるんですが、、、

読んでいて思ったのは経済というのは用語がわかりにくくイメージしにくいものがあるのでそれが理解を困難にしているのではないかと思いました。

たとえば機会費用とかいう言葉が出てきてそれは、なにかを得ることで、同時に得られるはずだった別の何かを捨ててしまった
みたいな意味なんですが、パっと見では用語からイメージしづらいですよね。

そういうのが他にもたくさんあって経済用語を考えてるやつ、ネーミングセンスなさすぎでしょって思ってイラッとしました(笑)。

それにしても本書はお金っていったいなに?
のレベルから社会主義とか資本主義とか共産主義とかマルクスの資本論とかそこまで教えてくれるので、経済に苦手意識がある人が最初に読む本としてはとってもとっつきやすいと思いました。

歴史を読んでいるような感覚で楽しく勉強できますね。

もちろんこれは池上彰さんによる解釈の部分や個人的な意見とかも混じっているかもしれませんから、すべてそうなんだと鵜呑みにするのは気をつけたほうがいいと思いますが、そういった点を自覚して読んでいれば経済に興味がさらに湧いてくる良書だと感じています。

自由主義経済とか資本主義とか社会主義とか、なんとなくわかったような気になっていたものが理解が少し深まったのが嬉しいです。

これを読んでいくと普段のニュースも見方がまた進化していけるのではないかと思います。

アダムスミスとかカール・マルクスとか今まで名前は知ってたけど、やっとちょっと知ることができましたよ。

ベルリンの壁の崩壊とかね、そんなことも書いてます。

歴史って経済とともにあるって感じですよね。
だから経済を学ぶといろんな歴史のこともわかってきて楽しいかも。


そんなわけで今日は
「池上彰のやさしい経済学①〜しくみがわかる」
の前半の書評&感想文でした。

後半はまた明日書きます。

それでは今日はこのへんで

またあした。


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