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【まとめ記事】少子化対策は、移住者が先か便利な田舎が先か!?

おはようございます!
岐阜県中津川市でフリーランスとして公式LINEの構築やSNS関連の集客のお手伝いしながら、移住サポーターをしております、たくじです。

今回はなぜ移住サポーターになり【移住に対して発信】をし始めているのかという目的について発信していきます。

詳しい自己紹介は、こちらから。


こちらの内容は、
・都会に住む人
・都会生活が疲れた人
・都会の中では子どもがのびのびと成長できないのではと不安を抱えている人
・便利な世の中よりも不便を味わいたい人
・田舎に憧れを抱いている人
・田舎を味わいたい人
・人生をゆっくりと幸せに暮らしたい人
に読んでほしい内容になってます。


それでは、唐突ですが、
これを読んでくださっている、みなさんにご質問です。


「地域の活性化と、日本の少子化問題。
これを全て解決してくれる人って誰かわかりますか?」


わたしの回答は、

【田舎への移住者】です!


田舎への移住者しかいないと思っています。


これは、Uターンで戻ってくる人でもいいですし、
Iターンで都会から移住される人でもいいです。


そして、もちろん海外の方でも構いません。


「地域の活性は意味わかるけど、日本の少子化のような大きい社会課題の解決はできないでしょ?」


そんな声は上がってきそうなので、
なぜ田舎への移住者が、地域の活性化と、日本の少子化問題を、
解決してくれるのか、お伝えしたいと思います。

この記事でわかることは、

日本の少子化を救うのは何なのか?


ということです。


こちらの記事は先日連続投稿した
「少子化対策を本気で考えて見た」
3部作のまとめ記事になります。



それでは本題にいきましょう!

▽日本の少子化を救うのは誰か?


人が増えると比例して増加する3つの要素とは

最初に簡単に、人が増えると増加する
3つの要素についてご説明します!

1. 消費の増加

人が増えると消費も増え、
地域経済的にもプラスになります。


2. 税収の増加

移住者が増えれば、税金の支払いも増え、
財政が安定します。

財政が安定すれば、社会福祉、道路や交通の改善、
そして雇用を安定にしてくれます。


3. 出生数の増加

子育て世代が増えれば、出生数も上がります。


しかしこの3点が、
実は都市部に集まることで
少子化が促進されていると


わたしは考えています。


「どうして、人が増えると少子化になるんだよ!」


そんな声も上がってきそうなのですが、


逆に、人が減ってしまい過疎化が進む町が
いま、総理もリサーチしに訪れるぐらい
少子化対策で注目されているニュースについてお話しします。


そこから面白い仮説が立てられました。

人の増加に比例して消費・出生・税収が増加するが、これが少子化問題につながっている。

奈義モデルから学ぶ少子化対策



岡山県奈義町をご存知ですか?
テレビで最近話題になっている「奇跡の町」です。

何が奇跡なのかというと、

出生率なんです。

全国出生率:1.36
奈義町出生率:2.95
(2019年調べ)

これは、奈義町の女性が
生涯で何人子どもを産むのかという数値です。

なぜ、この町が
このように出生率が高くなったのか?

子育ての安心・安全は誰が作り出すのか



出生率が上がった要因や
その背景には、たくさんの行政や企業や町の人の努力があります。

主に子育て世代の安心・安全を増やす対策が、

=============
・おしゃれな若者向け住宅が増えた
・出産祝い金10万円
・保育料が半額
・教材費無料
・高校までの医療費無料
=============
などです。

他にもたくさん対策があるなかで、
わたしが目に留まったのは、


【高齢者の子育て支援】なんです。

共働きの夫婦の子供が学校から帰ってきて【鍵っ子】にならないような、一時預かり施設チャイルドホームができたそうです。
(岸田総理も訪れたところ)


地域住民の中には、
シニア世代で子育ての先輩方が
見てくださる環境は、


安心・安全なスペースとなっているようです。


町が予算を切り詰め捻出し、
その予算を【子育て】全振りした。
その結果、、、魅力的な田舎が出来上がったんです。


魅力的な田舎の奈義町に、
移住者が集まり出しました。


市も民間も、合併を断ったことで、
「この町を存続するには、、、」
という思いで考え実行してきたことが、


結果移住者を集め、いろんなことが【増加】していきました。


その一つの増加が【出生率】だったと思います。


少子化を救ったのは、
一つの想い(ビジョンやミッション)で繋がった
地元の人たちでした。

出生率が増えたのは田舎の魅力的な対策と、高齢者の存在。

▽なぜ日本は少子化になったのか?



「少子化対策!少子化対策!・・・」

先日行われた市議会議員選挙でも
ほぼ全員の公約に盛り込まれている、社会課題。

少子化対策って、大きな問題ですよね。


人口減少に拍車をかけている日本で、
少子化問題が特にクローズアップされてますが、
じつは他に原因があるのではないか?

と思っています。


では、
どうして日本は少子化になったのでしょうか?

少子化の原因は人間の3つの感情ではないか


少子化で検索してみると内閣府のデータが出てきます。

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2004/html_h/html/g1210000.html


中身はご確認ください。
そこでフローチャートが面白い。
絵だとこれですね。


【原因が分かりづらい】

敢えてピックアップすると、大きく分けて2つの問題です!

1 晩婚化・未婚化の進展
2 夫婦の出生力の低下


詳しくは総務省を見てほしいのですが、
この2点に共通する内容としてわたしの個人的な見解は、

不安や恐れや諦め

こういった心情が、
2つの問題をを引き起こしていると思っています。

また、以下問題も人口減少に拍車をかけています。

都市化問題が少子化を引き起こす


日本は高度経済成長や、バブルの影響もあり、
経済が急激に発展し、都市部が大きな発展をしていきました。


都市部が発展すれば、そこに人口が流出する。


田舎は過疎化し、都会は人口密度が高くなる。


人口が多くなるとどうなるか?

電車で例えてみます。
2つの電車があったとします。


一つは全世代が満員でぎゅうぎゅう。
もう一方は、ご年配だけでスカスカ。


スカスカの方は、時間が経つにつれ、人が減っていきます。


人が減ると採算が合わなくなり、その電車は走らなくなります。


満員の方はどうでしょうか?5両でもぎゅうぎゅう。車両を増やしてもさらにぎゅうぎゅう。本数や、普通・快速などを増やしても、結局は満員です。経済的には本数も増えるので伸びていきますが、
どちらの人が、幸せそうな顔をしているでしょうか?

満員は、ストレスがかかり疲れます。我が我がの動きをするので、圧迫します。息が苦しくなり、酸欠になる人も。人が人を怪しんだり、余裕がないせいで、イライラが募り、喧嘩や我慢が日常になります。



もちろん、ベビーカーなんて乗せられません。

子ども一人も安心ではありません。

不安も、恐れも、諦めも出てきませんか?

未婚や出生率の低下は、この感情がほとんどです!


都市部の人口密度が高くなれば、
三人目を産もうと思う人が少なくなっていくのでは
ないでしょうか?

少子化の大きな問題は都市部への人口流出にある。

過疎化対策が最重要課題


日本が取り組むべき少子化対策の一環とは、
過疎化対策にあります!


スカスカの車内が、ほどよい距離感で人が集まり、

周りが助け合いながら次の駅までいく、

そんな電車になることです。

要するに、
出ていってしまった都市部への人口を、田舎に戻すこと。

これが少子化対策に通じると思っています。


実際過疎地域は国土の約 6 割と言われてます。
令和2年度の数字のため、さらに悪化していることは間違いないと思います。


過疎化は人口が都市部へ流出し減っていくことです。

人口が減れば、財政が悪化します。


特に税収であれば
過疎関係市町村の歳入に占める
地方税収割合は 13.5%で、全国の 33.8%に比べ低い。


財政が悪化すれば企業が増えません。
企業が減退すれば、雇用は増えません。


雇用が減退で、人も増えていかないため、
教育・生活環境などの水準が落ち、

将来の子どものことを考えると、
また外に出ていき、戻ってくることができなくなります。

過疎化問題もまた少子化の大きな原因である。

▽魅力的な田舎(いなか)が少子化を救う



ここからが解決策のパートです。

【田舎を魅力的にする!】

これが少子化を解決する方法だと、私は思います。

田舎がもつ驚くべき3つの魅力



それでは田舎の魅力は何なのか?

奈義モデルでは、
町民が作り上げたものになりますが、
他の田舎ではそうはいきません。

同じ想いで目指すものを作るのは
困難なことだからです!

では、田舎をどうやって魅力的にするのか。

まずは田舎が当たり前に持っている、
3つの資源(リソース)を紹介したいと思います!

<田舎が持つ資源!>

  1. 大自然

  2. 空き家

  3. 高齢者

わたしが都市部から移動し、田舎に移り住み、
良かった点がこの3点です。

わたしが都市部から田舎に移り住み、
魅力に感じた資源がこの3点です。

①大自然
大自然は言わずもがな。ストレスを消してくれます。
都会は人間の意識で作られたものばかりで、
個人的には何か疲れます。

田舎は無為自然の山や海が広がっているため、
心がリフレッシュされていきます。

②空き家
空き家は田舎の問題にされていますが、
これからのビジネスにおいて、活用ができる資源だと思います。

過疎化地域の問題は、逆転の発想で資源として捉え
まちぐるみで用途を探していく。

空き家だけでなく、空き地もそうです。

この資源を有効活用していくことは、
就農や起業においてとても大切なことだと思います。



そして最後、みんなびっくり、
③高齢者
高齢化は日本の課題の一つです。
現在は、高齢化率、約3割と言われています。

さらに、2065年には、総人口が9,000万人を割り込み、
高齢化率は38%台の水準になると言われてます。

そうなってくると、やはり老害という言葉が
生まれてしまうように、

周囲に迷惑を及ぼしたり、
周囲を不愉快な気持ちにさせたりする
老人が増えてしまいます。

しかし、わたしは老害はない。と思っています。
高齢者だって、ちゃんと世話役が教えたり、
諦めたりさせしなければ、

高齢者だってデジタル化に
追いつくことだってできるんです。

もしくは、何もしていない若者よりも、
おじいさんの方が、新しいことに意欲を燃やすこともあります。

わたしの親は80歳を超えました。
移住し、両親と暮らし、寄り添い助け合うことで、

80歳の親にだって新しい夢ができたり
あと残りの人生を楽しく生きるために
チャレンジだってしています。

いままで自分で稼いできてない人が、
メルカリを始めたり、

Googleカレンダーを使って、
スケジュールを共有したり、

LINE公式アカウントを個人で作って、
何か使えないかと考えてみたり、

迷惑な存在ではなく、頼もしい存在に
変化していくんです。

さらに、高齢者は人生の先輩であり、先人です。
知識や経験は、高齢者の方があります。

子育ても、農作業も、老後の過ごし方も
先に経験されている、先輩なのです。

特に子育て世代が子どもをすくすく育てるには、
誰かの助けが必要です。

岡山県奈義町の【奈義モデル】にもあったように、

先人の知恵は、今の子育て世代にも
必要な要素ですし、安心して預けられる先にもなります。

しかし、地元の9割がこの3つの魅力的な資源を知らないです!

その背景には、【憧れ】が関係しています。

地元の9割が知らない田舎の魅力は、自然・空き家・高齢者!

移住者が移住者を呼ぶ力とは



なぜ田舎の資源や魅力が、地元の人が気が付かないのか?

それは「憧れ」にあるとおもいます。

みなさんにとっての憧れって何ですか?

インスタグラムなどでよく見るインフルエンサーや成功者の写真は、
人の憧れが反映されていると思います。

例えば、

・高層タワーマンション

他には、

・高級料理や高級車。
・美女との戯れ。
・ドバイへの移住。


これはどれも、
成功者への「憧れ」ですよね。

憧れは、
所有すると発信したくなる。

そしてその憧れの発信に、
人は自分もそうなりたいと思うのです!

田舎の中にいる人はどうでしょう?

何に憧れを抱きますか?

憧れが人を動かす。

高校生の頃に抱いた憧れを全て叶えて見えたものは?


20年前、
田舎を飛び出した田舎坊主の私が抱いていた憧れは、

・都会の便利さ
・都会のおしゃれさ
・都会に住む優越感
・都会の高層マンション
・満員電車

全て経験してきましたが、
何か満たされるものがあったかというと、、、

よくわかっていません。

これが本当に幸せなのか?は、
人の価値観によるものですが、
欲や憧れのその先には【幸せ】はないのかもしれません。

ただ、都会に出て得たものもあります!

【視野の広さと人との繋がり】です。

都会に出ることが悪かったわけではありません。

都会にでることも重要だったんですが、
戻ってくることも重要だったということを知りました。

田舎への憧れ



外の世界を見ることは、
若いうちに経験した方がいい。

外に出ることで、
価値観が変わり、視野が広がります。

そして、
そこで繋がる人とは一生の財産になります。

人口が多ければ、関わる人も多くなります。

そして、戻ってくることで、さらに景色が広がります。

田舎に憧れを抱くことが多いのは、
都会に住んだことのある人です。

自然や、空き家、高齢者を魅力的に感じるものまた、
都会に住む人たちなのです。

その人たちが、移住し発信することで、
魅力的な田舎が生まれてくるのではないかと思います!

都会への憧れを叶えて得たものは、
視野の広さと繋がりと、田舎への憧れでした。

▽移住者が先か、便利な田舎が先か


これまでの説明をつなげていくと、一つの仮説へと繋がります。


少子化を救うのは移住者かもしれません。

これは、
・都会を経験したUターンで戻ってくる移住者
・都会しかしらないIターンの移住者
・日本を知らず日本の自然や歴史が好きな海外の移住者

どの方にも当てはまります。

しかし、移住者が田舎の魅力に気付いても、


都会の【便利さ】には敵いません。


人は便利を好むため、そこに人が集まります。


結局は便利を好むか、不便を味わうのか。

その価値観の選択になるため、
都会へ出ていく、
そして帰ってくることをやめてしまうのでしょう。


田舎が程よく便利なのが良いのかも
いまだよくわかっていませんが、便利を作るにはお金がかかるし、
税収が増えなければ、便利は田舎には作れません。


税収を増やすには人が多くならないといけないし、
人が多くなるには移住者が必要になってくるじゃないですか?


【鶏が先か、卵が先か】じゃないですが、

【移住者が先か、便利な田舎が先か】

究極の問いですね。


ですが、ここは決めなければならない!

【移住者が先】です!

10年後日本一住みたい町 スマートローカル中津川に向けてやること3つ



便利な田舎は、科学の発展による法改正などで、
大きく変わると思っています。


便利な田舎の構想【スマートローカル構想】は、
これからの未来を変えるきっかけになります。


それまでに、私が活動としていきたいのは、


  1. 不便を味わう生活(田舎)に憧れる層を地元に移住したくなる田舎3大魅力の発信

  2. 田舎で事業することで得られる都会を越える幸せと憧れの創造

  3. 10年後日本一住みたい町 スマートローカル中津川モデルに向けて、構想を考え行政と仲間と一緒に新しいチャレンジを続けていく



この3点になります。

いろいろ説明してきましたけど、

少子化対策とか、
高齢化対策とか、
過疎化対策とか、

そういうのではなくて、
魅力的な田舎を時代に合わせて作っていくことが、、、

【僕の使命】だ。


以上です。おわり。

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