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【ホテルログ③:Paramount House Hotel】 五感を刺激するシドニーのカルチャーシーンの中心地
ホテルログ第3弾。
今回は、オーストラリア、シドニーから、僕が今世界で一番好きなホテルParamount House Hotel (パラマウントハウスホテル)を満を持してピックアップ!
2回目の滞在の今回も、期待通り最高の時間を提供してくれました。
Paramount House Hotel, Sydney, Australia
今僕が「世界で一番好きな国は?」と聞かれたら、間違いなくオーストラリアと答えます。食もデザインもアートもハイレベルで、人も明るくて優しい。ここ3年間は年に1,2回は必ず行くほど通っています。
中でもシドニーは、オーストラリア一の経済都市でありながら、ビーチや山など豊かな自然と気候に恵まれ、その住みやすさに世界中から人々が移住しています。多様性に溢れるこの街では、固定概念に囚われない形でカルチャーもめざましく発展中。歴史が浅い国だからなのか、多様性を上手にミックスして生まれる新しいクリエイティブにいつもインスピレーションをもらっています。
そんなシドニーのカルチャーシーンの中心に君臨するのがこのParamount House Hotelです。
洗練されたショップやカフェ、レストランが並ぶSurry Hillsに2018年4月にオープン。Surry Hillsは、東京で言う代官山・中目黒エリアの様な雰囲気。ハイセンスな個人店が並び、クリエイターが多く住んでいるヒップなエリアです。
歴史を感じさせるレンガ造りに、メタルの装飾が目を引く外観の建物は、元々Paramount Pictures Studiosのオフィスだった場所をリノベーションしたもの。
1Fには、ホテル開業より5年前、2013年にオープンしたカフェParamount Coffee Projectがあり、日常使いする地元客で賑わっています。
Paramount Coffee Projectとは、オーストラリアの人気コーヒーショップのオーナー達がコラボレートして始めたコーヒーの実験的プロジェクト。そこから派生したホテル企画が、Paramount House Hotelにあたります。
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![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18518591/picture_pc_263038a56b04ffb557db20019fee1fae.jpg?width=1200)
インダストリアルな内装は居心地抜群。朝から満席の人気店です。
シドニーのトップカフェの一つなので、ホテルに宿泊しなくても是非行って欲しい。
LOBBY エリア
4mはある高い天井で開放感のあるカフェから地続きになっているロビーエリア。ホテルオリジナルのシャツを来たフレンドリーなスタッフが出迎えてくれます。サービスのスタンスは、ラフでカジュアル。友達みたいな接客で気持ち良い。
客室内や共用部に散りばめられたアートワークは、近隣のアートギャラリーChina Heights によるセレクト。めちゃくちゃセンス良いです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18517393/picture_pc_c472b05d38f795fe51a6f494f12389c3.jpg?width=1200)
ROOM① Mack Daddy
これまで僕は2種類の部屋に泊まりました。
Mack Daddyは、最も広い部屋で、いわゆるスイートルーム。といっても自ら予約したわけでなく、たまたま部屋が空いていたとのことで、ホテル側が善意でアップデートしてくれました。超ラッキー。
さすがはスイート、バルコニーを入れて45平米くらいありそう。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579153/picture_pc_22681b8226a79112e3173607cd302419.jpg?width=1200)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18519727/picture_pc_774705508b3797f28ddf00cf312110cf.jpeg?width=1200)
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579013/picture_pc_7fc46cc8e1b55eda788114306e38ce60.jpg?width=1200)
各部屋共通のデザインで、このホテルのアイコニックな要素の一つになっているのが上品な色合いのテラゾータイルで作られた洗面台。美しい...。アメニティ類は全てAesopに統一され、オーストラリアメイドに拘っています。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579006/picture_pc_f150f63e77921bc6479d39832f589d8f.jpg?width=1200)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579029/picture_pc_822fd330ada5053188ae0adb16e8564e.jpg?width=1200)
バルコニーもあります。
至るところに描かれたイラストのペインティングは、Sonny Dayというペインティングユニットによるもの。絶妙に遊びが効いててかわいい。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579083/picture_pc_228a3c5c168db77c9428bdf2e50664ec.jpg?width=1200)
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579460/picture_pc_8428c2122c4c445d324c2fb2065528f6.jpg?width=1200)
個人的な驚きはこのカスタム冷蔵庫。真鍮のキャビネットかと思いきや、冷蔵庫になっています。手が込んでる。これは作るの高そう...。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579553/picture_pc_8f4c172b051b5cf7acc015afec5433cc.jpg?width=1200)
ROOM② Loft
その名の通り、ロフトルーム。2階層になっていて、ベッドエリアがロフトに位置しています。この部屋に2020年1月に泊まってきました。
かなり天井が高いので、しっかりした階段が室内にあります。
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![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18519281/picture_pc_f534755cd19149d6b874d7c43b44fe08.jpg?width=1200)
テラゾーの洗面台はこの部屋でも。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18519353/picture_pc_ae2dec566c11b5851c10524a8b8f386d.jpg?width=1200)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18519350/picture_pc_b5d4a7fcdf6372fb181ad9c8ddde9909.jpg?width=1200)
オリジナルのガウンもかわいい。購入することもできます。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18519351/picture_pc_edf76dfa6db23d7f9d818f07cdc5f6e8.jpg?width=1200)
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579652/picture_pc_4bf5a1f48ccfdd3d6547e0e936668237.jpg?width=1200)
ホテル外観に施されたメタルの装飾が周辺のビルからの目隠しとして機能。この素材を外観に使うという発想はどう生まれてくるのか...。しかも機能も伴いながら意匠としても成り立っている。センス良すぎて嫉妬します。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18579878/picture_pc_32f7c5a526c7432c8bb1f6062d44d9ba.jpg?width=1200)
ROOF TOP CAFE & BAR
3Fにはルーフトップテラスがあり、コーヒーやお酒が飲めるようになっています。一転ここはすっかりビーチデザイン。周辺が開けていて気持ち良い。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18580146/picture_pc_c12fbe7118c4e62688145df2b82ad7d0.jpg?width=1200)
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18580154/picture_pc_e7d03977ae010575d80b43e8298d0d66.jpg?width=1200)
感動したのが、このエレベーターのデザイン。
こんなにスタイリッシュなホテルなのに、エレベーター内の壁紙がこれ。ハズシのセンスすごすぎ。こうやって適度にふざけちゃう、力の抜けたデザインは日本では見られないですよね。
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18582153/picture_pc_3047212a7a4860646c19b6dbfaec50e4.jpg?width=1200)
シドニーの上質なアートやモノづくりに触れ、インスピレーションに溢れた滞在
Paramount House Hotelは、世界中どこを見てもインスピレーションソースが見当たらないような新しい空間造りで、とてもシドニーらしいホテルだなと思います。
元のビルの剥き出しになったコンクリートやレンガの素材を活かしつつ、メタルの装飾や無垢材のフロアなど様々な素材を織り交ぜ、インダストリアルながらも洗練された空間に。
固定概念なく素材を組み合わせ、それをまとめる絶妙のセンスはシドニーならでは。アメニティにはAesopを、ミニバーのお酒や軽食は全てオーストラリアのクラフトブランドを使い、オーストラリアメイドに徹底的に拘っています。
1Fに隣接し、ホテルのルームサービスも担当するワインバーPolyもシドニーのフードシーンを牽引する名店の一つ。デザインだけでなく、コーヒー・食・アート等滞在に関わる全ての要素が抜かり無く作り込まれています。
何より、僕が一番印象に残ったのは、部屋に入った瞬間に香る良い匂い。あのAesopのお店に入った時の感じ。Aesopのルームスプレーだと思いますが、消えずにずっと残ってるんです。どうやってるんだろう。
数々のホテルを泊まり歩いてきたけど、匂いにこだわっているホテルは意外と少ない。一つ一つの客室まで良い匂いがし続けるというのは、差別化要因になるなーと思いました。
滞在情報
このホテルの良いところは、こんなに豪華なデザインなのに、宿泊費が安い!
部屋は5種類あり、一番小さい部屋は一泊AUD225。なんと今は1豪ドルが¥74なので、一泊¥16,444と、超お手頃です。
スイートルームであるMAC DADDYは、一泊AUD500(¥36,707)〜、今回泊まったLOFTは、AUD375(¥27,530)〜とこちらも超お手頃。NYだったら、どちらも確実に2倍しますね。
ホテルがあるエリアSurry Hillsは、カルチャー好きなら必ず行く中心エリア。Paramount House Hotelを拠点に、シドニーのカルチャーシーンを堪能してきて下さい!
<Paramount House Hostel>
HP:https://paramounthousehotel.com/
Instagram:https://www.instagram.com/paramounthousehotel/
Address:80 Commonwealth StSurry Hills NSW 2010 オーストラリア
Price:一泊 AUD225〜
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