バスケ部だったのに頑なにスラムダンク読まなかった人間が『THE FIRST SLAM DUNK』を鑑賞して
原作、アニメ共に未読。
中高バスケ部だったのですが、読んだことも見たことも無かったです。
「あひるの空」や「黒子のバスケ」も読まず、もはやバスケ嫌いなんじゃないかと思うほどバスケ漫画に興味がありませんでした。
周りの部員からは「見ない意味がわからん」と言われ続けた学生生活でしたがようやくその意味がわかりました。
なんとなくキャラと学校名聴いたことあるくらいで鑑賞しましたが、爆裂に面白かったです。
鑑賞後、読んだことある友達に色々情報補足してもらって、本作が如何にすごいのか再認識しました。
正直、今スラムダンクをやる意味ってなに?と思ってましたが、これを描きたかったのであればとても意味があると感じました。
まず山王戦がシンプルに面白い。
ああいったジャイアントキリングってどうせ漫画だけの世界だけでしょ?とか思われがちだけど意外とあるからこそ熱くなれる。
自分が高校生だった時も、僕の高校は無名でしたが、その地区で一番強い高校に勝った事がありました。
だからこそ描かれた下剋上には妙にリアリティを感じました。
ああいった、“時の流れ”が手に取るようにわかる感じも再現されていて素晴らしかったです。
ストーリーはちょこちょこ改変されているようですが、原作知らない勢からすると特に違和感はなかったです。
予告編がよくわからなかったのですが、それにもきちんと意味がありました。
徹底して公開まで情報解禁しなかったのにも納得です。
部活でバスケしてた人って憧れの番号って多分ありますよね。
自分はスリーポイントをばかすか入れる先輩が「14番」つけてて、その人が引退した後に「14番」をもらえたのが嬉しかったです。
(自分パワーフォワードだったのでスリーポイント打つことなかったんですけどね)
3Dアニメにしたのもとても意味があったと思います。
スポーツなのでどうしても2次元的な表現では限界があると思います。
それを俯瞰視点にしたり、ドリブルしている選手の主観視点にしたりすることで試合をしているメンバーと同じスピードを体感することができる。
この映画体験のためには3Dアニメが正解だったと思います。
特にラスト1分は映画館で観ないと後悔すると思います。
時間が止まる瞬間。
バッシュと床が擦れる音。
速攻した時の流れの速さ。
シュートの静寂。
どれをとっても映画館で体感して良かったです。
あの瞬間くしゃみとかしたら、一生恨まれますよ。
久々に映画館であんなに興奮したかもしれないです。
あと、バスケがしたいです。
【その他メモ・独り言】
・試合を止めるためのプッシング。
・タプタプのタプタプ感。
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