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そろそろ大学卒業なので、大学の思い出を振り返ってみる。 第二話

こんにちは。takuです。

そろそろ大学卒業…
ということで大学4年間の思い出を振り返るシリーズ、第2話です。

前回は大学1年を振り返りました。
期待に膨らむ春から絶望の冬へ…

自分自身の甘さが生んだ悲しい一年からtakuはどう進んでいくのか。
大学1年の3月頃、留学をするところから再開します…

第一話を見ていない方は以下のリンクからご覧ください。

たった2週間の濃密な留学

メンタル状態が最悪な中での留学

さて、サークルやクラスから抜けてしまってぼっちのtaku君でしたが、この直後に留学に行きます。

2019年3月。僕はニュージーランドのオークランドへ行きました。
最初の留学だったので短く2週間滞在を予定していました。

この時思ったことは「色々なことをよく考えよう」というのと「気持ちを切り替えよう」というものでした。

というのも、サークルはこの時点ではやめてはいませんでした。

心の中ではやめる方向だったのですが、サークルの中にも良い人はいたので、そういうことも考えて今後続けられるのか?続けたいのかをあらためて考えたかったわけです。

そのことを考えつつも、留学先で知り合う人たちとの人間関係もあります。留学は特に外国人とコミュニケーションを取ることで英語上達の効果が出るわけですから、暗い気持ちで過ごすのはもったいないですよね。

だけど、あんまりメンタルは良くありませんでした。「どうせ俺なんか…」みたいな気持ちはそこまで強くはありませんでしたが、とにかく嫌な気持ちでしたからね。

たくさんの人と過ごした2週間

留学ではホストマザーを始めとして、語学学校で出会ったクラスメイト、日本人の留学生の子たちと色々なことをしました。

どこかの島へ行ったり、オークランドの近くにあるフィッシュマーケットでフィッシュアンドチップスをお腹いっぱい食べたり…様々な国籍のクラスメイトと人狼もやりました。

なんといっても印象深かったのが、テロ事件で大騒ぎになったことです。最初に書きましたが、2019年3月。ご存知か分かりませんが、クライストチャーチでテロがありました。

場所は違えど同じ国でそういうことが起こったものですから、親は心配するし、滞在先の家のTVは連日それで持ちきりだし、電車も止まるし。

だけど、その中で臆することなくしっかり対応できたことは自信になりました。何より、現地の人の温かい言葉や花がオークランド市街で所々見られ、人の温かさを感じました。

確かに、メンタル的には辛かったんですが、意味のある時間になったように思います。またニュージーランドに行きたいですね。治安も良いし。

大学2年―卑屈な一年

ネガティブ思考が止まらない

さて、留学から帰ってきてからは大学2年になります。

この一年は、やっぱり全体的に暗い一年でした。いくら自業自得とは言え、メンタルがやられたら当分は立ち直れないものです。

この時、僕は東大生に対してあんまり良いイメージは持っていませんでした。なので、浪人した時と同じくらい「話しかけるな」オーラを出しながら授業を受けていました。

東大生に対するイメージは今もそこまで変わっているわけではないですが、大学2年のころはもっとひどかったです。

また、全体的にエネルギーがあまりありませんでした。
何かをするときにモチベーションが上がらず「やっぱやめよっかなぁ」と思ってやめてしまうような感じだったんですね。

ではどうやって立ち直せばよかったのかと言われると、今でも正直よく分かりません。今自分がこの時の自分に対してどう声をかければ良いのかはよく分かりません。

説明するのが難しいですが、それくらい難しい時期だったように思います。

ひょんなことから…

一方で、ちょっと嬉しい出来事が起こります。
この時に、とある女の子とお付き合いすることになりました。

知り合ったのはニュージーランドの留学の時です。この時に知り合って「可愛いなぁ~」と思って留学から帰った後もLINEでやり取りしていました。

そこから一度会って付き合うことになるわけですが、成り行きは深くは言いませんが、そんなにスパッといったわけではありませんでした。

お互い「えっ」ってなって「あっ、えっ」ってなりながらって感じでした。付き合い当初は本当にぎこちなかったと思います。ごめんね。

付き合ってからは、人間関係の話になると彼女の話しかない、って感じになります。「友達の○○君がさ~」っていう話が「いや、うちの彼女がさ~」としか言えないわけですよ。

一見「なんだコイツ惚気やがって」って思うかもしれないんですけど、そういう話しかできないくらい人間関係がうまくいってなかったんですよ。

友達がいなかったんですから。

今はすっかり暗い気持ちも癒えてはいるし、ちゃんと友達作って色々過ごしてはいますけど、この頃は交際費は彼女とのデートで全振りですからね。

良いんだか悪いんだかよく分かりません笑

価値観の変化

そんな出会いを経てからは、少し価値観が変わってきたように思います。

まず、目の前にいる彼女を大切にしようという思いを持つことで、なんとなく「思いやりの心」を持てるようになりました。

第一話でも話しましたが、結構僕は独りよがりでした。
そういう「自分が!自分が!」みたいな人って近寄りがたいですよね。

そういうのって考えれば分かる話ではあるんですが、そういうところが見えていない中で知らず知らずに直ったので非常にありがたいですね。

次に、これは卑屈になっていたからというのが大きいんですが、
将来の夢が変わっていきました。

元々、僕は弁護士や外交官を志して東大文一(法学部へ進学するところ)に入学したんですが、思ったんですよ。「だるいな」と。

弁護士や外交官は国家試験を受けて初めてなれるものですが、大変な思いをしてやっとこさ弁護士・外交官になったのに、自分のやりたいことができるのはほんの一握りの人間しかいないわけです。

そもそも、この思いの根底にあったのは「世界を旅したい」という思いでした。その思いに対して弁護士・外交官がどうしても適当な選択肢だとは思えませんでした。

そういうわけで、僕は「就職」という選択肢を選ぶことになります。ここからがまた大変になっていくのですが…(ここは次回に回します)

この辺りの価値観の変化が残りの後半の2年に大きく影響を与えていくことになります。

今思うと、この一年はどうしようもなかったなあとは思いますが、その一方で何か得たような、何か大切なものを拾えたような、そんな一年だった気がします。

まだ結論付けるには早いと思うんですが、卑屈なりに頑張ったんだということを書き残して終わりにします。

次回は大学3年の話をします。皆さんご存知コロナ禍の始まりです。
大変な時期になることを当時僕は知る由もありませんでした…

最後までご覧いただきありがとうございました。

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