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親世代に知ってほしい、大学受験の話

こんにちは。takuです。

今回は、親世代の方に向けた大学受験の話をしていこうと思います。

なぜ、こういうテーマで話すのかというと、noteはどちらかというと大人世代が読みそうだ、という勝手なイメージからです。

多分、これを読んでいる方は教育に熱心なんじゃないかなぁ、と思います。

皆さんに向けて、以下に色々お話していきますが、本題に入る前に一つだけ意識してほしいことがあります。

それは「何のための教育なのか?」ということです。
まずはそこを整理するところから始めていきましょう。

何のための教育なのか?

僕もそろそろ社会人になります。数年後は結婚して、その数年後には子供を設けて育てるだろうとなんとなくイメージしています。

僕は男です。恐らく、息子が生まれたら息子とは一定の距離を置くだろうし、娘が生まれたら娘にベッタリでしょう。

正直、女の子は誰だって可愛いでしょ。娘なら特にそうです。
対して、男は十中八九アホです。男である僕自身、思春期の男子はめんどくさそうだと思います。

少し話が逸れましたが、息子であれ娘であれ、大切な我が子ですから大切に育てようと普通は思うはず。思わない人はどうぞ適当に育ててください。

では、大切に育てる、ということは一体何を意味しているのでしょうか?

可愛い我が子だから大切に育てる。これは分かるのですが、大切に育てることはすなわち何かを考えないとひどいことになります。

教育熱心な親が陥りそうな落とし穴

具体的に考えてみましょう。これを読んでいる方の多くは教育熱心かと思いますが、息子さん・娘さんをどのように教育されていますか?

よく聞く話ですが、東大生の親は「勉強しろ!」と言わないらしいです。なのに子供は勉強して東大へ行く。すごいパラドキシカルな話です。

僕は親に「勉強しろ!」と言われたことはあまりありません。一番言われたときが中学2年生の頃。当時は反抗してました。

個人的な意見ですが、「勉強しろ!」という親の言葉は子どもには何の影響も及ぼしません。良くもならないし、悪くもならないです。だって、子どもは親のそれに聞く耳を持たないから。

皆さん、子どもの頃をよく思い出してください。中高時代、皆さんは部活に励んでいたかもしれませんし、それこそ勉強をガリガリやっていたかもしれませんね。

では、自身のご両親に何かを言われたとき、その言うことをどれだけ忠実に聞いていましたか?あるいは、自分の気持ちと親の気持ち、どちらを優先していましたか?

結局子どもにどうなってほしいのか?

子どもに勉強してほしくて発する「勉強しなさい!」ですが、その根底にあるのは「勉強をするべきだ!」という考えです。

では、なぜ勉強をするべきなのでしょう?

この辺りで、どうしても親子の間で価値観がズレてしまいます。

親サイドは「勉強した方が良い」って思うでしょうけど、子サイドからしたら「勉強が苦手だからやりたくない、やっていい思いをしていないのに何でやらなきゃいけねぇんだ」ってなります。

このズレの中で、子どもが勉強してもらうためにはどうすればいいでしょうか?あるいは、より広い観点で、どうすれば子どもが幸せになれるでしょうか?

僕はこの辺りに「大切に育てる」という意味が入っているんじゃないかなと思っています。それを意識しないと教育の意味が無くなります。

どうかご注意ください。

僕の思う教育観

僕が親になった時、子どもには好きにやらせたいと思います。
もちろん、最低限のことはしっかりやるように厳しく指導をします。

勉強は読み書き計算くらいはできるようにさせます。
義務教育の範囲ですかね。

宿題は必ず出させます。出さないと暴力を介さない制裁をするつもりです。
ゲーム禁止とか。

その辺りは、もしかしたら僕の父親と同じやり方になるかもしれません。全く同じことを父親にされたのが懐かしいです。

あとは好きにやらせます。僕と同じくガリ勉の道をたどっても良いし、アイドルやスポーツ選手、youtuber、ブルーカラーでも何でも良いです。

僕は、凶悪犯罪者にさえならなければ、どんな人生を歩んでも良いと思っています。とにかく本人に幸せになってもらえればそれで構いません。

子どもの価値観は子どもが作る

このように思っているのは、「子どもを支配したくない」という思いがあります。子どもには自分で幸せの基準を作ってもらい、その幸せを掴んでほしいと思っているわけです。

子どもは親にとっては分身でしょう。僕はその分身たる子どもが、自分と違う道を歩むことで、僕と違う世界線で生きていることを楽しみにしています。

もし、僕がスポーツ選手だったら?アイドルだったら?youtuberだったら?僕にとっては非日常で面白いものです。

例えそのような職業を目指してフリーターになっちゃったとしても、本人が幸せならそれでいいと思ってます。もちろん、フリーターのまま親のすねをかじっているようじゃダメなんですけどね。

ただ、親のすねをかじるということは「親に依存している」ということです。「子どもを支配しない」以上、そんな状況は絶対に許しません。

親としてできること

しかし、教育熱心な親みたいなことをするとすれば、「勉強の楽しさを伝えること」かなと思います。

習い事は色んなことをやらせてあげたいですね。僕がやってきたピアノ・そろばん・中学受験塾・サッカーは少しでもやらせてみたいです。

将来の妻がやってきた習い事もやらせてみたいですね。

子どもがその気になるのは、やっぱり「親がやってるから」なんじゃないかなぁと思います。

親がやってるから、友達がやってるから、皆やってるから…人が大体何かをするきっかけってそんなものです。何かに影響を受けてやるものです。

「数学の勉強をしろ!」って言われても「三平方の定理って説明できる?」と子どもが聞いたの「分かんな~い☆」なんて答えたら説得力がありません。

親子同士で十分通じるのでなければ子どもに何かをさせるなんて無理です。

大学受験について

では、そろそろ大学受験の話をします。

大学受験は普通に重要です。というのも、所属する大学によって今後の人生にしっかり影響を受けるからです。

例えば就活では、早稲田・慶應で派閥があります。早慶の大学内でコミュニティに入れば、適当にやっててもそのコミュニティのOBの会社に十中八九入れると思います。

能力はどうでしょうか。大学内の雰囲気や専攻する科目などで何ができるようになるかは大きく変わってきます。

僕は専攻が法律でしたが、経済や語学の勉強をゴリゴリしていました。法律・経済は論理的思考の枠組みを学びましたし、語学は世界で働くための基礎を作ることができました。

金銭感覚の話?

一方でこんな話を聞いたことがあります。高卒の社員さんの話(※あくまで一例)ですが、その人は結構近い距離でもタクシーを使うんだとか。

例えば、電車を使えば120円しかしない近場に週1で外食するとします。タクシーを使うと大体その距離で800円はしますから、その差は700円弱です。

これを週1でずっと続けてると、700円×52週≒3.5万円/年の差額になります。
3.5万円あれば1回小旅行できちゃいますね。

その高卒の社員さんはまだ若くて、大卒よりも早いタイミングで大金をもらっているからきっと調子に乗ってお金を使っちゃってるんでしょう。

だけど、1年に1回旅行できるくらいのお金を余分に使っちゃってるわけですから、ちょっと幸せを逃していますよね。

人生100年時代と言われているし、これを100年続けていくって考えると恐ろしい話です。

長期的な視点で幸せを考える

これは何もお金に限った話ではありません。色々なところで、より広く長期的な目線で見ていかないと、大きな幸せを逃しちゃう可能性があります。

こういうことを経験的に知っている僕は、やっぱり子どもにそんなもったいないことをしてほしくないので、やっぱり大学には行ってほしいなぁと思うわけです。

もちろん、大学に行かなくても「色々な視点を持つ」「広く見る」ことを身に付ける方法はあると思います。

どんな方法であれ、「どうすれば子どもが幸せになれるのか?」をよく考えて子どもと接していこうと考えているわけです。

終わりに

最後になりますが、僕は勉強や教育はあくまで楽しいと思っているだけで、それを子どもに無理にやらせようとは思っていません。

子どもには好きにやらせたい。その為にできることは何でもするつもりです。必要な機会や環境はできる限り作っていくつもりです。

でも、最後に決めるのは子どもです。そんな気持ちで気楽に接していこうと思います。

もしかしたら色々苦労するかもしれません、というか絶対トラブルは起こると思います。でも、それはそれで楽しいと思ってます。

取り留めのない話になっちゃいましたが、参考にしていただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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