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サブコン監督がゼネコン監督に転職することによる3つのメリット、デメリット


※この記事はおよそ5分で読めます

こんにちは たなかです。
ほぼ半年ぶりの更新となってしまいました。。 すみません。

私自身サブコンからゼネコンに転職したわけですが
サブコン監督とゼネコン監督ってどう違うの??
ってことを現職の同僚はじめ、様々な方から聞かれるため
自分自身の頭を整理するためにメリット、デメリットに分けて
書いてみます。

なお、私は改修工事専門の内装電気工事会社から
設計施工メインのゼネコンの設備担当
というポジションに変わったため
それだけご留意ください。

メリット① 時間が取れるようになった!

サブコン時代は基本的に休みは不規則でした。
土日も関係なかったですし、夜間工事対応も当たり前にありました。
休みだと思ってたら工事の工程が変わって仕事になる
なんてのもしょっちゅうでした。

今は新築工事メインなため、日曜日は必ず休みで
私は仕事を平日に傾けて調整していますので
土曜日も月に1回ほどしか出ません。
特に上場企業のゼネコンは働き方改革が急速に広まっているなあと感じます。

ただこれは職場や現場によって違いはあると思うのでご参考までに。


メリット② 豊富な知識が得られるようになるチャンスが増える!

サブコンは電気工事、もしくは設備工事 のみの請け負いなため
入ってくる知識やアウトプットも電気・設備工事のみが
ほとんどになります。
ゼネコンでは建築一式を請け負うため
電気・設備はもちろんのこと
建築・意匠・構造(時には土木)など幅広い知識が身につきます。
わからないことがあっても、社内ですぐに聞けるため心強いです。

覚えるのはとても大変ですが、好奇心が旺盛な方にはオススメです。


メリット③ 仕事の裁量がより大きくなった!

個人的にはこれが一番のメリットかなと思っています。
サブコン時代も代理人をしていましたが
何か決めるとなると、すべて元請に報告をして
決めてもらっていました。

今はそれらを判断・決断することが仕事なため
裁量はより大きくなったと言えます。
ただその分、責任も大きいためプレッシャーも強くなりました。


デメリット① 現場にガッツリ出る機会が減った

ゼネコンの設備担当は複数の現場を掛け持ち
・サブコンが施工図・打ち合わせ通りきちんと施工しているかの確認
・施主や社内との打ち合わせ

がメインになります。
そのため、ひとつの現場に週に1回ほどしか行かないことも多く
常に現場に張り付いているわけではありません。

現場での打ち合わせもサブコン監督とがメインで
職人さんと話す機会も激減するため
ふとした時に、懐かしさというか寂しさを感じる時は多いですね。


デメリット② 書類確認、作成業務が増えた

デメリット①の補足のような感じです。
元請としてサブコンを取りまとめるため
各社の見積や図面、施工計画書、施工要領書、機器納入仕様書をはじめ
書類のチェック、作成業務が大幅に増えました。
忙しい時は1週間ずっと書類確認・作成をするだけで終わることもあります。

サブコン時代は書類の数などはあまり感じてなかったのですが
ゼネコンではこんなにあるのか、、と正直嫌になることもあります。

生産性向上のために書類の簡素化は必須です。
自分もできる範囲で書類を減らす努力はしていきたいと思っています。


デメリット③ スペシャリストにはなりづらくなる

メリット②の裏返しだと思って頂ければと思います。
幅広い知識が身に着くのはいいですが
その分ひとつひとつの知識は浅くなりがちです。
私自身サブコンに聞いて、常に新しい知識を吸収しようと心掛けていますが
やはり、最先端の技術はサブコンが持ってますし
専門性ではサブコンには到底敵いません。

スペシャリストとして元請を支えて
頼られていたのもそれはそれで楽しかったなあと
振り返ると思います。


以上になります。
書いてみると、デメリットとメリットはだいたい表裏一体になってますね(笑)
サブコン、ゼネコンのどちらがいい というよりはそれぞれの役割、立場があると思うので
自分がどちらに向いているのか を考えて選択してみてはいかがでしょうか

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