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好きを伸ばせる子どもを育てるコツ〜カギを握るのは親の生き方

こんにちは。
元大手進学塾トップクラス担当講師で、現在はニュージーランド在住の受験&国際教育コンサルタントのTakuです。

子どもには好きなことも見つけて、
それを生かした人生を送ってほしい。

得意なことにフォーカスして、
自分らしい人生を子どもに送ってほしい。

最近そんなグローバル発想を持った保護者の方が、
徐々に増えてきていて素敵だなと思っています。

でもそれを実行しようとすると、
思いの外難しいと思ったことはないですか。

そうそう!まさにそう!と思ったなら、
きっとヒントになることがあると思いますので、
最後まで読んでみて下さいね。


子どもは言葉ではなく背中を見て育つ

これまで30年間指導して来てはっきり感じること。

それは子どもたちは大人の言葉に従うのではなく、
大人の背中を見て動く
ということです。

そして子どもにとって一番大切な大人が、
親であることは今更いうまでもないでしょう。

いくら親がガミガミしつこく言ったところで、
肝心の行動が伴っていなければ、
子どもは一向に言うことを聞きません。

「スマホばかり見ていないで勉強しなさい!」

そう子どもに叫びながらそのすぐ直後に、
スマホでSNSをチェックしている人も見かけますが、
これで子どもに言うことを聞かせようと言うのは、
あまりにも無視が良すぎるでしょう。

子どもはどんな時でも常に冷静に、
大人の言動をじっと観察しています。

だからこそ親は子どもの手本になるべきですし、
ここにこそこれからの時代の子供たちを育てる、
最大のヒントがあると私は思っています。

親自身が好きなことは?

子どもに好きなことを見つけてほしいと願うなら、
まず親であるあなた自身が好きなことを、
見つける必要があります。

親自身が好きなことを見つけられていないのに、
子どもに好きなことを探しなさいと言っても、
説得力がゼロなのは誰でも分かりますよね。

でもどうでしょう?
それを無意識に地で行っている方が、
少なくないのではないでしょうか。

確かに日本で教育を受けると、
受験というレールに乗っていきてしまうので、
自分の好きを見つける経験をしたことのない人が、
少なからず存在することは知っています。

かくいう私もかつて自分の子どもに、
「好きなことを仕事にするんだよ」と言っていましたが、
逆に「パパは好きなこと何?」と聞かれて詰まった経験も。

でもその言葉がきっかけになって好きなことを考え、
今では大好きなことを見つけられて、
とても充実した時間を過ごせています。

そしてその自分の変化がきっかけとなり、
子どもたちは自分で好きなことを探すようになり、
それを元に進路を選んでくれました。

私の周りでも指導した生徒たちを見ても、
同じような現象はたくさん起こっており、
まずは親が好きを見つけることの大切さを痛感しています。

親が楽しんで好きなことをしよう

一旦親自身が好きなことを見つけたら、
それをぜひ積極的に行っていって、
楽しんでいる親の姿を子どもに見せるようにしましょう。

どんなに好きなことが見つかっても、
それを実際に実行しなければ、
楽しさを実感することはできません。

ここで大切になるのは親自身が、
好きなことを楽しんでいる姿そのものを。
子どもに示すことにあります。

大人が楽しむなんてと思うことも多いですが、
大人だって存分に好きなことを楽しんでいいし、
その姿を見せることで子ども自身も、
大人って楽しそうと思うようになるもの。

通勤電車の中で見かける疲れ果てた姿ばかり見たら、
大人になんかなりたくないと子供が思うのも、
無理はないと思いませんか?

子どもは楽しそう!と思えることなら、
多少大変なことでも前向きに頑張るものです。

だからこそまず親自身が率先して、
大好きなことを思う存分楽しみましょう。

心の底から時間を忘れて自分の好きなことに、
打ち込んで楽しんでみてほしいのです。

私が住むニュージーランドでは、
大人も子ども同様に童心に帰って楽しむ姿を、
日常でよく見かけるものです。

そんな大人を子どもたちが応援している。
こうした光景を通して子どもたちは、
あんな大人になりたいと願うのかもしれません。

もちろん同じことは日本にいる大人にも、
できないはずはないですよね。

これは親自身の人生にとっても、
素敵な効果を持つものだと思っています。

私自身も自分が大好きなことに打ち込む時間を、
意識して持つようになってから明らかに、
毎日の幸福度が格段に上がりました。

今も子どもたちとお互いに大好きなことを、
楽しんでいる時間がとても好きです。

子どもは親を写す鏡

つまらない時間を過ごしている親の子は、
日々がつまらないと感じることが多いでしょう。

逆に親自身が人生を謳歌している姿を見えるほど、
子どもは親の生き方に憧れて、
自分もそうなりたいと思うようになります。

そうすれば子どもは事前と自分から、
好きなことはなんだろうと自問するようになり、
その探索に乗り出すようになるものです。

「親は子どもの鏡」とは言い得て妙なり。

子どもにやらせたいと思うことはまず、
親が手本になって示せるような大人に、
私たち自身がなっていきたいものですね。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。

子どもに好きなことを見つけて、
打ち込んでほしいと願うならまず、
親自身が好きなことを見つけることから始めましょう。

子どもは親の言葉にはいつか、
従わなくなる時がやってくるものです。

そんな時背中で子供を導いていける親で、
あり続けたいものだと心から思います。
あなたはどう思われますか?

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