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今週NY市場サマリーのロイター引用メモ

今週のおさらい。

[30日 ロイター]
<為替> 米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えドルが上昇した。一方、予想を上回るインフレ指標を受けユーロが買われる場面もあった。

<債券> 重要経済指標の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)などを週内に控え、利回りが上昇した。

投資家は、FRBが1日まで開くFOMCでの0.25%ポイント利上げをほぼ確実視している。今週発表される予定の消費者信頼感指数や失業率など一連の経済指標は、FRBが3月に利上げを終了するかどうかの判断材料になるとみられている。

<株式> 反落して取引を終えた。週内に予定される主要中央銀行の政策会合や一連の企業決算発表といった重要イベントに投資家が注目する中、テクノロジー株など大型株の下げが重しとなった。
ダウ工業株30種 終値33717.09 前日比-260.99 (-0.77%)

NY市場サマリー(30日)株式反落、ドル・利回り上昇 | ロイター

[31日 ロイター]
<為替> ドルが下落した。第4・四半期の米雇用コスト指数の伸びが予想を下回ったことを受けた。

米労働省が31日に発表した2022年第4・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.0%上昇と、伸びは第3・四半期(1.2%)から鈍化し、21年第4・四半期以来1年ぶりの低水準となった。また、ロイターがまとめた市場予想(1.1%)を下回った。
それでも米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げが揺らぐ可能性は低いとみられている。

<債券> 指標10年債利回りが2週間ぶりの高水準から小幅に低下した。賃金の伸び鈍化や住宅市場の落ち込みを示す経済指標を受けた。一方、短期債利回りの月間低下幅は約3年ぶりの大きさとなった。

米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが31日に発表した11月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数は、全国の住宅価格指数が前年同月比7.7%上昇と10月の9.2%上昇から伸びが鈍化した。

<株式> 主要株価3指数が1%超反発して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控える中、雇用コストの伸びが鈍化し、インフレ抑制に向けた連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げが効果を示しているとの安心感を誘った。
ダウ工業株30種 終値34086.04 前日比+368.95 (+1.09%)

UPDATE 1-NY市場サマリー(31日)ダウ368ドル高、ドル下落 | ロイター

[1日 ロイター]
<為替> ドルが下落。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で継続的な利上げが適切と再表明しつつも、インフレ圧力緩和で進展しているという見解を示したことを受け、ドルは主要通貨バスケットに対し9カ月ぶり安値に沈んだ。

<債券> 米債利回りが低下した。連邦準備理事会(FRB)は予想通りに0.25 %ポイントの利上げを決定し、利上げ継続が適切と表明。利上げを一時停止する用意は示 さなかったが、市場はFRBがハト派的スタンスを取ることを依然として期待している。

<株式> 続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がイ ンフレが緩和し始めているという認識を示したことが背景。
ダウ工業株30種 34092.96 +6.92 +0.02

UPDATE 1-NY市場サマリー(1日)ドル9カ月ぶり安値、株続伸 | ロイター

[2日 ロイター]
<為替> ユーロがドルに対して下落した。欧州中央銀行(ECB)が予想通り0.50%ポイントの利上げを決定したほか、イングランド銀行(英中央銀行)がインフレに対しハト派的な見解を示したことを受けた。
ECBは2日の理事会で政策金利を0.5%ポイント引き上げ3%とした。利上げは5会合連続。3月にも0.5%ポイントの追加利上げの方針を示し、高インフレとの戦いを続ける道筋を再確認した。

<債券> 国債利回りはほぼ変わらず。市場は米連邦準備理事会(FRB)が前日に示したハト派的なトーンを消化し、3日に発表される1月の米雇用統計に備えている。FRBは1月31─2月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイント利上げを決定。インフレ対応で峠を越えたとの認識を示した上で、ただインフレとの戦いに「勝利」するには、追加利上げを実施し高水準の金利を少なくとも2023年を通じて維持することが必要になると指摘した。

<株式> ナスダック総合とS&P総合500種が続伸して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予想よりもハト派的だったことや、大幅なコスト削減が好感されたメタ・プラットフォームズの株価急伸に支援された。
ダウ工業株30種 終値34053.94 前日比-39.02 (-0.11%)

UPDATE 1-NY市場サマリー(2日)ナスダック・S&P続伸、ユーロとポンド下落 | ロイター

[3日 ロイター]
<為替> ドルが急伸。3日発表された1月の米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回る大幅増になったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ余地が拡大する可能性があるという見方が強まった。

<債券> 米債利回りが上昇した。1月の米雇用者数が急増したほか、1月の米サービス業の活動が回復したことを受けた。

<株式> 主要株式指数が下落して取引を終えた。1月雇用統計が予想以上に堅調だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による積極利上げ懸念が浮上した。
ダウ工業株30種 終値33926.01 前日比-127.93 (-0.38%)

NY市場サマリー(3日)ドル急伸、株価下落 国債利回り上昇 | ロイター

今週のトピックはやはり雇用統計とISM非製造業総合景況指数ですね。

経済指標カレンダー/マネックス証券

失業率

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・グアティエリ氏は「驚異的に強い雇用統計のために、リセッション不安とこの春にも利上げサイクルが終了するとの見方は実に疑わしくなった」とリポートで指摘した。

米雇用者数、予想大きく上回る51.7万人増-失業率53年ぶり低水準 - Bloomberg

ISM指数

今回の統計は昨年末に見られた消費活動の鈍化が持続的な支出抑制の始まりではなく、一時的な中断であった可能性が高いことを示唆している。予想を大幅に上回った1月の雇用統計と合わせ、ISM指数は労働市場とインフレ鈍化、賃金上昇が少なくとも今のところは引き続き消費を支援していることを示唆した。

米ISM非製造業総合景況指数、1月は2020年半ば以来の大幅上昇 - Bloomberg

雇用、景気と続くと次は少し先の住宅でしょうかね。
あとは気になったのがクレジットのお話。

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ではまた。

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