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クロアチア代表に勝つためにやるべきこと。

日本代表、難敵スペイン代表を撃破

寝不足が続く毎日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。競馬ファンとサッカーファンを兼任していると、週末は気が休まらないです(笑)・

そんな中、スペイン代表を破ってグループリーグ1位突破した日本代表。

今宵はいよいよ決勝トーナメント1回戦、クロアチア代表との大一番が控えています。

ワールドカップ開幕前はサッカーに詳しければ詳しいほど、「日本が勝ち上がるのは厳しい」という状態でしたが、蓋を開ければサッカー大国に2勝。

巷では「ジャイキリ(ジャイアントキリング)」と評する人も多く、僕も「スポーツはやってみないとわからないものだなぁ」とボンヤリ思っています。

「ジャイキリ」に科学的根拠はあるの?

能力や戦績が大きく劣るものが、優れたものを倒すことを「ジャイアントキリング(≒大物食い、大番狂わせ)」といいます。

普段発揮できない力が解き放たれ、大きな成果をもたらす。発揮した側は「してやったり!」発揮された側からすると「こんなはずでは…」という結末に観客は熱狂する。真剣勝負が織りなすドラマ。競馬でいえば穴党がハマるエクスタシーってやつです。

この「ジャイキリ」。これは偶然の産物なのでしょうか?

似たようなものに「火事場の馬鹿力」があります。非常事態では普段持ちあげられない物が持てたり、走れない距離が走れたりすることを表すものです。「能力のリミッター解除」がなされると、動物は想像を超える力を発揮できるんですよね。

実は「火事場の馬鹿力」は科学的に根拠があるそうです。

もし人間が100%フルパワーで動作を行ったら、筋肉や骨には相当なダメージが残ります。仮に1日フルパワーで動いたら、その後回復には2日以上かかることも考えられるのです。

そのため僕たちの脳は、予め動作にリミッターをかけるように指示を出しています。常に60~70%のパワーで動いているので、電池切れを起こさずに翌日も稼働できる。というわけです。

脳ミソまじですごい。

リミッターを解除するのは?

火事場の馬鹿力が発揮されるときは、このリミッターが解除された状態のとき。これを作り出すのが、「βエンドルフィン」という脳内の神経伝達物質です。

βエンドルフィンが分泌されると、人は高揚感や幸福感を感じるようになり、痛みや苦しみを感じにくくなるそうです。そのため、「脳内麻薬」とも言われています。

私生活ではジョギング中に訪れる「ランナーズハイ」が有名です。ランナーズハイになると、ランニング中の苦しさを感じずどこまででも走れる状態になります。もちろん、その状態が終わったときの疲労感も大きいですけどね。

βエンドルフィンは、「よしそろそろ本気出しますか(ポチ)」みたいな感じで分泌させることはできません。多くの場合、危機的状況や心理的ストレス、身体的ストレスへの防御機能として発せられるもののようです。

唯一自発的に分泌する方法としては、
①大声を出す!②「自分はできる」と言い聞かせる。があります。ハンマー投げの選手が大声を出すのはそのためだそうですよ。

なるほど、少し乱暴ではありますが、限界突破の方法がわかったような気がします。

ジャイキリ実現への転用!

では来たる決戦に向けて、
βエンドルフィン大量放出作戦といこうじゃないか!
気合いだ!気合いだ!気合いだ!気合いだ!(大声)&日〇学園第二高校よろしくのエクストリーム早朝掃除アンド登校でクロアチア撃破じゃ!!!

とできたらいいんですけど…

現実はそんなに簡単にはいきません。この試合で選手生命を終わらせる覚悟で臨むならそれが最適でしょう。ただ日本代表の全ての選手には、これから先も明るい未来が待っています

スポコン漫画にありがちな、「肩が壊れてもこの試合に人生をかける」みたいなのはあくまで意気込み、気持ちの問題。制御されたフルパワーを出してくれたらいいのです。

結論、ジャイキリを起こすための「脳のリミッター解除」は理論上可能。でもそんなの使わない方がいい。

勝利に「つなげたい」でいい。

じゃあどうやって勝つのよ?となります。

僕は「ジャイキリ」「火事場の馬鹿力」より、「二度あることは三度ある」を信じる派です。

冒頭で「能力の足りないものうんぬんかんぬん…」というお話をしましたが、日本代表の選手の多くは、世界でも十分にやっていけています。

MF鎌田はドイツ国内で平均評価点が最も高い選手、DF冨安はイングランドプレミアリーグ首位のチームでレギュラークラス。能力で劣っていない選手ばかりです(冨安については主観モリモリですが)。

ドイツだけならまだしも、スペインも破ったのなら、その力は本物だと思っていいはず。

ただ残念なことに、応援する僕らは本当に非力なもので、直接勝たせることはできません。

ならばこの際いいメンタルで試合に臨ませたい。と考えましょうかね。この行を執筆している時点でキックオフまで9時間。外野が戦術論をコネコネしたところでタカが知れています。

多くのスポーツで、不完全燃焼を引き起こすのがメンタルトラブルです。緊張してしまう、委縮してしまう、必要以上に相手を尊重してしまう。

なので、せっかくだからポジティブに、楽しむ気持ちをもってキックオフまで待ちたいと思います。

決勝トーナメントでの勝利は、日本サッカーの歴史で一度たりともありません。歴史を作ろう!新しい景色をみよう!と勢いのある言葉が並びますが、見る側のメンタルも大切なので、「勝利につなげる。」ではなく、「応援を勝利に繋げたい」、くらいでいいのではと思っています。

最後の一歩を動かすのは、きっとシンプルかつ純粋な応援だと思います。

試合を見ましょう。応援しましょう。やるべきことはきっとそれだけでいいはずです。

#がんばれニッポン
SNSのタイムラインがこの言葉で埋まりますように!

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