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それでも夢十夜

第一夜

どちらがどちらだかよくわからないのだが、「ブルゾンみちえとオリオンさん」というコンビ名で、大林素子さん並みにでっかい女性と僕とでお笑いをやっている夢を見た。滑りまくっていると自覚しているのだが、なぜかお客さんは、さんまさんのように引き笑いしまくっていた…

第二夜

ベッドの真ん中に白い塔のようなものが立っている。近寄ってよく見ると、本だった。5センチ四方の小さな本だが、厚さが2メートルくらいあるのだ。表紙を見ると、「自叙伝 B.C. 3000~A.D. 3000」というタイトル。著者は僕自身だった。読むの大変そうだな…と思ったところで目が覚めた。僕の初夢。(某年1月3日)

第三夜

新しい食堂がオープンした。行列ができていたので、なんとなく並んでみたが、途中で抜ける。しばらくして戻ってみると行列は消えていた。美人3姉妹が満面の笑顔で迎える。「難しい客ですが大丈夫ですか?肉がダメでして…」途端に3姉妹の表情が変わった。「帰ってくださいっ」妙にリアルな夢だった。

第四夜

バスツアーに参加している。みんな、正規のプランには関心がないようだ。近くに氷工場があるらしいから見に行こうと誰かが提案し、メンバーの大半がぞろぞろ従う。僕は行かない。オードリーの春日さんの実家に行きたかったからだ。険しい山道を登り切るとあばら家があって、腰の曲がった老婆が…昨夜の夢。

第五夜

夢を見るのにチケットは要らない。けれども体力が要る。昨夜の夢では、紀元前579年から紀元8362年まで生きさせられた。ある程度年をとると若返り始める。振り子のようにそれを繰り返しながら、最後は東尋坊に飛び込む夢だった…

第六夜

仮想通貨BEMになって透明なチューブの中をすごいスピードで飛び回っている。時折どこからともなく筆が突き出て来て、僕の顔や体に何か書き込んでいく。耳なし芳一になったような気分だ。いつになったら外に出られるのだろうか…と案じているうちに夢から覚めた。

第七夜

ドアを開けると、ますむらひろしさんのキャラみたいに顔が山猫になっている青年が立っている。「入れてください。理由は訊かないで…」丁重に断ると、「畏まりました。ではまたの機会に…」と意外に素直だ。くるりと背を向けたそのお尻がなぜか、石原さとみさんの顔になっていた…という夢から覚めた。

第八夜

ずっと血液検査を待っているのだが、順番を飛ばされているような気がする。延々待たされた末、やっと呼ばれる。担当医は嵐の櫻井翔氏…途中で携帯に出たり、席を外したりでなかなか進まない。結局、採血は中止。岡田准一氏が、あれこれ言い訳をして謝る…以上は長い長い昨夜の夢のほんのひとコマ…

第九夜

足の甲が痛い。見ると白い欠片のようなものが突き刺さっている。引っ張ると、長い棒になっていて、いくら引っ張り出しても終わらない。怖くなってまた足の中に突っ込んだ。とにかく痛い夢だった。

第十夜

頭が痛い。くらくらする。そりゃそうだ…赤黒い神経繊維で繋がってはいるものの、胴から引っ張り出された頭が、シャボン玉のようにゆらゆら宙を舞っているのだから。ぐるぐる回りつつ、様々な風景が目に飛び込んでくる。こんな夢を見たのは前夜、楳図先生の「漂流教室」に読み耽ったせいかも知れない…

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