見出し画像

いまどきの夢十夜

第一夜

僕の貧弱な弁当を見かねて、職場の後輩Nさんが、ささっと美味しそうなカレーライスを作ってくれた。けれども、もったいないので、ひとまずそのまま弁当を食べ続けていると、社長がやってきて一言、「貧しい食事だねえ」。一面的な見方しかできない人だなあ…と思ったところで、夢から覚めた朝…

第二夜

ずっとずっと手塚治虫さんの「火の鳥」のような夢を見続けている。昨夜は「平成編」だったのだろうか…小渕総理と東京タワーでバンジー合戦をするところから、夢が始まった。いや、もしかしたらその前があったのかもしれないが、はっきりしない。最後はピンクの巨大なドローンから首吊りになっていた…

第三夜

なぜか将棋の駒になっている。種類はわからない。お腹のあたりに書いてあるはずなのだが、体が硬くて前屈できないので、もう少しのところで判別できない。白黒の碁石が左右から、ものすごいスピードで転がってきて、僕に激突する。痛い。痛すぎる。碁石の体当たりが限りなく繰り返される痛い夢…

第四夜

特にファンというわけでもないのになぜか、永野芽郁さんが夢に出てきた。結婚して間もない嫁さんという設定。洗濯物を取り込み忘れたまま雨が降ってきて、夫婦で小さな諍いをしたり、新しい水着を試着して、僕に似合うか訊いてきたり…と、かなり具体的なシーンが淡々と続く夢だった。後味は悪くない…

第五夜

氷砂糖みたいな半透明の平たいかけらがいっぱい落ちている。ひとつ拾い上げてみると、黒っぽい字で「夢」と書いてある。どのかけらも同様だった。掻き集めると、溶けるようにひと塊になって、僕を吸い込んでしまう。気がつくと、寒天のようなどろどろの液体の中を泳いでいた…これぞ夢中游泳…

第六夜

新元号発表前の3月末…確か29日の未明だったと思うが、こんな夢を見た。ドアを三三七拍子でノックする者がいる。注意しつつ開けると、紫のスーツに身を包んだスキンヘッドののっぺら坊が立っていた。誰何しても、口がないから答えはない。無言で差し出された名刺には「今和」とあった…半予知夢?(2019年4月24日の夢)

第七夜

エプロンをしたエゾリスが枝の上で口をもぐもぐやっている。何か言っているようだ。近づいて耳を傾けると、ハスキーな女声が聞こえてきた。「プパット細胞はあります、プパット細胞はあります…」何度も何度も繰り返していた。なんで今頃、リスの小保方さんが夢に出てくるのだ?

第八夜

会社の事務所で上司が叫ぶ、「オフィシャルスタンダードのサイズわかる人」返事はなかったが、僕はたまたま知っていたので、小声で「Windows10だったら、△△か□□のプロパティを見ればわかります」。そのお陰で上司に切れ者認定されてしまって戸惑う…という滅多に見ないタイプのリアルな夢だった…

第九夜

元気のないカピバラの子を拾って家に帰ると、母と父が3人ずつ待っていた。全部顔が違うが、みんな怒っている。「アドレナリンコ」と名付けて飼いたいと言ったら、みんな挙って反対した。飼っちゃいかんし、名前は彦太郎にしろと言う。僕はアドレナリンコを掻き抱いて泣いている…悲しい夢だった。

第十夜

スマホが鳴って出ると、相手は猫だった。ネコネコ詐欺だとわかったが、話を聴いて欲しそうでもあったので、最後まで猫語のセリフを聴いてから切った。すぐにまたかかってきたのを取ると、また猫だった…という単純な夢から目覚めた朝…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?