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ぼちぼち夢十夜

第一夜

僕はどうやら中学生らしい。母親が雑誌を5、6冊手にして僕に突きつける。エロ本だった。僕は本を奪い取り、腹を立てて山羊のように食ってしまう…という夢。ちなみに僕の母は、子の部屋を家宅捜査するような人間ではない。ぼろぼろになったお気に入りのシャツを僕に断りもなく捨てたことはあったが…

第二夜

昼飯を食べ損なって、やっと見つけた食堂に入る。ランチタイムは終わったような気配だが念のため、チケット売り場のような小さな窓口で訊いてみる。「かもくららハム定食」ならばできるという。「かもくららハム定食」とはどんなものかと重ねて訊ねると、難しい説明が延々続く…という夢

第三夜

暗闇の中でスマホを手に取ると、ぞっとするほどいい男が画面に浮かび上がった。いつの間にかフロントカメラに切り替わっていたのだ。夢の話である。画面に見た「ぞっとするほどいい男」も「いい男という認識」も、もちろん夢の中の話である…

第四夜

なぜか結構大型の電気掃除機を持ち歩いて旅をしている。同行者も数名いるようだが、個々のキャラクターははっきりしない。オーソドックスなビジネスホテルでみんなとビュッフェの朝食をとっている時、掃除機の本体がなくなっていることに気づく。どこで落としたのか?泣きながら必死に探す…という夢

第五夜

なんだかよくわからないが大事な装置がぶっ壊れた。部品の一部から煙が出ている。とりあえずこの部品を交換すれば直るかもと思って、替えを探し出し、交換する。すると今度は別の箇所がおかしくなって埒が明かない。その時、明日が期末試験であることを思い出すが、何の準備もしていない…という夢

第六夜

入学して初登校の日、学校に行くと、まるで博物館みたいに面白い場所がいっぱいある。嬉しくなって、あちこち探検しているうちに、遅刻だと気がつき慌てて教室に行くと、誰もいなかった。別の教室に移り、グループに分かれて何かやっていたのだが、どのグループに入ればよいのかわからない…という夢

第七夜

学校なのか会社なのかはっきりしないが、隣席に新しい仲間が来た。髪の長いスリムな若い女性。ちょっと身体が接触しただけで、ひどく嫌がる。「鎧を纏って生きるのは嫌だ」とか「素直に生きたい」とか何度も口にする。冷めているのか純粋なのかわからないが、僕のことは気に入ったみたいだ…という夢

第八夜

人が集まっている。世界的に有名なパティシエが自作のケーキを配るので並ぶよう言われる。僕は列の最後尾だった。僕の前でケーキは尽きる。パティシエは恐縮して、代替のスイーツを次々に提案するが、欲しいものはない。というより、メインのケーキそのものにも最初から興味がなかったと気づく…夢の話

第九夜

一瞬の白昼夢の中、「ほうれいせん」と名乗る、この世ならぬ美女が降臨した。方麗仙?彭麗仙?それとも豊麗線?法令線?

第十夜

耳たぶがどんどん長くなる。つまり下に伸びてゆくのだ。自分で福耳だと大喜びする。どんどんどんどん伸びて、とうとう地面まで届き、ぐいっと僕の身体を持ち上げる。いつの間にか僕はバカみたいに伸びた耳たぶで、のっしのっしと歩いている。長いこと脚の激痛が続いたから、こんな夢を見たのだろうか…

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