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夢十夜をもう一度
第一夜
「行けなくなっちゃったんで、代わりに行ってよ」剛力彩芽さんに頼み込まれた。建築現場のバイトで、2、3時間でいいという。点滴を装着している身なので、ちょっとしんどいが、いやとは言えずに引き受けた。「ギャラは出ないけどね」それでも、まあ、仕方が無いと現場に向かう…という夢。
第二夜
誕生式典と赤地に金箔で記した横断幕。大ホールはスタンディングの群衆で埋め尽くされている。人いきれと臭いと圧力で窒息しそうになりながら、超ベストセラー作家の百なんとかさんに似たスキンヘッドの隣人に「これ、なんですか?」と尋ねると、「老若男女今日が誕生日の人たちの祭典だよ」という夢…
第三夜
詩集を書いてくれと水色の肌の女性に言われた。明日死ぬときに持って行きたいという。一晩で、できるだけ厚い一冊を、と泣いて頼まれた。昨夜の夢だが、かつて現の中で、これに限りなく近いことがあったのを思いだした。
第四夜
白いシャツの第二ボタンまで外し、黒いスーツで決める。あれっ、これって佐村河内スタイルでは?向こうから石原さとみさんが、猫車を押して近づいて来る。赤いバラを満載して。目の前で止まったと思うや、次々にバラを投げつける。トゲで血だらけになる…わかりやすいようで、わかりにくい夢だった。
第五夜
ジュスティーヌという名のウミウシと愛し合う夢を見た…
第六夜
ミヌアと名乗る身長50cmくらいの女性が、鼻歌交じりで何かの種を僕の毛穴に埋め込んで行く。如雨露で全身に水をかけると、至る所からむくむくと芽が出てきて、たちまちスミレのような小花を咲かせた。美しい夢だった。
第七夜
胸毛をツインテールにしてJKやJCに見せびらかしている夢を見た。自分にそんな性向があるとは思えないので、悪夢感が強く残った。が、隠れた才能かも…?
第八夜
自分が野良人間になって、野良生活の厳しさを身をもって知った…午前2時~2時半ごろの夢。
第九夜
IQが一桁以下の人しか入れないという大学で、数学の講義を受けている。講師は川本真琴さん。そっくりさんではない、紛れもなくご本人。黄色い黒板…いや、黄板に自作の歌詞を次々に書いては、解説。その歌詞というのが、集合や虚数や対数の記号なので、ちんぷんかんぷんだ…という夢であった。
第十夜
夜中なのに鳥がレリゴーレリゴーと鳴くので、窓を開けて「あんまり人間に感化されない方がいいですよ」と低姿勢に忠告したら、鳥は激怒して仲間を呼び、たちまちヒッチコックの「鳥」状態になって、レリゴーレリゴーの大爆発…という恐ろしい夢で目が覚めた。
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