見出し画像

再三再四の夢十夜

第一夜

下半身が妙にスースーすると思ったら、パンツを履いていなかった。トイレに入った際、履き忘れたらしい。慌てて、パンツ屋さんを探すが見つからない。結構大きな地方都市なのに、スーパーもデパートもコンビニもない。洋品店かと思って飛び込んだら、ナマコ工場…目が覚めたらパンツを履いていた。

第二夜

ララ、リリ、ルル、ルリ、リラ、リル、リリー、ローラという8人の女性に囲まれて、ら行だけの言葉責めを受ける夢を見た。

第三夜

夢の中で自分は、草蜉蝣の溜息になっていた…

第四夜

山中の秘湯から、徒歩で何十度も往復し、バケツで温泉を運び込んで、自宅の浴槽を満たした。やれやれと、少しぬるくなったお湯に、独り浸かっていると、どかどかと裸の女性たちが闖入して来て、息もできなくなる…というまこと恐ろしい夢で目が覚めた。

第五夜

夢の中で魚になっていた。厳密には、魚…のようなもの。半透明のゲル状の空気が重い。頭に無数の卵を戴いた人魚のようなメスたちに囲まれている。それぞれの卵に向けて、必死で放精する…

第六夜

部屋中にごろごろ転がっている顔のある岩を、ブルドーザーで片付けるが、岩はどんどん増えて行く…そんな夢で目が覚めた。

第七夜

知り合いの女性の自転車の練習に付き合っている。知り合いといっても、具体的に誰なのかはわからない。二十歳前後の若いショートカットの女性。荷台を手で支えてやっているのだが、僕自身はあまり動かない。自転車の移動に合わせて、腕がゴムのようにびろ~んと伸びるのだ。そんな夢から覚めた朝…

第八夜

自称身長155cmだが、実際には150cmに満たないかと思われる女性に、バックドロップを食わされる夢で目が覚めた。気のせいか、脳天にタンコブができているような…

第九夜

つげ義春氏の「必殺するめ固め」みたいな、体をぐるぐる巻かれる夢を僕もよく見る。巻く人は99%女性。大方は手足や頭のてっぺんなど、先端から巻き始めるのだが、中には例外も…。お腹や胸の皮膚を抓んで、ぐいぐいひっぱりあげ、そこから巻き始める人もいるのだ。これはけっこう痛い。

第十夜

背中を内側にして、ぐるりと円くなり、自転車の前輪になっている。運転しているのは多分、川本真琴さんだ。後輪は誰だろう…見覚えはあるのだが、思い出せない…何やら分析しやすそうな、こんな夢だった。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?