思想の整理をする ぐうとなる腹を減らす メモリを調整していく 頭がクラクラする 昨日のお酒が残る 明日もまた呑みたい そのために働く

今日もさりとて続いていく 明日もさりとて繋がっていく そうやって繋いできた道が 今となる 暗闇にやがて光が差し 炭酸のような淡い日々が 戻ってくる さくらんぼのような切なさに 打ちひしがれながら 修行の日々を刻みこむ

閻魔との誓い

辛い時期は青春 楽しい時期も青春 青春とは年齢ではなく 心の在処を言う いつでも青春を喰うことはできる 極上の料理 苦労というスパイス 甘酸っぱい幸せ 共喰いしていこう 一人ではとてもとても 丸いテーブルを囲め へなちょこの自分は可愛い 今抱えている苦悩 解き放つな 成仏するまでが楽しい 家庭科満点のぼく 一人じゃない 二人でもない あなたとぼく 思い立ったら歯軋り 朝起きるのが辛い それでいい 仕事に行くのが辛い もっとくれ

あの蛍の木の下で

あの日の僕は蛍に夢中 思い出のドラマを車中で流し 探索に出かけた 観察期限が過ぎた場所 どうしても諦めきれなくて 君を探したあの日と同じように 夢中で探した 無音の村に辿り着き見た光景は 宇宙が広がる蛍の木 そこで運命を感じた 一緒になる未来 ミルクのように甘い日 来年は蛍を見ながら告白 プロポーズの計画を立てた そんな立派なものじゃない 夢のような話だよ 青春映画が好きな僕たちは 龍神村に行き着いた 好きなんだよ 君もエモサも 始まっ

脳が揺蕩う

たぷたぷたゆたゆ ふわふわ浮かぶ 柔らかい孫の手 意識朦朧と寝不足 そんな日は外へ出る スカッと溶かす ハニーサプライズで一口 そんな日はブルースカイ 思い浮かべる息子の足 意識爽快と過不足 ハローハロー 聞こえてますか未来 ミルクと卵を混ぜて 甘さが三文的になる とうとうとわくわく さわさわキモい 触るなと蹴り上げ 老廃物が循環した ハローハロー 見えてますか未来 ルーローハンを食べる朝 卵とじスープで締める昼 夜は何処へ 早く

毎日がワンメーター

移り変わりの激しい季節 職業柄なのか気になる 人を乗せるのではなく 人生を乗せる 出会いや別れ 感情がドドンパ 業界の人は明るい人が多い イメージと違った ごったがえす事務所 熱気で溢れている 未成年の休憩時間のようだ すぐに業界が好きになった いつまでも虫拳をしていたい 子供でいたいのだ 街中を縦横無尽に走る 挙手から始まる一日 一期一会を体感 旅行に来ている人 仕事に行く人 病院へ行く人 時間を買っている 大事なモノと等価交換する

ポエニストぶりっこ

何者でもない ぼくはぼくだ みたいなことを書く ポエムっぽくしたい 感情豊かな自分を見て欲しい 承認欲求をどこにぶつけるか ぽいが大事だ 一から人間さんをやる 誰しも踏み込んでよい領域 ぼくわたしあなた 日本語は美しい 表現の幅がある ぽさを出す からっぽになるまで ぽさが歓喜する 誰に見られてもいい 塊がごにょごにょ こんな感じでどう もやもやが動く できそうでしょ 振り子のようにオーケストラする 指揮棒を体内に振る リズムがとれ

武者震いを背負い投げ

やる気は胸にしまおう 周りに出す必要はない 蒼い炎の灯火を咥えろ 持っていく先は魂 新しい職場は大変だろう 新しい環境は大変だろう 新しい朝を迎えることは怖い 白紙は綺麗ではない 微かな白が残る轍などはなく 自ら進むことも怖い ぼくも怖い みんな怖い 戦うという表現で進む この時期は特にな 繰り返し繰り返し踊る そうすることでしか存在できない 心が苦しくなったときは大丈夫 ぼくもきみも同じだ 小指ほどの短さで良いから伸ばそう 怖いものは怖

コマンドエフ

戦いに出かけるとき 立ちはだかる壁がある 思っているより高い いつも志は高い昼間 夜になり高揚感が増し 朝になると萎れる バイオグラフが一直線になる 獲物をとるため急降下するワシ するどく水面を刺しに行く 心が通じることはない 刺される側と刺す側 やる気はあります そうですか 鷹が邪魔をする 太陽の下でセロトニンを補充 タンクがフルになり家路へ 趣味一面の部屋 高揚状態が続き 朝を迎える 起きたら空っぽ あの時のワシは何処へ 帰ってき

桜と後ろ髪

最後の直線 可愛がっているそれを抱え こちらに手を振るきみ ぼくも負けじと手を振る ある程度歩き進めたところで もう一度きみを見た まだこちらを見ている 目が悪いぼくは のっぺらぼうのきみに 大きく手を振る これが最後だと実感がない 駅にたどり着いたぼくは仕事場へ いまごろきみは何をしているのか 思い返す間もない どこか押し殺していた気持ち 相撲のように張り手を喰らう あと一歩のところで踏み止まる 結局その日は負けなかった その日の夜 心

移り変わる身の儀

衣を剥がしていく 新しい自分との出会い 毎日積み重ねる 己との対話 自分が誰だかわからなくなる そんな毎日 俯瞰的に見る 足跡がつながっていく それが生きた轍だ 他人が歩くことはない 自分だけの轍 なにもない荒野 雪の降る街を歩く マッチ売りの少女が 空の籠をうでに巻く 追加されるマッチ いりませんか 一人一人に声をかける それも轍だ 人生はプロセスが大事だ なにをしたのか なぜしたのか だれがしたのか 困難は毎日ふりそそぐ 打

平等性の代償

いつ決めた 同じじゃなきゃダメだって 安定が幸せかそれもええ 無難なままって意味あるか 存在しないと同意義や 辞書で調べてみ それは窮屈 おばあちゃんも言っていた 年齢じゃない そんな人生じゃなかった だけど 今は幸せやって 旦那が地獄に行った時に 自由を得たって そんな人生もありや そんなこともあるんや 周りから見る 幸せと 自分から見る 幸せは違う 奴隷と解放 セイホーって言うよ どうなんだって問うよ 自分に投与された薬 い