私が考えるアートとビジネスの共通点

私の趣味の一つとして、西洋美術史について調べる、があり、
空き時間には、ほぼ西洋美術関連の書籍などを読んでいます。

・なぜピカソが評価されているのか
・ただの便器(マルセル・デュシャンの泉)が出品された背景
・昔の絵に、やたら女性の裸が多いのは? などなど

作品そのものはもちろんですが、それ以上に、その画家の人生について興味があり、いろいろ調べたりしています。これらに派生して、キリスト教、ギリシャ神話についても、範囲を伸ばしたりしています。

調べていくうちに、評価されているアート作品には、共通点があると、私なりに気づいたことがあります。

その1つが、名画には
「すでに存在するものを、再構築・再解釈したものが多い」ということ。これらを意識して作品を創作した画家もいますが、はからずともこれを実践した画家もいます。

再構築については、いわゆる既に存在しているモチーフがあって、
それを、その画家が再構築・再解釈をする。

ときにはそれが、当時の社会にとって、スキャンダルとなり
批評家から非難される一方(今でいう炎上)、
それを受け入れる(○○さん凄い!!)と思う方々もでてきて、
やがて、後者が主流になっていく、この流れの繰り返し。
※この主流派も、やがて衰退していく・・・

で、また、その衰退したものが、再構築・再解釈されて、主流になっていく。(現代アートは少し違う、かもしれません)

ビジネスにおいても、
同様のことが言えるではないか、と思っております。

先日投稿した内容で、プロセスが大切と記載しましたが、

このプロセスをその時代に合ったリソースを用いて、
再構築、再解釈し、ビジネス価値を上げていく。

具体的には、あるプロセスを見直し、
その結果「改善」「不要」「継続」と振り分け、それを再構築・再解釈する。

ただ、このプロセスの再構築・再解釈が不十分なまま、ツール導入しかり、DX推進を進めていることが多いため、思ったより効果が出ない、ことが起こっているのではないか、と、思っております。
(もちろん、企業課題、目的が明確されていることが前提)

ここを丁寧に支援していくことが、今の時代、より重要になってきていると、改めて感じている今日この頃です。
#DX
#仕事観
#カスタマーサクセス

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