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集中力の深度と持続力

凡人と非凡・天才と呼ばれる人間との違いは、色々な本を読んだり人物を見てきた結果、大きな違いは「集中力の深度と持続力」ではないか?と思うようになりました。

つまり、私のような凡人となる多くの人々がその道で成功を収めたいと願うなら、その願いを叶える1つの方法は集中力の強化であると思います。


ある将棋関係の本を見た時、藤井聡太(現八冠)と豊島将之(名人などの元タイトルホルダー)や奨励会と呼ばれるプロの予備軍との感想戦を比較した時、両者の違いは明白だったそうで、

奨励会員であるプロ未満の人達の感想戦は短く(彼らも一般から見ればとんでもない天才ですが、あくまで藤井聡太らと比較すると)、その場の空気も小一時間すれば談笑を交えながらする穏やかな空気であったと言われますが、プロの一戦で活躍する2人の感想戦は非常に長く、空気も外野が口を出すことができないくらいピリピリして真剣な空気が纏わりついているそうです。


集中力の高い人に見られる特徴として挙げられる1つがまず

負けず嫌い

なんですね。
テレビでも少し見たことがありますが、藤井聡太は小さい頃に対局で負けた時には、大泣きするぐらいの負けず嫌いだったそうです。

スポーツ選手でも活躍している人の多くは負けず嫌いである方が多いです。
(これは私の経験も含めてそう思います)

周りの成功者や大企業と呼ばれる会社で役職に就いているような人も多くは、これ程ではなくとも負けず嫌いな人が多いのではないでしょうか?


次の特徴は、

その仕事が好きであること

イチローや大谷翔平をイメージすると分かりやすいかも知れません。
2人とも野球が好きで、上手くなりたい思いが強いから練習量も多いし、練習以外の時間の野球に向き合う時間も人一倍長いです。
この2人のゴシップを聞いた人など誰一人としていないと思います。

ある程度成功を収めれば調子に乗って、羽目を外し週刊誌に載るスポーツ選手は多いですが、やはり頂点に立つぐらいの本物の選手となればゴシップなどの話とは無縁で、ただ一つの好きなことに向き合い続けています。


私達のような凡人がどうすれば、彼等のようになれるかと言うと、

①勝つまでやる
②好きな仕事をする・仕事を好きになる


これだと思います。

大谷翔平の目標の立て方もテレビで紹介されることが多いですが、1つの目標に対してこれができれば目標を達成できるという9つ必要な要素を書き出して、さらにその9つの要素を達成するためにはどうすれば良いか、またそれぞれ9つの要素を考えて実行する。

有名な選手の目標の立て方や練習方法はよく取り上げられますが、私はまず、成功したいと願うなら、「集中力を高めること」をやるべきではないかと思います。

有名選手と同じやり方で目標を立てても、同じ練習をしてもプロスポーツ選手にはなれません。
それは彼等が自分で考え抜いて、自分に合った理論を実践しているからです。

人は性格も考え方も、体つきも同じ人間など誰一人としていません。
だから彼等と同じやり方を実践しても効果が出るとは限らないし、むしろ悪影響が出る可能性もあります。

だから私達がマネをするのなら、そういう具体的な手法よりも、もっと根幹にあるその人のアイデンティティや考え方の部分だと思います。

それが最初に挙げた「集中力」に繋がると思うんです。


勝つまでやる、好きを仕事にすれば自ずと集中力の深度と持続力は高まります。


簡単に2つ書きましたが、これらを実践するのは決して簡単ではありません。

初めの敵のレベルが低いうちは勝つまでやるのは簡単ですが、レベルが上がってくれば似た思考の持ち主にぶつかるので、なかなか勝つのは難しくなり挫折を経験することもあります。

しかし、自分なりに工夫して楽しめる努力を続けることができれば、端から見れば苦しいことでも本人には楽しいので


練習する→結果が出る→反省→練習する…


この良いループが循環するようになれば、仕事でも自ずと結果が出てくるようになると思います。


くどいようですが、まずマネをするのは有名選手の練習方法ではありません。

勝つまでやること・仕事を楽しむ努力をする、どうすれば楽しくできるかという考え方をもつこと

これらの思考の基盤があることが前提の上で、有名選手の練習方法など具体的なマネをして試行錯誤を繰り返すうちに自分だけの型ができていくのです。

長々と書きましたが、「勝つまでやる、仕事を楽しむ」これだけでも覚えてもらえると自分の中に一本強い軸ができると思うのでぜひ参考にしてみて下さい。

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