見出し画像

珈琲テイスティング

焙煎した後は味がおちつく翌日にテイスティングしている。

(本当は今すぐにでも飲みたいんだけど、1日中焙煎してたら終わるのが夕方で、その時間にテイスティングすると夜眠れなくなるんですよね。珈琲屋だけどカフェインに弱いんです)

テイスティングはワクワクとドキドキだ。

それぞれのお豆がイメージ通りに焙煎できているのか、初めて購入したお豆がどんな味なのか、気になる気になる。

はやる気持ちを抑えて、お湯をわかし、テイスティングの準備をする。

普通(といっても珈琲業界のことはあまり知らないけど)、テイスティングといえばカッピングというものをやる。

お豆を粉に挽いてカップに入れ、そこにお湯を注ぎ、しばらく置き、スプーンでかき混ぜ、上澄みをスプーンですくい、スッと空気を含ませながら吸い込み、鼻に抜ける香りや口の中に広がる香りや味、後味なんかを評価するというものだ。

このカッピング、なんだか苦手で(勉強会とか行けばうまくできるのかもしれませんが)、結局、僕は普通にドリップしたものをテイスティングしている。

ただ、お店でお客さんに提供する珈琲はネル(布)フィルターなのだが、より香りが出やすいのと数杯分一気にドリップできるということから、ペーパーフィルターを使っている。

画像1

焙煎したお豆をまず粉にし、それぞれの香りをかぐ。

粉からもそれぞれ特徴のある香りがする。エチオピアなんか花のよう素敵な香りだ。

それらをフィルターにセットし、やさしくお湯を注いでいく。

粉がもこもこと膨らみ始め、珈琲のよい香りが湯気とともに立ち上る。

そのまま続けていくと、ポタポタと濃褐色のしずくがこぼれ始め、室内は珈琲の香りに包まれる。

そしてそれぞれの珈琲がドリップされると、いよいよお楽しみの試飲。

画像2

まずはカップに少し注ぎ、口に含んで香りや味を確認し、飲む。

(ここがカッピングと違うかも。カッピングは口に含んでテイスティングしたあと、吐き出す)

飲んだ後の余韻も味わう。

それぞれの産地で香りや味は全然違うし、同じ豆でも焙煎の具合で酸味や味わいがすごく違ってくる。

僕の焙煎は手廻しなので、機械焙煎のように数値化されて毎回同じようにできるものではない。

だから、だいたいイメージ通りの焙煎ができているとホッとする。(珈琲を飲むことでホッとしているのかもしれないけど(笑)

その後、カップに珈琲をすべて注ぎ、試飲。

(お客さんにお出しする状態でどんな感じになるのかチェック)

そのまま放置して、冷めた珈琲を試飲。

(冷めてもおいしいかチェック)

こんな感じでテイスティングしている。

なんで、結構時間がかかるし、その日はもう珈琲はいいかなってなる。(カフェインに弱いもので(笑)

それでもテイスティングはとても楽しくって、思わず顔がにやけてしまう。

横でおやつの仕込みを一生懸命がんばっているみゆきちゃん(奥さん)に、さぼっているのではないかと思われないのが心配だ。

決して遊んでいるわけじゃないんですよー(笑)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?