スタートアップ組織崩壊を避けるためにNo.2こそ外に出たほうがいい理由。
こんにちは。組織崩壊って嫌ですよね。
僕は新卒入社の大手監査法人を1年で辞め、入ったスタートアップが半年で崩壊したことがあります。
社員が15人程度、バイトまで含め100人位いた会社が3ヶ月で3人になるレベルの中々壮絶な体験をしました。
僕は10年位この業界にいますが、他にも崩壊したスタートアップをいくつも見てきました。
その理由で圧倒的に多いのは、No.1とNo.2以下の対立です。
このツイートにもいくつか小難しい要因を書いているのですが、今日はもう少しシンプルな構造を説明します。
スタートアップは0→1の立ち上げフェーズを終え、1→10ないしは10→100のいわゆる成長フェーズに入って来た際に、一つ社長の重要任務が発生します。
権限移譲です。
No.2以下にオペレーション権限を移譲し、自らが非連続成長を創りに行く。
多くの会社はこのようなムーブを取ることになります。
その頃には社長も起業家/VCの知り合いが増え、カンファレンスイベントに行く事も増え、外部からの情報取得量が格段に増えることになります。
すると、この図のように社長に外からの情報が集まり、No.2ほか役員に中からの情報が集まるようになります。
するとどうなるか。
これは極端な例ですが、お互いに理解がないとこうなります。
こうして組織崩壊は起こります。
では、こうした組織崩壊をどう避けるか。
大抵は社長の努力で避けるべきです。
権限委譲を盾に組織を他の人に任せすぎない。
任せたとしても組織や働く人の理解を示そうとする姿勢を持つ。
そもそも自分にある理解を持ってくれ信頼できる人をNo.2を置くなど。
でも、No.2側にもできることはあると思っています。
それが記事のタイトルにある。
「外に出る」ことです。
上で書いた通り、対立の原因は情報の取得源の乖離にある事が多いです。
その時にNo.2側がどうそれを埋めるか。
これはもう社長と同じく、界隈の友達を創りカンファレンスイベントに行き、SNSを運用し、外からの情報接種を増やして社長と見る景色、得る情報を揃えてあげる事。
こうすることで、社長側の突拍子のないアイディアや意見にも理解を示しやすくなります。
ので、No.2側も「外に出ることは社長の仕事」、「No.2の仕事は守る事」と割り切りすぎず外に出る機会を増やすとNo.1とうまく仕事をしやすくなるかもしれません。
という訳で、組織崩壊は基本的に社長が悪いよね、という前提の上でNo.2以下にでもできることはあるかもしれません、ということで書いてみました。
社長の立場でポジショントーク書くな!とか言わないでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?