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サザエさんの衝撃

先日、友人からとても衝撃的な話を聞きました。

「タコちゃんさ、サザエさん一家についてどう思う??」

「サザエさん?
平和な世界だよね。
あたしゃ、いつでもあの家族は安心して観ていられるよ、ホント。
誰からも愛されて親しまれている“いい家族サザエさん”!」

「ちょっとそういうことじゃなくて…
あの人たちの生活についてどう思うよ?」

「ん?…どうって…。
羨ましいね、サザエさんは自分の家族と同居してて、
専業主婦で、みんな仲良し。
今の時代に置き換えたらちょっとレアだけど、
私達の親世代が子供の時って、皆あんな感じだったんだろうな~…」

「そこ!
皆サザエさんは『ちょっと昔のよくある同居家庭の平凡な日常』を描いたほのぼのアニメだと思いがちやけど!
あの人達は実際は全然『みんなと一緒』ちゃうから!
そもそも、あの家族は『庶民』じゃないんやで!…


…そこから友人の話の内容をざっくり要約すると、

・サザエさんちの世帯年収は1555万円

・波平は京都大学出身で山川商事(今でいう大手総合商社)の課長、年収955万

・マスオさんは早稲田大学出身で海山商事(波平と同じく)、年収600万

・専業主婦のおフネさんとお隣のおカルさんも、
あの時代で日本女子大卒の高学歴女子

・なんならノリスケさんなんて東京大学出身大手出版社勤務

・まさに高学歴、高収入

・そして!!!
サザエさんちは世田谷区の平屋、5LDK。
土地の資産だけで1億4000万

醬油一本でも配達してくれる三河屋さんのような御用聞きの存在。

・これでカツオ君が地主の娘の花沢さんと結婚して花沢不動産を継げば、
さらにブルジョワ街道まっしぐら!

というお話でした。

「全然庶民じゃない…」

衝撃でした。

早稲田卒の真面目なイエスマンに美人だと惚れられて結婚。
都内の一等地に平家で同居で専業主婦。
ネコまで飼っている。

サザエさん、めっちゃ勝ち組やないか…

学生時代、苦手な数学のテストで
「うちも全然自信ないねーん!全く勉強してへんし!絶対欠点やわ。
タコちゃん一緒に追試受けようね!!」

といっていた友人がチャッカリ平均点くらい取ってて、
自分だけ30点で追試を受けた時の気持ちを思い出しました。

確かに友人の「実はサザエさん一家はブルジョワ家庭」ネタにも衝撃でした。

だけど何よりの衝撃は、
気づいたら私自身がサザエさんの年齢を優に超えている事でした。

昔はカツオやワカメさえお兄さんお姉さんだったのに…

サザエさんに限らず、

ふとした表紙に自分の年齢にハッとさせられることってありませんか(笑)?

あ、うちの両親は今の私の年でもう私も兄もいたんだ。

職場に入ってきた高校生のアルバイトちゃんの親の年齢を聞いて、
自分とそこまで変わらないやん!!

とか。

子供のころに漠然と思い描いていた「大人像」と、
実際の自分を照らし合わせてみて、
全然自分のメンタルが大人じゃないことに愕然としました。

どんなことにも動揺しない。
何でも自分で決められる。
泣かない。
落ち込まない。
気持ちに余裕がある…

子供の頃はもっと「大人は大人」だと思っていました。

実際は30代半ばの今でも

些細なことでオロオロ
なんかあったらすぐ実家の両親、義両親や知り合いに聞く。
道もすぐ人に聞く。
そもそも旦那さんに頼りっぱなし。
すぐ泣く。
へこむ。
いまだにバカみたいなネタに大喜び…

気持ちだけは10代のままなのに、
でも身体は着実に年を取ってて、

昔ほど無理はきかない。
すぐ疲れる。
笑った時の小じわが気になる。
たまに白髪をみつける…

理想と現実の圧倒的な差。

いったい自分はいつになったらまともな大人になるんだろう…

いや、このまま年だけ重ねて
メンタルは子供のままおばあちゃんになっている気がする。

うーん。
私よ、それでいいのか…

まぁ、それはそれで周りに多大な迷惑さえおかけしなければ、
良いんかな!
いくら立派な大人になっても、
自分に我慢する人生はきっと死ぬときに後悔する。
メンタル子供だろうが、今を楽しく一生懸命生きよう!

なんか考えてても気持ちの良いオチも付けられそうにないので、
ここらへんで考えるのはやめときます(笑)。

サザエさん一家は実はセレブ!!
今日はそんなお話でした。

明日もまた見てね~♪

チャンチャン♪

昨日はたらこパスタ。

大葉と海苔はたっぷりと。

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