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男のシンクロ!?

皆さんは夏になると観たくなる映画ってありますか?

梅雨も明けて、夏まっさかり!

もはや、まっさかりを通り超して記録的な猛暑の2020年夏!!

海や山、花火大会、旅行……本来は色んなイベントが楽しみな季節ですが、
コロナウイルスの影響で今年はそうもいきません。
そんな今年の夏は、涼しい部屋でゆっくりと映画を観るのもいいものです。

私が夏を感じられる、
または夏にこそ観たい!

そう思う映画は『ウォーターボーイズ』です!!

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2001年、もう既に約20年も前の作品であることも自分の中ではちょっとした衝撃ですが(笑)、
高校生の時にロードショーで観て、その後もう何十回観たのかわからないくらい観まくりました。
何年たっても何度見ても、笑いと感動を与えてくれる。
その時代、年齢でしか出来ないことが全力で表現してあって、懐かしい気持ちになる
、お気に入りの作品です。

簡単なあらすじは

ひょんなことから学園祭でシンクロナイズドスイミングをやる事になった高校生の鈴木智(妻夫木聡)。
怪しいイルカの調教師、磯村(竹中直人)の猛特訓のしんどさに最初は気乗りしなかったり、逃げ出そうとします。
だけど、次第にその魅力と楽しさに引き込まれ、
佐藤勝正(玉木宏)を始めとする仲間達やガールフレンドの木内静子(平山綾)と掛け替えのない夏を過ごす。

て感じですかね♪

一つの目標に向かって全力疾走する彼らの姿がキラキラしています
そして男子高校生特有のノリの軽さ、発想力が面白く、おバカなところも良い感じでした。

俳優さん達も大変な練習を重ねたんだろうな、
それでも一生懸命演じている姿に、物語のラストでシンクロを披露するシーンは楽しいのに感動して、いつもちょっと泣きそうになります。

あと私にとっては、当時のまだあどけなさが残る妻夫木聡さんや、玉木宏さんも見どころの1つです(笑)。

とにかく「青春っていいなー!!」が詰まっている作品ですね。

今、大人になった私は素直にそう思って映画を楽しめます。

ですが、自分自身が十代の頃は、高校3年の夏休みの全てをシンクロナイズドスイミングにかける彼らがすごく眩しく見える反面、その期間をほぼ受験勉強に費やしていた自分を思い出し、ちょっと複雑な気持ちにもなりました。

私自身も高校3年生の10月まで、ラグビー部のマネージャーをしていて、最後の引退試合も見届けました。
今も当時の部員やマネージャーとの交流は続いてて、何年かに一度は集まります。
だけど、高3年生の夏休みだけ、受験勉強を優先させるために部活を休みがちになってしまい、当時のマネージャー仲間と少し気まずくなってしまった思い出があるからです。

3年生の一学期ごろまでは、部活と勉強、何とか両方頑張ってこなしてもいました。
が、当時の自分がまだまだ未熟で、その頃から体力的にどちらかに絞らないとしんどくなってきました。

結果、3年生の夏休みは、それまでほぼ毎日出ていた部活を、週末の他校との試合の時だけの参加に切り替え、かわりに志望校合格のために、予備校に入り浸るようになったのです。

こう書くと、「それはしょうがない」と思ってくれる人もいるかもしれません。
実際に当時の仲間の大部分は自分も大変な中、私の決断を理解して、応援してくれました。

だけど実は、当時勉強を教えてくれていた、塾講師のアルバイトをしていた大学生を好きになり、成績を上げて、「ちょっとでもその人に自分に興味を持って欲しい。」という単純な打算も含まれての、勉強に専念する、だったのです。

だから自分自身にも、夏休みたまに部活に出るときは、後ろ暗い気持ちがありました。
それに私が当時、塾講師に恋心を持っていることも知っている、
一番熱心に部員のサポートをしていた、同学年のマネージャーからは当然、ピリピリした何かを感じました。

結局、その彼女とは、
部活を通してお互い励まし合い、沢山の良い思い出もあったのに、
最後の最後に、私が色んな意味で自分を最優先したことで、何となく気まずいまま卒業してしまいました。

だから、この映画を繰り返し観ていた十代の頃は、そんな当時を思い出し、

「もっと頑張っていたら、どっちも最後までやりきれたかもしれない…」

と、ちょっと胸のあたりがチクチクもしていました。

さすがにそれから10年以上経った今。
卒業しても、お互い何年かに一度は何らかの形で会うので,
気まずいながらも顔を合わせているうちに、気付いたら元に戻ってました(笑)。

今となってはお互いの当時の心境も理解して、

「あの時はなんかうちらバチバチしてたよなぁ~!」

なんて笑い話にもできるくらい、大人にもなれました。

そして、

「じゃあ、あなたが私の代わりに大学を受験して、合格できたんですかぁ~?いいじゃない?部活をサボって非行に走ったわけじゃなく、真面目にお勉強して、母校の進学率に貢献したんだから!」

と言い返せるくらい、神経も図太くなりました(笑)。

それに大人になった今は高校3年生の夏休みの自分の選択は間違ってなかった!という自信もあります。

だって、その時の自分があって、今の自分が旦那さんと出会い、こうして毎日を楽しく過ごしているのだから。

そんなこんなで、10代の頃から今を通して、この映画に対する見方は色々と変化していきましたが…

結果的には志望校に合格して、その人を好きになったことで、勉強に没頭する楽しさも知れたから、良かったです。

だから、もし過去の自分に会いにいけたら、
ちょっと複雑な気持ちのまま受験勉強を頑張っている自分に、

「大人になったら、そんなことで悩まないくらい、神経図太くなってるから大丈夫だよ☆」

と伝えたいと思う、今日この頃…

しかし、当時も今も、
好きな人が原動力になって自分も変わる所は全くぶれてない自分は、
今更ながら、すごい恋愛体質なんだな~ってこれを書きながら気づきました。

うっかり変な人を好きになって、極道の妻とかになってなくて良かった(笑)。

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昨日は厚切りベーコンとキノコのクリームソースをご飯にタップリと。
それと、自家製鶏ハムのサラダ。


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