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Vol.37 最近のマイブーム:サッカーから学ぶ戦略戦術

こんばんは。

最近組織論をサッカーとリンクさせて考えることが好きになっているTakumiです。なかなか思考を整理する時間がなく、筆が進んでいませんでしたが腰を据えて自分の時間をとって、ようやくまとめます。。。

まず、最近大きく影響を受けた本がありまして、これです。

私はマンガを知らず、著者の仲山さんの活動がもともと気になっており、
新しいビジネス書だと思って手に取ってみたのですが
これがすごく奥深いというか、サッカーマンガの楽しみを最大限引き出しており、自分のチームでも実践したくなるようなまとめ方をしています。

現在、先の読めないVUCAな時代、なんていろいろなところで言われるようになりましたが、そんな組織ではティール組織だの、自律型組織だの、自分で考えられるということが非常に重要になってきているのではないかと思います。

そして私が目指している仕事のチームも、責任者なんぞ要所でしか声をかけずして、基本的には接客しているプレイヤーの一存で運営し、顧客から満足を得られるチーム、売れる仕組みを自分たちで考えるチーム、クレーム対応も自分たちでリカバリするチームを目指しています。

そんな中、本書でも
「自ら考えて動ける人材」のヒントを「サッカー的な思考法」から得ようとする ことを目的としてとらえています。これは興味深い!

オランダ名門クラブ アヤックスのTIPS(テクニック・インテリジェンス・パーソナリティ・スピード)の中でも、インテリジェンスに焦点をあて、思考力についていろいろと考察されているのが非常に面白いんです。

観察→判断→実行のループをまわすこと
この本では、「自ら考え動く」を、
観察→判断→実行のループをまわすと解説されています。

考えない人は、「実行」だけとなってしまい、成長しない状態となってしまいます。

自ら考え動く人は、観察→判断→実行のループをまわすことができる人。

①観察
視点・視野・視座をそれぞれコントロールすること。

・視点は、見ているもの。

・視野は、見えている範囲。

・視座は、立場によって見えているもの。

たとえるなら、グーグルマップのようにズームイン、ズームアウトをしたり、色んな高さから撮影したり。コントロールできるのが大事。

インプットつまり入力情報は、下記の公式になる。

入力情報 = アクセス情報量 x 吸収率

インプットというと、情報量を増やそう増やそうとするのですが、吸収率は見落としがち。

②判断
こちらの公式は、

判断 = 入力情報 x 価値基準

良い情報を集めて、自分なりの良い価値基準をもって、判断する。

そして良い判断をするには、ごきげんでいること。

ふつうの状態が、「1.0」とすると、
良い状態が、「1.1」
ご機嫌斜めな状態が、「0.9」

ごきげんな人と、ふきげんな人が一緒にプレーすると、

1.1 x 0.9 = 0.99

つまり、ふきげんな方の影響が大きい。

自分ができる限り、ごきげんな「1.1」の状態でいるように、1.1で物事を解釈していけるのが「1.1」力。とにかく自分が調子がよくなるようにしていくことが、判断としては重要。

③実行
自分で立てた「仮説」をもとに実行する。

悩む : 立ち止まって深刻になる
考える : 仮説をつくって試す

仮説がないと、気づきが生まれない。

仮説がないと、量稽古をしても、成長につながらない。

そして最高のヒントだと感じたのは、チームの思考力を考える最は、

観察:目(事実を)そろえていくこと
判断:頭(解釈を)そろえていくこと
実行:動き(呼吸)そろえていくこと

が重要であり、意思疎通が成立するチームであると記載があります。

共通言語だけではなく、しっかり見えるものを整理して、メンバー同士の解釈を整え、動き方を整理することがどのようなチームビルディングにおいても必要なのだと学びました。


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