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『やり抜く人の9つの習慣』感想メモ

『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』感想を書いていきます。


本著は9つの習慣を科学的な事実に基づいて、手短に書かれている。

1つ1つを具体的に書いているものではなく、簡潔にまとめられていて、読みやすい。ページ数もあまりなのであっという間に読み終えてしまう。

習慣に関する「まとめ」のような本で、
この一冊さえ読めば、やり抜ける習慣を身につけられそうである。



目標は具体的に

「これができるようになる」ではなく、
「何キロやせる」「何円稼ぐ」のように、目標を具体的に設定する。

人はだれでも、気が向かないとき、サボりたくなるとき、落ち込むときがある。

こういうとき、目標が曖昧だと、楽な方に流されてしまう。

また、具体的であれば、
目標が達成できたときがはっきりと分かり、達成感が得られ、
失敗したとき、何がいけなかったかがはっきりと分かる。


数値で表せる目標は数字で書き、期間が分かるものはいつ達成するのか書いてみよう。


if-thenプランニング

「if-then」は「もしこうなったら、こうする」という意味である。

実行される確率を高めるには、「どんな行動をするかを事前に決めておく」ことである。

事前に「いつ」「何を」やるかをはっきり具体的に決めておくことで、
成功できる確率は2,3倍高まる。

実際には、

「何時になったら、これをする」
「これができていなかったら、何時にこれをする」

のように決めておく。


そして、毎日着実に行動することで、
意識せずに行えるようになり習慣化に近づく。

「XならY」と書くなら、脳には記憶しやすく、行動の合図を脳が探し回るようになる。



意志力は筋力

筋肉を使わなければ衰えるように、意志力も使わなければ徐々に弱くなっていく。

逆に意志力を強くするには、
定期的に正しい方法で使えば、強くすることができる。


意志力を鍛えるには、気の進まないことをやってみることである。

「お腹が空いてても、夜食を食べるのをやめる」
「毎日、運動をする」
「猫背に気づいたら、背筋を伸ばす」
のように目標は取り組む価値があると思うものなら何でも良い

物事には誘惑が常に取り巻いている。
これらの誘惑に打ち勝つために、意志力が必要になる。


意志力も筋肉同様に使いすぎると、消耗してしまう。
使いすぎには気をつけて、意志力がなくなったと思ったら、少し休む。




成功者は「正しい選択」「正しい戦略」「正しい行動」をしてきただけで、DNAは関係がない

人間は簡単に誘惑に負けてしまうものだと思って、
誘惑に打ち勝つ正しい意志力を鍛えられるようにしようと思った。


モチベーションが上がらなくて、やり抜くことができないときは、
本著を再び読んで、参考にしたい。

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