たっくん

理系大学生。読んだ本の感想とその本を読んでどのように行動していくかを書いていきます。

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最近の記事

『やり抜く人の9つの習慣』感想メモ

『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』感想を書いていきます。 本著は9つの習慣を科学的な事実に基づいて、手短に書かれている。 1つ1つを具体的に書いているものではなく、簡潔にまとめられていて、読みやすい。ページ数もあまりなのであっという間に読み終えてしまう。 習慣に関する「まとめ」のような本で、 この一冊さえ読めば、やり抜ける習慣を身につけられそうである。 目標は具体的に「これができるようになる」ではなく、 「何キロやせる」「何円稼ぐ」のように、目標を

    • 『メモの魔力-The Magic of Memos-』感想メモ

      前田裕二『メモの魔力-The Magic of Memos-』の感想メモ 私は、何か頭がこんがらがるようなことがあると、紙に書き出すようにしていた。 紙に書き出すと考えていたことが整理されてきて、悩んでいたことは解消され、複雑な問題も解決に向かうような気がした。 本著では、不安や複雑な問題を抱えていなくても、 普段の生活から仕事の会議まで、メモを取ることで、 成長できるというものである。 メモはPCでいう外付けハードディスクのような役割を果たし、検索をやりやすくする。

      • 『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』感想メモ

        中島聡『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』の感想を書いていきます。 長い時間作業をしていたり、夜遅くまで作業することが素晴らしいという考えを学生ながらにして持っていたが、 早く物事を終わらせ余裕を持ったほうがいい、というのが本書である。 上記のことは当たり前と思うかもしれないが、著者がマイクロソフトでWindows OSの開発を担当したと思うと説得力が増す。 本著を参考に人生が変わる時間術をしていきたいと思った。 スラックを持てスラックと

        • 『AIにできること、できないこと』感想メモ

          藤本 浩司、柴原一友『AIにできること、できないこと---ビジネス社会を生きていくための4つの力』の感想メモ -------------------------------------------------------- 私はAIの最先端を追って、いくらかAI研究もしています。 AIを学習させて何かをさせたり、ゼロからAIのプログラムを組んだこともあります。 今回の感想メモはそういった人が思ったことを書いています。 -------------------------

        『やり抜く人の9つの習慣』感想メモ

          『最高の体調』感想メモ

          鈴木祐『最高の体調』感想メモ 私は不眠やストレスなどに悩まさられることも多くあったが、 現代の文明によりできたものを常に使っていると不健康になるのは当然である。 狩猟をしていた過去とは違って、現代は多すぎる、少なすぎる、新しすぎるものが増えてしまった。 ヒトの体はこれらのものに対応するようにできていない。 本著では、狩猟をしていた過去と文明が発達した現代の生活の違いによる異常への対処を、 科学的に根拠を示しながら書かれていて、行動を起こしやすい。 ディジタルデバイス私

          『最高の体調』感想メモ

          論破できるから頭がいい訳ではない『頭の回転が速い人の話し方 』感想メモ

          岡田 斗司夫の『頭の回転が速い人の話し方』の感想メモ この本では、誰にでも伝わるコミュニケーションを実現するために、「ユニバーサルトーク」や「戦闘思考力」を鍛える。 それぞれ、どのように伸ばしていくか具体的に方法が示される。 「アウトプット大全」ほど多くの方法論は書いていないが、 どれもレベルが高く、「アウトプット大全」のアウトプットを実行した後にやってみると良さそう。 「公共型社交」と「家族型社交」私は家ではよくしゃべる方だが、外に出て他人と話すと口数が少なくなって

          論破できるから頭がいい訳ではない『頭の回転が速い人の話し方 』感想メモ

          『世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」』感想メモ

          『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』の感想メモ 就活でも転職でも、趣味やサークル、その他活動において、 自分がこうしたい、こうなりたいといったことを 「大事なこと✕得意なこと✕好きなこと」の3つの軸で知ることができる。 これら3つの軸を定めるにあたって、質問が用意されていて、特段悩まずに自己分析ができて、たいへん役立った。 他人軸ではなく、自分軸でブレない思考を持つことができるだろう。 この本で自分の価値観を決めて

          『世界一やさしい「やりたいことの見つけ方」』感想メモ

          本を読むだけの人が読むべき『アウトプット大全』感想

          『学びを結果に変えるアウトプット大全』の感想メモ なんとなくおろそかにしてしまうアウトプットだが、この本を読むことで本を読んで知識として取り入れるだけでなく、感想などを書いてアウトプットすることの重要性に気付かされる。 この本に紹介されているテンプレートでこの感想を書いてみる。 ビフォーブログやらツイッターやらに感想を投稿して、アウトプットを続けようと思ったことがあるが、いつも面倒になって続かなかった。 そして、アウトプットするよりも本をたくさん読むべきだと思いこんで

          本を読むだけの人が読むべき『アウトプット大全』感想

          増税は駄策だ!『図解経済学入門』感想

          高橋洋一著『たった一つの図でわかる!図解経済学入門』のざっくり感想メモ 「消費税増税」と聞くとほとんどすべての人が不快な感情を持つが、 高橋洋一は増税がいかに駄策であるか経済理論を用いて否定する。 高橋洋一は東大を卒業後大蔵省に入省し、現在は内閣官房参与も勤めている天才エリートである。 しかし、内容は小難しいものではなく、本当に図一つを用いて、現在私たちの身の回りに起こっている経済政策を説明してくれている。 本著の最後で、小難しい経済学の本は用語が多いだけで実際の社会で

          増税は駄策だ!『図解経済学入門』感想

          『幸せになる勇気』ざっくり感想メモ

          『幸せになる勇気』のざっくり感想メモ 自立と尊敬今まで教育は知識を深めたり、常識を身に着けていくようなものだと思っていたが、この本で紹介されているのは、教育の目標とするところが「自立」であるという内容であった。 小学校では、厳しい先生に3年間あたってしまって、結局卒業のときにはこの人のおかげで立派になれたと肯定するようになっていた。しかし、それは「自立」とはかけ離れた強権的な教育だと、読んでいて少しの絶望を感じた。 教育現場では、先生は「教える側」の立場にいて、生徒は「

          『幸せになる勇気』ざっくり感想メモ

          反応しない練習 ざっくり感想メモ

          反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」のざっくり感想メモ コロナ禍で大学院が始まって、とにかく授業の課題や研究の進捗など一人で思い悩んでしまうことが増えた。 この本を読んで思ったのは、どうやらこれらの思い悩みは「妄想」であったということだ。 ブッダは合理的で、反応せずに理解することで悩みが減ると考えた。 判断も反応の一つであり、実際に有りもしないことをあれこれ考えて「判断」することは悩みを引き起こしてしまう。 そもそも、人間が考える判断の

          反応しない練習 ざっくり感想メモ

          「ファスト&スロー (上) あなたの意思はどのように決まるか?」ざっくり感想メモ

          大学の心理学の授業でおすすめにあった本を読んでみた。 本書は、素早く直感的に判断を下すが単純化してしまう「システム1」と統計的な考えのもと判断を下すが怠け者な「システム2」の2つが人間の意思決定を下しているという説明から始まる。 ハロー効果や確証バイアス、プライミング効果といったさまざな心理的効果がこの2つのシステムにより引き起こされていることとを構造的に解説してくれる。 本書で解説されている心理的な効果は上巻だけでも、日常的なことや学校の成績、メディアによる報道の影響

          「ファスト&スロー (上) あなたの意思はどのように決まるか?」ざっくり感想メモ