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【超重要】そもそも「マジック」とは何なのか?


いつもnoteお楽しみ頂き有難うございます!

想像してたよりも多くの閲覧をいただき、嬉しい限りです!

今回は無料記事。


前回の有料記事でも話しましたが、

「職業:マジシャン」としての自分を作るには、何よりも先にまず

・「マジック」とは何か

・「マジシャン」とは何か

という事を自分の中ではっきりさせる事が必要。

でもここが意外と難しい(笑)


なので今回は、皆さんがその「定義」を作る上で参考になればと思って

【私TAKKiの中の「マジック」とは何か?】

これをお伝えしていこうと思います。


もちろんただただTAKKiの頭を覗きたい人にもオススメですよ♪

※この記事の内容はあくまで個人の意見です。ご了承の上お楽しみください。

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(僕結構考えがハッキリしてるので、ここからは結構ハッキリ申しますね♪)

〜「マジック」と「魔法」の違い〜

まずはそれぞれの意味を調べてみましょう。


「マジック(奇術)」

奇術 (きじゅつ)は、人間の錯覚や思い込みを利用し、実際には合理的な原理を用いてあたかも「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかける芸能。通常、観客に見せることを前提としてそのための発展を遂げてきたものをいう。(wikiより引用)

「魔法(魔術)」

魔術(まじゅつ)とは、仮定上の神秘的な作用を介して不思議のわざを為す営みを概括する用語である。(wikiより引用)

簡単にいうと、

・マジックは錯覚や物理を使って不思議な事を起こすエンタメ

を指し、

・魔法はスピリチュアルの力を使って起こす不思議な事

を指すことになりますね!


それぞれの大きな違いは

・現象を起こす上で使う「力(原理)」

・エンタメかどうか

の2点。


個人的にはここまで違いがはっきりすると、

【マジックと魔法は完全に別物】

と感じていて、

マジックにはマジックの良さがあるし

魔法には魔法の良さがある。

だからこそせっかくの「マジック」をわざわざ「魔法」に近づけたほうがより良いみたいな価値観は結構お門違いだったりすると思っています。

もちろんマジックらしく不思議にするのは大事ですけどね!

※あくまで個人の意見です←大事だからまた言いました笑

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〜タネがあるから面白い〜

先ほどマジックにはマジックの良さがある

と言いましたが、その良さの一つが

「タネ」ではないでしょうか?


【マジックにはタネがある】

これは一般的に知れ渡っている常識です。

この常識があるからこそ、人はマジックを見たときに

「どうなってるんだろう?」

とタネを想像する。

「こうなってるんじゃ?…いやでもそうなるとここがおかしい」

分かりそうで分からない。

こんな思考を巡らせるところにマジックの面白さがあるのではないでしょうか?

(意外とマジックを演じる側になると忘れがちなんですが…笑)

これこそが僕が一番大事にしている「マジック」の根幹です。

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先ほどの、魔法に近いほど良いという価値観がお門違いだと話したのはここに繋がってきます。

多くのマジシャンの共通の口癖で「魔法に近い」に似た言葉があります。

それが

「不可能性が高い」

「ビジュアル」

実はこの言葉にはこんな注意書きが必要だと思っています。

【※ただし「限度」があります。】


もちろんそれを理解して使っている方もいらっしゃいますが、

この注意書きなしで育った若手がなりやすいのが

いわゆる「マニア」だったりするのかも知れません。

(実際僕も10代の頃はそうでした笑)


では「限度」とは何なのか?

先ほども申したように、

「マジックはタネが想像出来そうで出来ない事が面白さの一つ」

ですよね。

【想像「出来そうで出来ない」】

のが面白いんです。


「不可能性が高い」

とは、よりタネがわかりづらく不思議だという事ですよね。

とても素敵な事です♪

ですが、ここに「限度」が無かったら…

「あり得なさすぎてタネを考える気も起きない」になってしまったら

観ている人が楽しめなくなってしまいます。


「ビジュアル」

つまりは何も隠すものがなく、目の前で変化するもの。

こちらも「限度」が必要になってきますよね♪

ただこちらに関しては、ターゲットがメディアの場合その限度の幅がかなり広くなる気がしています。

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〜本気で騙す〜

この記事を読んでいただいている方々の中でも、

実際にマジックをやる方って多いと思います。

そんなあなたに質問です。

【あなたは本気で騙していますか?】


「え?」ってなる方も多いでしょう。

ではもっと具体的に。

よく見るリングが繋がったり外れたりするマジック、

【本当にタネバレていませんか?】

これだとどうでしょう?


「バレてない」と「見えてない」は別です。

・「バレてない」は観客はタネが分かっていない状態

・「見えてない」は観客がタネの推測ができているけど演者がそれを見せてない状態

後者はバレてなくはない!笑

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「いやいや後者だって見えてないんだからバレては無いだろおこぷん!」

って方がいらっしゃるかも知れないので…

もう少し付け足すと、

後者は少なくともタネの想像はついてるので、

観客は「分かりそうで分からない」の面白みを味わえない。

こんなもったいない事はないと思います。


観ている方々が楽しめるように努力しましょう!

ほとんどのマジシャンが演じているマジックだからこそですよ!


実際僕自身もいろんな本数でリングを演じますが、

・両手パッカーンって開いたり

・演じる前に全部手渡しして調べてもらったり

はちゃめちゃやらさせて頂いてます(笑)

プロのマジシャンに「あれどーなってんの?」って聞かれたときは

「いや色々とモラル!」

って思いましたが笑


あ、久々の登場↓

※あくまで個人の見解です


〜案外忘れがちなコト〜


ミュージシャンがこの世に存在する全楽器をやるわけではないし

ダンサーが全種類のダンスを踊るわけではない

なぜならそこにもっと細かい分類があるからです

逆にいうとその分類に注目してもらえるほど文化として育っているとも言えます。


しかしながら【マジック】はそこまでの文化としての発達をしていません。

言うなれば

【マジシャン=オールジャンルのマジックを演じる人】

という認識をされていると言えるでしょう。

だからこそマジシャンはたくさんのマジックと向き合い勉強し、

覚えるだけでなく実際に演じるまでにかなりの練習を必要とすることも多い。

みんな必死に次から次へと新しい手品を覚えていきます。

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それだけ「マジック」に向き合う

そんな特殊な人だからこそ忘れがちな「あること」があるのです。

それが

【「マジック」を起こすには「マジシャンの力」が必要】

ということ。


「はっ!」ってなった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?

手品はタネ仕掛けテクニックだけではまだまだ趣味の域です。

【演者の信憑性】によってもっと手品に深みと面白みが出るのです。


やっぱりマジックだけじゃなくて「自分」も作らなきゃですね!


実はそれ以外に大事なのが

「おまじない」

ここが一番マジシャンの「力」を見せるから当たり前ですね!

多くのマジシャンが何でもかんでも指パッチンで済ませている中

そこにこだわるだけで

急激にマジックの世界に観客を引き込むことが出来るようになると思いませんか?


そんなおまじないに関しての記事はまた近々であげようと思います♫


最後まで読んで頂きありがとうございました!

またお会いしましょう♪


TAKKi


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