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「好き」を仕事にしてみて気づいたこと。

こんにちは、TAKKiです。

今回は、「『好き』を仕事にしてみて気づいたこと」
というテーマでお話ししていきます。

ぼくが初めてマジックで仕事をいただいたのは16歳の頃。

当時毎月のようにコンテストに出ている僕をみて、
同級生がバイト先のこどもランド的なお店を
紹介してくれたことがきっかけです。

そこから月日が流れ、なんだかんだで10年経ちました。

その間ずっとマジックを仕事にしています。

「好きなことを仕事にできるって羨ましい!」
なんて友達からよく言われますが、
そんな簡単な話じゃないんです・・・(ニヤリ)


・「『好き』を仕事にするってどんな感じなんだろう?」
・「自分も趣味で仕事がしたい!」

と思っているそこのあなた!
是非この記事を読んでみてください!


✅この記事を書いた人

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・「マジシャンになる」はゴールじゃなかった


小さい頃からよく聞かれる質問。

「将来の夢はなんですか?」

みなさんはなんて答えてましたか?

ぼくは「サッカー選手」って答えてました。
全然サッカー興味ないのに。笑

本当はマジシャンでしたよ!

でもマジシャンなんて言っちゃうと、大人に心配かけそうで……
変なところで気を使うこどもでした。笑

将来の夢を聞かれると、みんなだいたい

・サッカー選手
・Youtuber
・学校の先生

なんて「職業」を答えることが多いです。

でもこれって日本人の特徴らしいですよ!
海外では、

「〇〇になって、〇〇をしたい!」

【達成したい行動】を答えるそうです。


マジシャンになってみて、最初に突き当たった壁がまさにこれでした。

「マジシャンにはなれたけど、全然達成感がない!」


ぼくはそれまで、
「人が真似できないほどに突き詰めた先に『マジシャン』になる道がある!」
そう思っていました。


しかし16歳で初めて仕事をもらって、
司会の方からは「マジシャンのタッキーさんでーす!」
と紹介されたんです。

その時点で、観客からしたらぼくはマジシャン。

なっちゃいました・・・!笑


その頃毎月のようにコンテストに出ていたぼくは、
プロの凄さを痛いほどに実感していました。

「自分はまだ駆け出しのペーペーで、
 まだまだ学ばなければならないことがたくさんある!」

これが【「好き」を仕事にできたばっかりの時の感情】なんです!笑

達成感なんてこれっぽっちもありません!
「マジシャン」という紹介がプレッシャーでしかありませんでした。

マジシャンとして初めて人前に立ったとき、
その先に続く道は途方もないくらい長いものだったんです。


・突然現れる「責任」


初めてマジシャンとして人前に立ったとき、
活躍しているプロとの実力差を改めて思い知りました。

・自分が面白いと思っているマジックが1ミリもウケない
・1枚だけトランプ 引いて欲しいのに、子どもの手が何本も伸びてくる
・うまく喋れない

自分の力なのさを目の当たりにした直後に、
初めてのギャラをいただきました。

そこで初めて「仕事」でやっているということに気づき、
一気にいろんな「責任」に気づき始めたのです。

自分に足りないものが改めて浮き彫りになりました。

・趣味のときよりも圧倒的な努力
・趣味とは違う、「仕事」としての知識やスキル
・お金をもらう価値のあるパフォーマンス力
・「マジシャン」としてマジックを届けることへの責任

これ以外にも、あげたらキリがないほどあります。


そこから自分なりの改善を続けていましたが、
その時のぼくはあくまでも「学生」。

今思えば、学生だったからあの程度の改善で許されていたことを
この時は知る由もなかったのです・・・


・「好き」が「辛い」になった


時を経て、ぼくは18歳で専門学校に通うために上京しました。

「あわよくばマジックの仕事ができたらな〜」
「それで食えなかったらバイトでもすればいいか!」

そんな調子で東京に出たのですが、
マジックの仕事にありついたのは上京してからわずか1ヶ月でした。

そこで初めて、コンベンション(マジシャン向けのイベント)ではなく
レストランなどのいわゆる「現場」でのマジシャンの仕事を
目の当たりにしたのです!


絶望でした。
それまで改善を繰り返してきた高校時代がまるで無駄だったかのように、
・個性
・確実に盛り上げるスキル
・マジック自体の安定性
全てにおいて異次元だったのです!


ですが「若いから」というお情けでお仕事をいただいていたぼくは、
その業務をこなしながら日々レベルアップを目指して
試行錯誤していました。

早く周りのマジシャンい追いつけるようにと必死でした。

趣味なら、自分の好きなペースで好きなマジックを学べます。
ですが、いざ仕事となると
異次元のマジシャンと同様にお金をもらう立場。
いち早く成果を出さなければなりません。

その頃に演じていたマジックは、
ぼくの好きなマジックとはまるでかけ離れたものでした。


それに加えて、「個人事業主」でもあるので
・確定申告
・日々の経費の計算
・請求書、領収書の発行
のような、子どもの頃には思い描いていなかった
嫌いな作業が必要になっていました。


この時点で、ぼくはマジックを仕事にしたはずなのに
一切の楽しいことができない状態になってしまったのです。

そしてぼくはこう思うようになりました。

「マジックって・・・辛い・・・。」


「『好きなこと』を仕事にすると嫌いになるよ!」
なんてよく言われることですが、
「んなわけ!!笑」と思っていました。

ですがいざ自分が「好き」を仕事にしてみると、
まさにこういうことなんだと痛く実感した10代でした。


・そしてまた「好き」になる!


ではマジシャンになって10年経ったいま、
マジックに対してどう思っているのか?

結論から言うと

【仕事もマジック自体も大好きです!!!!】

突然の代わりようにビックリする方もいるかもしれませんが、
まぁまぁ落ち着いて。笑

流れを追って説明します。


しばらくの間マジックが辛いではありましたが、
「同じ『仕事』だし、就職してる人もそんなもんなのかな」
と気に留めていなかった面がありました。

しかし多くの先輩方から学び、恩師にも出会い、
「仕事」としての知識やスキルを
一定以上体現できるようになった頃。

お客様から「プロ」だと認識してもらえるようになった頃。

その「辛さ」が消えたのです!

一体何が起きたのか?

スキルを身につけたことで、マジックの様々な面を
趣味ではなく「仕事の目線」で見れるようになりました!

「趣味脳」と「仕事脳」が完全に分離した。
と思っていただけたら大丈夫です。


これによって、趣味が混同していない
「仕事としての目的」が見えてくるようになりました。

目的が見えてくると、
向かうべき方向がわかるので
仕事がめちゃくちゃ楽しくなってきたのです!


今では、昔趣味だったタイプのマジックへの興味が薄れ、
仕事のマジックが最大の趣味。

つまり
趣味を極めることが仕事につながる】
という状態になっています!


・「趣味」と「仕事」の混同が辛さを生む


これまでのマジック人生を通してわかることは、
「趣味」と「仕事」の混同が辛さを生む
ということです。

混同しているときは、
趣味が仕事の足を引っ張り、仕事が趣味を遮る。
という状態が起こりやすいです。

そしてこの状態がマジシャンとしての「停滞」を生みます。

人は停滞すると、

・「何のためにやってるんだろう?」
・「成長を感じられない」
・「進むべき方向がわからない」

というように趣味にも仕事にも意義を感じられなくなってしまいます。


しかし、
その「停滞」こそが次のステップに上がるタイミングなのです!

もしあなたが停滞の時期で苦しんでいるなら、
辛いかもしれませんが、
そんな時こそ「仕事」と「趣味」に向き合って考えてみてください!

そこで新たな目的地を見つけることができたなら、
あなたは「好き」に今まで以上の楽しみを見つけることが
できるようになるでしょう。


「好き」があなたの天職になることを祈っています!



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・Twitter:@magictakuki
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本日のオススメ記事


停滞期は「考えること」が特に大事だと思っています。

ですが目的地を見つけたあとの行動も
同じくらい大事です!

「好き」を取り戻すかどうかは
自分の行動にかかっています!

ぼくが「目的地」を見つけたあとのとった行動を
まとめた記事も併せて参考にしていただけたら嬉しいです!


経験を効率的に知識に変えるには?

あなたの経験を知識に変えてくれるもの、それは「知識」です!
一見ムダに見える知識でも、経験を拍子に
「あれってこう言うことか!」とつながる瞬間があります。

「知ってる」ってとても重要なことです。

知識が経験の解像度を上げてくれます

僕自身も、コロナ渦に勉強をしたおかげで自分のパフォーマンスや
理論の解像度が格段に上がりました!

ぜひ、手品以外の知識も身に付けておきましょう!

そしてこの本は、人間の認識や理解が
「どれだけ間違った方向に飛びつきやすいのか」ということが
詳しく解説してあります!
せっかく得た経験を、間違った知識と結びつけてしまったら
めちゃくちゃもったいないです。
この本を読んで
せっかくの経験を、今後も使える正しい知識に変えていきましょう!

今回も参考になれば幸いです!
それでは!
TAKKi



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