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チームのパフォーマンスを引き上げるもっとも単純な方法は「得意を組み合わせる」こと!

言いたいことはタイトルに書いたことが全てですが、これだとTwitterでよいので、ちょっとだけ深堀します。

■ よく目にする失敗例

私のプロジェクト管理経験から、よく見てきた失敗例をご紹介します。

・文章を書くのが苦手な人に文章を書かせる
・ソースを書くのが苦手な人にソースを書かせる
・会話が苦手な人に顧客との会話をさせる

そして上司はこう言うのです。

「なんで出来ないんだ!」

■ 「出来ない」とわかっていてやらせる上司がいる

このケースでは2つのパターンがあります。

・計画的(育成目的など)
・それ以外

前者は良いのですが、問題は後者です。たまに「いじめじゃないか?」って思うような怒り方(きっと本人は指導と思っている)をする人がいます。

指導であれば、出来ないと分かっていてやらせているので、「なんで出来ないんだ!」とは言いません。

指導であれば、出来ないことは計画通りであるため、部下が失敗したときには「こうすれば良いんだよ!」のようなアドバイスになります。

ですので「なんで出来ないんだ!」と言う上司にはチーム力を引き出すことはできません。

なぜなら、このセリフを言う上司はおそらく、部下の得意不得意を把握できていません。チーム力を引き出すためには「部下の得意不得意を把握する」のが大前提です。

■ 得意なことを組み合わせよう!

パフォーマンスを高める方法はこれに徹することです。この際の失敗ポイントがあります。

立場、役割、肩書、こういうものに捉われないこと。

例えば「あの人はリーダーだからコピーを任せちゃいけない」とかです。
そういうのは関係ないです。

固定観念に捉われず、その時、その状況で、一番パフォーマンスが発揮できるように人を組み合わせる

これに徹しましょう。その結果、場合によってはリーダーがコピー係になることはあります。それがチームとしてもっともパフォーマンスが発揮できる組み合わせなら、それで良いと思います。

これが出来ない人が、固定観念を組み合わせて失敗するのです。

■ 常識、偏見、固定観念は判断を狂わせる

「常識とは18歳までに身に着けた偏見のコレクション」

と言ったのはアインシュタインです。

思考をフラットにして組織のパズルを組み立て直すことで、必ず今よりパフォーマンスを上げる方法が見つかります。私はこれでチームの生産性を10%改善しました!

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