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食とウェルネス。2022年の秋、New Yorkへ行く理由。

僕はいま、New Yorkに行くために羽田空港にいる。

2022年の秋、このタイミングでなぜNew Yorkに行くのか。ごくごく私的なことをnoteにしたためておこうと思う。

隣には、あいつがいる予定だった。

そもそも、この旅は、会社のメンバーと2人で行く予定だった。でも、とある事情によって彼は旅にでることができなくなった。そして僕は一人旅になったNew York行きを、1週間くらいのあいだ、すこしだけ憂鬱に思い、時にめんどうなことだとすら思った。

旅は飛行機にのるずいぶん前からはじまっていると思う。なにをするか、どこへ行くかをぼんやりとイメージしながら、旅の輪郭をスケッチしていく。適度に空白をのこしながら、Google Mapで気になる場所にピンを立てて、その日に歩くエリアを決める。

そういうプロセスを彼と共有する予定だった僕は、飛行機にのるまえの、旅のはじまりをずいぶんと楽しみにしていたのだ。

それが、きゅうきょ一人旅だ。文句を言ってもしかたがない。あいつはいっさい、わるくない。

「観光」よりも「暮らす」をしたい。

気を取り直した僕は、大味なコンセプトをつくりはじめた。

まず考えたことは、「観光」はしないこと。いちおう3回目のNew Yorkだし、そもそも観光地はさっと見れれば十分!といった性分だから、より「暮らす」に近い旅にしたいと思った。朝おきてから、寝るまで、気になる場所に行き、New Yorkのトレンドを体感する。

いや、やっぱり「暮らす」は言いすぎだけど、とにかく観光ではなくて、ローカルな空気をすこしでも感じたいと思った。

この考えにいたるまでに、だいたいこんなことを考えた。これらは、なぜNew Yorkにいくのか?の理由にもつながっている。

  • ビジネスをグローバルで考えることは、もっと自然になる(したい)。

  • ぼく自身も海外をフィールドに活躍したい。

  • 久しく日本をでていないから、あらためて脳のスイッチをおさなくては。

  • でも、「海外」は漠然としている。

  • まずはNew Yorkをもっと身近にしたい。

  • 東洋的な考え方や感覚といい意味で対極にある街に身をおいて何かを感じたい。

これらの考えを前提として、「気になる場所」の視察という意味では、より個人的なテーマにそった場所に行くことにした。

New Yorkの食とウェルネス。その最先端を見てくる。

僕が代表をつとめるVannはクライアントワークを主軸とする会社で、Aunaはウェルネス・ブランド。これらが僕のライフワークだ。VannとAunaの未来によい影響や刺激をもたらす旅にしたい。

だいたい、こんなことを考えた。

Vann:海外企業のローカライズ実績を足がかりに、国内にとどまらないビジネス展開をしたい。海外クライアントを日本へ、日本のクライアントを海外へ展開する力になりたい。ちなみにVannはミッション•ビジョンとして、「Cultivate Borders / 境界線を深耕する」を近日、掲げる予定だ。

Auna:Aunaか、たちあげ中の姉妹ブランド。これらを海外展開したい。まだ方法論はみえないけど、ニッチな領域であるからこそ、グローバルニッチを目指したい。

こういった考えから、自然と「食・ウェルネス」がテーマになった(Vannに関しては、New Yorkで仕事をするイメージがもてればOKとした)。

Special Thanks

さて、冒頭で「New Yorkに行くために羽田空港にいる」と書いたけど、実はいま、デトロイトで乗り継ぎ便を待っている。

結論から書くと、New Yorkは最高だった。素晴らしい体験をたくさんしたし、素敵な人との巡り合わせがあり、かんじんの「食とウェルネス」もじゅうぶんに堪能してきた。

レポートは別でまとめるとして、最後はSpecial Thanks(敬称略)でしめくくりたい。この人たちのアクション・シェアのおかげで、ぼくの旅はざっと3倍はよいものとなった。

monopo:佐々木芳幸(小迫さんを快くご紹介いただいた)
monopo NY:小迫敏珂(いれちがいで会えなかったものの、オンラインmtgでNY情報をたくさんシェア&NYにいる友人をすぐつないでくれた)
NEUT Magazine:平山潤(平野さんを快くご紹介いただいた)
HEAPS Magazine:平野 仁子(ビジターでは知りえないNYの一面を見せてくれた)
fog:大山貴子(NY在住の友人を紹介してくれた)

本当はあと10人くらい書きたいのだけど、旅に出る前にすこし心ぼそく思っていた自分に手を差し伸べてくれた人を中心にSpecial Thanksを送ります。

心から、ありがとう。

夢の再確認

最後の最後に。「旅にでる」ことで、「心がひらく」ことがある。ぼくにとって、今回のNY旅はそういったたぐいのものだった。心がひらいた状態で、本当に大事なものを確かめ、夢の再確認をした。

はじめてNew Yorkを訪れた20代前半から、もう10年もの時がたってしまった。JAY-Zの「Empire State Of Mind」が頭のなかで鳴り響く(ニューーーヨォォォォーーーク)憧れのNew Yorkはもうないのだけれど、残りの人生をかけて何をすべきか、「やるだけやってみろ」とリアルなNew Yorkに言われた気はする。

日本に帰り、日常にもどり、しばしのあいだNY旅をかみしめつつ、じっくり人生をかけて、やるべきことをやっていきたいと思う。

P.S:「食とウェルネス」の所感。これをレポートにしてnoteで発信する予定です。


ありがとうございます!好きな本を買うか、旅に出ます。