見出し画像

孤独と空想と表現

皆さん、この前のマツコ会議は観ましたか?
土曜日放送だったのですが、私は今日やっと観ました。ゲストは星野源さんでした。3回観ました。
星野源さんはわたしがnoteをはじめるきっかけをくれました。星野源さんのエッセイを読んで、こんな面白い文章を書きたい。好きなものや自分にとって大事なことを表現してみたい。と思ったのです。

なんとなく、マツコさんと星野源さんって交流ありそうなイメージでしたが、これが初対面だったそうです。
おふたりの会話が心地よくて、ノーカットで流してほしいなあとか、毎週やってほしいなあとか、勝手に思ってしまいました。


心に残った場面を書きますので、観ていない方はよかったら読んでみてください。
というか、わたしの感想も載せちゃうので純粋に知りたい方はTVerとかで観ていただくのがいちばんです。


表現者の孤独について
マツコさん「(星野さんに)フィットする感じで寄り添える人はこの世にいない。孤独な人はいないのよ。(星野さんは)孤独に耐えられる人だから神様はこうさせたのよ。それができない人は途中でドロップアウトしてる。」


わたしは、一般人で、たくさんのファンと向き合ったり、注目されたりする有名人の気持ちはわかりません。
だけど、この孤独感については、おこがましいかもしれませんがすこしだけ共感しました。

わたしは心のどこかで、完全にわかりあえる人はいないのだから、ネガティブな話をしてもしかたがないし、したところで自分の気持ちは変わらないと諦めているところがあります。

寂しい寂しいと思いながら、そんな時に誰かに会ったり電話したりすることはなく、ただその寂しさと向き合って時が過ぎるのを待つことがあります。

今は、脱衣所の床に座ってnoteを書いています。これが落ち着くからです。

だから、マツコさんが言った、
「苦労してますなんて思わせたらダサいじゃん。悩んでますなんて思われたら格好悪いだろ。見栄を張って生きてんの。それはわかって。楽に生きてるって思わないで。」
っていう言葉に元気をもらいました。スタジオでも、観てるわたしも、そう話すマツコさんのこと笑ってたけどね。

わたしは人に悩み事を話したり、弱ってるところをみせるのは苦手で、ヘラヘラしがちで、メンタル強いよねとまで言われてしまうのがちょっと悲しくて、それをやめたいなと思ってはいるけど、思ってるだけでたぶん変わらないと思います。
わたしの場合顔の知らない人にこうやってみられるのはできちゃうんですけどね。きっとこれはわたしが一般人だからですね。

だけど、そんな人たくさんいるんだな、しかもそれがマツコさんってめっちゃ心強い。って思いました。


それから、星野源さんが語った表現についてのお話。

星野さん「自分が何かをつくることによって、自分がずれていると思ってたことがガッと真ん中に来てくれる、いつも自分と他人の間にスゴい深い川が流れていると思っていたけど、自分が表現することでそこに橋ができるっていう経験をたくさんした。」「一部の人が喜んでくれればいいというより、自分が好きなものや、自分はこれが大事なんだと思うことをなるべくいろんな人に伝えることによって、世の中自体動いたらいいなっていう、、」

星野さんは、エッセイでもこの番組でも話していましたが、幼い頃から周りとちがう感覚を持っていてそのことに悩んだ時期もあったそう。

わたしも幼稚園や小学生の頃、同級生の輪に入るのが苦手でした。
休み時間に女の子たちは教室オルガンに集まってみんなで連弾をしていたけど、わたしは本を読んでいました。
先生が健康のためにみんな外で遊べー!って言った時には、みんなが校庭に出た後先生に見つからないように、教室の柱の影やベランダに隠れていました。
それはがんばって輪に入ろうとしたけど、みんなが楽しいというものがわたしにとっては楽しくなくて、結局ついていけずあぶれてしまったからそうしていたんです。

ていうかひとり遊びがだいすきでした。
今思うと、なんて根暗な子どもなんだと思うけど、学校から帰ってわたしがする遊びは、マンションのベランダに出てベランダから見下ろせる道路に何台の車が通り過ぎていくかを数え続けるとか、それに飽きたらその狭いベランダに寝っ転がって雲が流れるのをひたすら眺めてみたりとか、、それが楽しかったんです。これは今でもそうなんだけど、ひとりでいるのは寂しいことばかりじゃなくて、その時頭の中ではものすごい空想が広がっていたりしてました。

まあ、だからってわたしが星野源さんに近いんだなんて言えやしませんが!幼少期だけみたら似てるかもなぁなんて思っちゃったりなんかして。

そうやってわたしも、小さい頃はわたしと他人はわかり合えないものだと思っていたのだけど、大人になっていろんな人や本や、SNSを通じて見つけたコンテンツなんかとの出会いを通して、大事な想いや好きなことを自分から発信すること、好きに表現すること、それをより多くの人に伝えること、それによって相手になにか少しでもいい影響を与えることに興味を持つようになりました。

そんなようなことnoteに書いたこともあります。

そして星野源さんはこうも言っていました。

「変なことをだれにも見られない場所でやるって普通。普通じゃないことを誰にでも見られる場所で普通のようにやるのがいちばんやばいことで、それが一番面白い。」

カッコいいなあ。
わたしはマツコさんや星野源さんのような表現者の方となんてそもそも比べる対象でもないし、もちろん到底及ばないけど、なんかこの言葉に痺れちゃいました。


わたしが日記なんて言いつつ、こうやってインターネットに公開してるのは、結局自己表現したいからなんです。
思ったことなんて、とっておきたいなら自分にだけ見えるように残しておけばいいのに、誰かと共有したいと思ったり、ほんのわずかの方にでも読んでもらえたらうれしいし、願わくばその方に何かいい影響を届けたいなんて思っています。
わたしのやっていることは、孤独なようで孤独じゃないし、やっぱり孤独な気もします。

スキの数もフォロワーの数も積極的に増やそうとしてなかったのは自分らしく書けなくなりそうだからなんですが、やっぱり少しでも増えるとうれしいものです。
自分の言葉を通して誰かに寄り添える人になりたいです。

ああ、それよりも星野源さんのおうちの洗濯機になりたい。
あと、ふと思ったんですが洗濯機がまわるところをじっと見て癒される人はみんな孤独に耐えられるタイプな気がします。

※わたしが書いたものと実際のおふたりが口にした言葉は多少違うかもしれません。ちなみに来週も放送するそうなのでみんなで観ましょう♡

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?